2012年1月31日火曜日

パナソニック、ポータブルSDナビ「CN-SG510」、「旅ナビ」新モデル

先日京都に旅行にいったのですが、町並みが細かすぎて迷ってしまいました。そんなときにこのようなナビがあれば、本当に便利だと思います。

パナソニックは、ポータブルSDトラベルナビゲーション「旅ナビ」の新製品として、「CN-SG510L」「CN-SG510D」の2機種を2月10日に発売する。「CN-SG510L」は家電量販店などで、「CN-SG510D」はカー用品店で取り扱うが、仕様は同じ。価格はオープンで、実勢価格は6万円前後の見込み。
位置情報を測位するGPSと、向いている方向がわかる電子コンパス(歩行モード時)を搭載し、地図情報で位置と方角を示す街歩きサポート用ナビ。有効約200万画素のカメラを搭載する。
付属する16GBのmicroSDHCカードに、歩行用詳細地図とガイドブックデータを収録し、階段、歩道橋、公園、駅構内を含む歩行に適したルートを設定できる。歩行用地図は、全国1002都市・10m縮尺の市街地図。
現在地と目的地を直線方向で表示するだけでなく、道なり距離を表示。目的地までは、音声で案内する。歩行ルートは、「にぎやかな通り優先」「屋根の多い通り優先」「歩き易さ優先」「カロリー消費優先」「おまかせ」の5タイプから選べる。
「おまかせ」を選んだ場合、目的地までの歩行案内中に、あらかじめ設定したジャンルのスポットを案内する「寄り道コンシェルジュ」機能を搭載。歩行案内中に「ジャンルで探す」から周辺施設を検索することもできる。
ルート案内には、目的地に向かうルートの進行方向を実写の街並み上に矢印で表示する「街並みスコープ」を搭載。電子コンパス、GPS、カメラ、地図が連携して、カメラを向けた方向にある施設や地形、ランドマークなどの名称を表示する。表示距離の調節ができ、最大約100km先の地名表示が可能。
施設に向けてカメラのシャッターを切ることで、ガイドブック情報を表示する「何これカメラ」機能を搭載。撮影した写真に位置情報を記録して、撮影場所を地図上にカメラマークで表示できる。
付属のmicroSDHCカードには、昭文社『MAPPLEガイド』約100冊分のデータ、全国47都道府県の約7万3000件のスポット情報を収録。見つけたスポットに付箋を貼り付けて、後から簡単に呼び出し、スポットを巡るオリジナルの旅行プランをつくることもできる。一つのルートには、行きたい場所を最大5か所まで設定でき、順番は自由に選べる。
さらに、直販サイト「パナセンス」でガイドブックの追加データを購入することで、データベースのアップデート・追加ができる。
付属の車載用吸盤スタンドを使って、カーナビゲーションとしても利用可能。ワンセグ放送の視聴やMP3/WMA形式の音楽再生、ブルーレイディスク(BD)レコーダーやテレビで録画した番組の持ち出しに対応する。
内蔵バッテリの充電時間は約3時間で、ナビゲーションの場合は約2時間40分、省電力モードを利用した場合のナビゲーションなら約6時間の使用が可能。サイズは幅152.0×高さ92.0×厚さ18.5mmで、重さは249g。

