数々の発電システムが世にリリースされる中で、持ち運びに便利なトランク形式の装置が完成しました。使用できる発電量を考えると、実用的な部類に入るものだと思います。
家庭雑貨や電化製品の製造販売を手掛けるクマザキエイム(横浜市港北区)は、ソーラー関連製品ブランド「ソルパ」の新商品、家庭用ソーラー発電システム「SL-12H」の販売を開始した。
持ち運びやすいトランク型のケースに、大容量ソーラーパネルとリチウムイオン電池を内蔵した。太陽光での約12時間の充電で、消費電力10ワットのLED照明なら約24時間、100ワットのノートパソコンは2時間ほど使用できる。
本体側面には家庭用コンセントと同じ100ボルトの交流電源を2つ搭載し、2種類の家電を同時に使えるため、地震や台風といった緊急時に重宝しそうだ。
また、家庭用コンセントからも充電できる入力端子と充電用コードを装備しており、夜間電力を活用するなど、節電対策にも使える。外形寸法は幅442×奥行き125×高さ336ミリで、重量は9.2キログラム。
価格はオープンだが、実勢は6万9800円。同社通信販売を中心に取り扱い、初年度に1000台の売り上げを目指す。