2012年1月30日月曜日

ドリテック、フランスTerraillon社のクッキングスケール

海外メーカーのデザインってやっぱりいいですね。一見何に使用するのかわからない個性的な形と、無機質な感じとアルミフレームがたまりません。

ドリテックは、フランスの計量器メーカーTerraillon(テライヨン)のデジタルクッキングスケール「BA22 Mythique(ミスィーク) TKS716」と「HALO(ハロ) TKS715」の2機種を1月下旬より販売する。価格は各5,250円。
BA22 Mythiqueは、ボウル型の計量皿を搭載した縦型のデジタルクッキングスケール。Terraillonでは、1970年代からアナログ式のはかり「BA22」を発売しており、今回のMythiqueではBA22の形状を引き継ぎながら、デジタル表示を採用した点が特徴。表示パネルには、見やすい大画面のバックライト付き液晶を搭載した。
計量皿は取り外し可能で、逆さにするとボウルとしても使える。小麦粉など粉状のものをはかる時にも便利という。単位表示は、g(グラム)とml(ミリリットル)で切替可能。
本体サイズは168×109×175mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約540g。最大5kgまで計量できる。電源は付属の単四形乾電池3個。
HALOは、大きく丸い計量皿で、器ごと材料を計れるデジタルクッキングスケール。単位表示は、gとmlで切替可能。計量皿はガラス製で、手入れしやすいという。
本体サイズは205×205×36mm(同)、本体重量は約608g。最大3kgまで計量できる。電源はリチウム電池CR2032が1個付属する。カラーはブラック、ホワイト、レッド。

2012年1月29日日曜日

"ラジ館"がオンラインショッピングモールに - ラジオ会館オンラインを公開

何ヶ月か前にラジ館に行ったのですが、そのときに人工衛星のようなものがビルに刺さっていたので驚きました。店員さんに話を聞いてみると、どうやらゲームのイベントだったみたいです。

株式会社 ラジオ会館は、インターネットショッピングモール「ラジオ会館オンライン」を1月18日より公開すると発表した。公開当初はラジオ会館のテナントを中心に、10店舗が出店し、約1000点の商品が提供される予定。
ラジオ会館は、秋葉原駅の電気街口近くにある電気製品や無線機、ホビー商品などを扱う店舗が入居するテナントビルで、「ラジ館」の愛称でも親しまれてきた。現在は、改築工事を行っており、2014年に新しいラジオ会館としてオープンする予定となっている。なお、工事の進捗状況などは、同社の「ラジ館ニュース」でも公開されている。
今回、公開されたラジオ会館オンラインは、家電やPC、無線パーツ、フィギアなど、秋葉原文化に特化した総合オンラインショッピングモール。Webサイトの公開にあたっては、改築中のラジオ会館に入居していたトモカ電気やボークス、アゾンインターナショナルといったテナントを中心に10店舗が出店。同社では「初年度は100店舗の出店を目指し、長年の"ラジ館"ファンはもとより、新規顧客獲得にむけて取り組む」としている。

2012年1月28日土曜日

オムロン、Androidアプリと連携してダイエットできる活動量計

お腹が出始めてきているので、ちょっとダイエットしないといけないかななんて考えています。運動も食事制限も大変そうですが、ウォーキング程度からやってみようと思ってます。

オムロンヘルスケアは、Androidスマートフォン用アプリと連携して、1カ月のダイエット目標達成をサポートする活動量計「カロリスキャン HJA-311」を、2月1日より発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は3,980円前後。
歩数のほか、日常動作も含めた総消費カロリー、脂肪燃焼量、活動時間、時刻を測定・表示する活動量計。HJA-311では、非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」に対応し、Android スマートフォン用の無料アプリ「ゆるぴかダイエット ver2.0」と連携して、1カ月のダイエット目標達成をサポートできる点が特徴。
具体的なサポート内容はアプリと繋いで、あらかじめ30日後の目標体重を設定し、目標を達成するための1日あたりの総消費カロリーを算出。目標達成の際には、活動量計の画面に「バンザイマーク」を表示して知らせる。さらに目標以上のカロリーを消費した場合には、「プリンマーク」を100kcalごとに1個表示。また、目標達成のためにあとどれだけ運動時間が必要か、目安も表示する。
いっぽうアプリ上では、冷蔵庫イラストの中に「ごほうびプリンマーク」を貯めて表示し、ダイエットを達成するためのやる気を起こさせる。
また、同社が無料で提供している健康管理ウェブサイト「ウェルネスリンク」に対応。歩数やカロリーなどのデータをウェブ上で管理できる。HJA-311で測定したデータはAndroid スマートフォンに同期すると、ウェルネスリンクに自動転送できる。別売品の「USB通信トレイ」を使えば、パソコンからデータ転送も可能となる。
本体サイズは30×13×59.9mm(幅×奥行き×高さ)で、電池を含んだ重量は約21g。電源は付属のボタン電池CR2032が1個。本体には、落下防止用のクリップ付きストラップが付属する。カラーはフランボワーズ、ブルーベリー、チョコレートの3色。
なお同社では、HJA-311を使って、チーム対抗で目標の消費カロリー達成をめざすキャンペーン「めざせオムロン式美人 みんなでカロリースキャン! 」の参加者を募集している。
チームは「働き女子/ママ/ダイエッター/アクティブ休日女子/くいしんぼう」の5つ。参加したいチームを選んでエントリーした方の中から、抽選で選ばれた35名が参加できる。応募は1月24日まで。詳細はキャンペーンの特設サイトに記載されている。

2012年1月27日金曜日

NetLED、“世界初”Wi-Fiで調光するクラウド型LED照明システム

こないだ玄関のセンサーで自動点灯する防犯照明が誰もいないのに何度も反応していたので、おかしいなと思いながらドアをそっと開けてみると子猫がいたのでびっくりしました。

NetLED株式会社は、Wi-Fiなど無線LANを利用して、LED照明の調光管理などができるクラウド型のLED照明システム「NetLED(ネットエルイーディー)システム」を、2月20日からビジネスユース向けに販売する。導入価格の目安は10万円程度から。
Wi-Fi機能を内蔵した、40W形の直管型白色LED照明「NetLED照明管」を、インターネット上で監視・管理する“世界初”のLED管理システム。ユーザーは、同社が提供するクラウドサーバーに接続することで、NetLEDの照明が1本単位で管理できる。稼働状況、消費電力の確認といったことから、1~21W間での調光制御、電源のON/OFF、タイマー予約なども管理できる。
同社の試算によれば、NetLEDを200本設置した場合、NetLEDシステムの調光効果により、調光なしのLED照明200本と比べて、消費電力量を半減し、1年間で約20万円のコスト削減に繋げられるという。さらに、CO2排出量も半減するため、エコロジーにも貢献できるという。
NetLEDシステムを利用するには、NetLED照明管をはじめ、照明管とWi-Fiで通信する「ゲートウェイシステム」、パソコンやスマートフォンなどの操作端末が必要となる。また、Wi-Fi機能を省いた“子機”の照明管「NetLEDスレーブ管」も用意される。NetLED照明管1本で、最大3本のNetLEDスレーブ管が同時に制御できるという。
導入の際には、施設側に調光制御盤やスイッチパネル工事、配線工事などは不要。同社が提供するクラウドサーバーやゲートウェイシステム、スマートフォンやパソコン用のソフトウェアも、無料で利用できる。iPhone用のアプリは既に用意されており、iPad版、Android版は今夏にリリースされる予定。
ハードウェアの参考価格は、NetLED照明管が1本19,800円、NetLEDシステムスレーブ管が1本14,000円。ゲートウェイシステムは60,000円で、1セット当たり100本までのNetLED照明管が制御できる。
同社では、本システムのターゲットをオフィスや倉庫、工場や商業施設に設定。「外光が入る部分、そうでない部分の明るさを、時間や季節ごとに調光する」、「ひとがいる場所と、そうでない場所を調光する」といった利用シーンを想定している。
NetLED照明管の本体サイズは30×1,198mm(直径×高さ)で、重量は420g。口金はG13。色温度は4,500K~5,500K。照射角度は160度。設計寿命は約40,000時間。使用LEDは日亜化学など。

2012年1月26日木曜日

パナソニック、汚れが付きにくいタンクレストイレ“アラウーノ”の普及モデル

使うほどに綺麗になるなんていうキャッチフレーズか付けられている商品です。それならば、洗う手間がなくて良さそうなんですが、実際は果たしてどうなんでしょうか?

パナソニックは、汚れがつきにくいタンクレストイレ「アラウーノV」シリーズを2月21日より発売する。手洗いスペースが付いた「CH3000WST」と、手洗いなしタイプの「CH3000WS」の2製品で、価格は以下の表の通り。
泡と水流で便器を自動洗浄する同社の高級タンクレストイレ「アラウーノ」シリーズの下位モデルに当たる製品。同社によると、タンクレストイレはタンク付トイレよりも価格が高く、近年、市場の伸びが鈍化している傾向があるという。
パナソニックのユーザー調査によると、タンクレストイレを購入しなかった理由として、価格を挙げる人が56%に上ったという。また、タンクレストイレには手洗いスペースがついていないこと、タンク付きトイレに比べて水圧などの制約がある点を挙げる人も約23%いたという。
アラウーノVでは、これらの調査結果を踏まえ、本体価格をタンク付きトイレ並みの低価格に抑えたほか、水圧の低い場所でも置けるように洗浄方式を改良。さらに、タンクレストイレとしては“業界初”となる手洗いスペース付きのモデルをラインップに加えた。
水圧については、内部の水路とノズルの改良により、従来モデルは最低水圧0.075MPa(メガパスカル)必要だったが、アラウーノVシリーズでは、標準仕様でも最低水圧0.049MPa(メガパスカル)とし、水圧が低い場所でも設置しやすくなった。
便器はアラウーノの上位モデルと同じ、汚れが付きにくい有機ガラス系素材を採用。陶器製便器にはできないボール面の形状で、洗浄力と節水を両立しているという。
洗浄水量は、大4.6L、小3L。パナソニックでは、一部ユーザーの間で「節水性能に優れたトイレは、汚れが落ちにくく、詰まりやすい」という不安が出ていることを挙げ、アラウーノでは、旋回水流が約20秒間ほどかけて、汚れを落とすため、少ない水でもしっかり汚れが落ちることをアピールした。
「CH3000WST」は、タンクレストイレとしては初めて、手洗いスペースを搭載したモデル。タンクを搭載していないため、手洗い下のスペースがちょっとした物置きとして使えるほか、手洗い横にも小物を置けるカウンターを設けた。また、従来のタンク付きトイレでは、タンクの横に洗浄レバーを設けていたが、CH3000WSTでは天面部のボタンで操作する。
本体サイズは、380×700×1,065mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約18kg。最大消費電力は15W(寒冷地は42W)。電源コードの長さは約1m。手洗い時の洗浄水量は1分間あたり約2L。本体にはワイヤレスリモコンがXVIDEOに付属する。
手洗いなしタイプの「CH3000WS」の本体サイズは380×700×535mm(同)で、重量は約13kg。最大消費電力は9W(寒冷地は36W)。
なお、アラウーノのハイエンドモデルに搭載されている自動洗浄機能は省略されている。また、上位機種では便座と便器一体型を採用しているが、アラウーノVシリーズでは、便座と便器が別れているセパレートタイプとなっている。便座はパナソニックの温水洗浄便座「ビューティ・トワレ」全4機種が対応しており、組み合わせる便座の種類によって価格が異なる。
パナソニック エコソリューションズ社 住環境商品 営業企画部 谷聡氏は、アラウーノVについて、「従来パナソニック電工が作っていたアラウーノに、アプライアンス社のビューティ・トワレを組み合わせた今回の製品は、パナソニックグループの新体制をうまく活かした製品。体制の変化により、これまでよりずっと多くの商品を扱うようになったが、これらの今回のアラウーノVシリーズのように、製品をつなげて、より価値を高めていけたら」と語った。

2012年1月25日水曜日

印、蒸気を通常の半分に抑える小容量IH式炊飯器

先日炒飯を食べにラーメン屋さんに行きましたが、皿からはみだすほどのあまりの量に驚きました。冷凍のご飯で炒めるとパラパラして良いとか聞きますが、ホカホカの方が個人的には好きです。

象印マホービンは、蒸気を通常の半分に抑える炊飯モードを搭載した、小容量タイプのIH式炊飯器「極め炊き NP-RD05」を、2月1日に発売する。希望小売価格は52,500円。
3合炊きの小容量タイプの炊飯器。従来モデル「NP-RC05」に続き、炊飯時の圧力が1気圧/1.15気圧/1.2気圧の3種類から選べる「3段圧力」、水をまろやかにして、ごはんの甘み成分を引き出す内釜「プラチナ真空釜」、通常よりも予熱に時間をかけて、ごはんの甘みをアップする「熟成炊き」モードなどを採用する。
今回発売するNP-RD05では、炊飯中に発生する蒸気を、通常よりも抑える「蒸気セーブ」メニューを追加した点が特徴。通常の「白米ふつう」モードで炊飯する場合、1.2気圧を掛けるため沸点は105℃になるが、「蒸気セーブ」モードでは蒸気量を抑えるために、105℃未満で温度制御を行なうという。
この結果、2カップ炊飯時の蒸気量は、白米ふつうモードが27.3g、蒸気セーブモードが11.8gとなり、同社では通常の炊飯よりも蒸気量を50%抑えるとしている。また、蒸気セーブモードで炊飯することで、レンジ台などの天板に結露が発生しにくいという。
炊飯モードではこのほか、消費電力を抑える「エコ炊飯」メニューも搭載。白米ふつうモードの消費電力量は、炊飯1回当たり131Whだが、エコ炊飯の場合は、炊飯1回当たり109Whに抑えられるという。なお工場出荷時は、エコ炊飯メニューが初期設定となっている。
さらに、内蓋に雑穀の目づまりを防ぐ「雑穀フィルター」を搭載することで、雑穀米も圧力炊飯できるようになった。ビタミンやミネラルが補給できる雑穀米を、ふっくらとおいしく炊き上げるという。
このほか、冷めたごはんを5~8分後に食べごろの温度まで温める「あったか再加熱」キーも備える。
本体サイズは230×320×195mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.2kg。消費電力は700W。保温1時間当たりの消費電力量は12.8Wh。年間消費電力量は46.8kWhで、省エネ基準達成率は107%(2008年度目標)。本体カラーはシャンパンゴールド。

2012年1月24日火曜日

パナソニック、すっきりしたジュースを味わえるミル付きジューサーミキサー

朝食のときに私は自分で絞ったオレンジジュースを飲みます。市販されているものよりも、生の果実から精製したジュースの方が濃くて美味しいですよ。
パナソニックは、すっきりしたジュースを味わえる「ジューサーミキサー(ミキサー・ミルつき) MJ-M32」を2月下旬より発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は24,800円前後。
果物や野菜でジュースが作れるジューサーに、食材を攪拌するミキサーと、食材を粉末化するミルがセットになったジューサーミキサー。MJ-M32では、ジュースに含む食物繊維の量を調節できる特徴。付属の「すっきりフィルター」で食物繊維を濾すことで、すっきりしたジュースを味わうことができる。
また、食材を無駄なく絞るために、「ダブルスピン方式」を採用。材料を細かく切削する「高速回転カッター」と、絞りカスとジュースを分離する「低速回転スピンナー」を使い、果物や野菜から絞れるジュースの量が従来より約20%アップしたという。
安全面では、食材を入れすぎると運転を自動でストップする「入れすぎストッパー」、蓋を閉めないと運転しない「蓋安全装置」を備える。
手入れの面では、絞りカスをまとめて取り出せる「カスポン方式」を採用している。
本体にはミキサーとミルのほか、豆乳専用の「サーバー」、アイスやムースが作れる「スイートバー」が付属する。
本体サイズは最大約182×230×375mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.2kg。消費電力はジューサーが約210W、ミキサーが約230W。容量はジューサーが約500ml、ミキサーが約700ml。生ジュースを使ったレシピなどが載った「別冊レシピブック」も同梱される。本体カラーはパープルとホワイト。
なお、同社ではジューサーとミキサーがセットになった「MJ-M22」と、ジューサー単体の「MJ-M12」も2月下旬に発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格はそれぞれ21,800円前後、17,800円前後。

2012年1月23日月曜日

スマホじゃないケータイでもSkypeが使えるBREW版「Skype au」を試す

普段なかなか会うことができない祖父母に、孫の顔を見せてあげたいなんていう使い方がされそうなSkypeが、スマホでもできるということで人気が出そうです。

Skypeといえば、PC用のVoIPあるいはインスタントメッセンジャー(IM)として幅広く使われている。対応するプラットフォームはPCだけでなく、スマートフォンやタブレット、ポータブルゲーム機、デジタルAV家電などにも広がり、デバイスの垣根を越えて使えるようになった。基本的な使い方なら無料という手軽さも人気の秘密だ。
なかでもKDDIのau端末向けに提供される「Skype au」はひときわユニークな存在。携帯電話サービスを提供するキャリア自身が、“無料通話”を売りにするSkypeを正式にサポートしているうえ、データ通信を通すパケット通信網ではなく、音声通話のための回線交換網を利用するのも特色だ。
Skype auのもう1つの特徴が、フィーチャーフォン向けのアプリも用意している点。これまでもフィーチャーフォン向けにVoIPを実現したサービスはいくつかあったが、専用の設備が必要な企業・SOHO向けの内線ソリューションであったり、対応ISPと対応する無線LANルーターの組み合わせで使う宅内用(NTTドコモのホームUなど)にとどまっていた。ロケーションの制限なくケータイでVoIPを実現したのは、Skype auが初めてといっていいだろう。
今回はこのフィーチャーフォン向けSkype auについて、前編では対応機種や料金などの利用条件について、また後編では具体的な使い方や、ほかのプラットフォーム用Skypeとの違いについて検証してみたい。
対応するのは、2011年夏モデル以降のauケータイ
いきなりだが、Skype auが使えるケータイは現時点で種類が少ない。対応する携帯電話はauの2011年夏モデル以降のもので、現時点では「F001」「T007」「T008」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ)、「URBANO AFFARE」「S007」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)、「CA007」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)、「K009」(京セラ製)の7機種。これらフィーチャーフォン向けのSkype auは端末固有の機能ではなく、BREWアプリとして提供される。端末には初めからインストールされていないので、使用するにはダウンロードが必要だ。とはいえ、対応機種であればEZアプリのメニュー内にダウンロード用のショートカットが登録されているので、準備はすぐに完了する。
起動すると最初に表示されるのがサインイン(ログイン)画面だ。すでにSkypeを使っているなら、アカウント(Skype名)とパスワードを入力するとオンライン状態になる。もちろん、Skype auから新規でアカウントを作ることもできるが、現時点でSkype名は後から変更することができないので(表示名は任意に変更できる)注意したい。
サインインにかかる時間は、スマートフォンやPCに比べるとやや長め。アプリのUIはスマートフォン版と基本的に同じだが、状態(ステータス)と設定のアイコンがある点が違う。さっそくコンタクトのリストに登録されている“Skypeテスト通話”に発信して、テストを行ってみる。音質はそこそこ良く、au回線での通話とあまり差は感じなかった。
UIこそ違うが、基本的な使い方は別プラットフォームのSkype、あるいはスマートフォン版のSkype auと同じだ。すでにPCなどでSkypeを使っている場合はコンタクトリストが同期されるし、これから連絡先を追加する場合はアプリからSkype名や表示名、メールアドレス(公開されている場合)を検索できる。コンタクトリスト内の“連絡先”から、通話あるいはIMを送信する相手を選ぶという操作も共通だ。またプロフィールの編集や、Skype名と一緒に表示するムードメッセージもケータイから入力できる。
とはいえ、フィーチャーフォンでSkypeを使う以上、PCやスマートフォンとは使い勝手が違う点も多々あった。それらについては後編でまとめとご紹介しよう。
完全無料とは言えない料金制度
Skype auの料金についてもちょっと注意が必要だ。原則として月額980円の利用料金がかかるが、基本の料金プランにプランM/L/LL/Wを選んでいると無料になる。多くのユーザーが選んでいるであろう、プランE/S/SS/Zでは利用月に980円が発生する。また、Skype auの通話は回線交換網を使うためパケット通信は使わないが、起動時のステイタスチェックやIMを送受信する場合はパケット通信が発生する。ダブル定額ライト/スーパーライトなどのパケット定額制プランは必須だろう。
ということで、フィーチャーフォンでSkype auを使う場合の料金パターンを以下のように表にしてみた。パケット料金はEZwebのみ(PCサイトビューアーや別デバイスと接続してのネット利用を行わない)を利用した場合の上限で計算している。
スマートフォンの場合、パケット定額プランの「ISフラット」(月額5460円)を使っていればSkype auは無料で使える。ISフラット(5460円)にプランE(780円)とIS NET(315円)を組み合わせると6555円になり、フィーチャーフォンで使う場合(最低でも6485円)とでは大きな差は感じない。もっとも、端末料金の支払い方法や毎月割で差し引かれる金額を勘案すると、その差は違ってくる。
以上のようにフィーチャーフォン向けのSkype auは、使うための固定費がある程度かかるため、すべてのauケータイユーザーが恩恵を受けられるサービスとはいえない。しかし、普段からSkypeの利用頻度が高いユーザーが、音声通話を重視してフィーチャーフォンを選ぶ場合、BREW版Skype auは音声通話にかかる変動費をかなり下げることが可能だ。

2012年1月22日日曜日

「ロボジー」矢口史靖監督 ロボットに入った偏屈な老人

こないだ「かえれまてん」で五十嵐信次郎さんが出演していましたが、気さくなおじいさんという感じがして面白い人でした。

「ウォーターボーイズ」(平成13年)など多くの話題作を生んできた矢口史靖監督(44)による新作「ロボジー」が14日、全国公開される。おじいさんがにせもののロボットの中に入ってロボットのふりをする独自のアイデアを、ユーモアを交えたエンターテインメントに昇華させた。
発想のきっかけは16年前にさかのぼる。ホンダが開発した二本足で歩く人間型ロボット「P2」がテレビ番組で紹介され、画面にくぎ付けになった。「世の中が変わってしまうほどの大事件に見えた。あわてて録画したのを覚えています」
その後、「P3」から「ASIMO」(アシモ)へとロボット開発が進むにつれ映画人としての興味に変わり、本領を発揮する。「アシモが人に近い動きをしているので、実は中に子役を入れているんじゃないかと意地悪な発想にいたりましてね」と笑う。「スウィングガールズ」(16年)公開前からリサーチを本格的に始め、「ハッピーフライト」(20年)の準備をしながら国際ロボット展に足を運び、ネタを探した。
家電メーカー、木村電器の窓際社員3人組は、ワンマン社長から、流行の二足歩行ロボットの開発を命じられる。近く行われるロボット博覧会での企業広告が目的だ。だが、製作中にロボット「ニュー潮風」が大破。3人はロボットの中に人を入れてごまかす計画を立て、架空のオーディションを開催し、73歳の鈴木重光(五十嵐信次郎)が選ばれる。偏屈で近所から煙たがられ、疎遠になった孫たちとの関係を修復できない独居老人だ。ところが、ニュー潮風に恋をしたロボットオタクの女子大学生、葉子(ようこ)(吉高由里子)も巻き込み、事態は思わぬ方向へ。
これまで同様、矢口監督のオリジナル脚本で主人公の名字も「鈴木」。キャストもすべてオーディションで選んだ。五十嵐信次郎とは歌手で俳優のミッキー・カーチス(73)。にせロボットに老人が入る設定は最初から固まっていた。
「関節の具合が悪いとか世間に文句ばかりいっているおじいちゃんのほうが、動きもロボットらしく見える。人をロボットの中に入れることを発案した連中も、そのロボットに困らせられるおかしな構図ができますしね。ミッキーさんもおもしろがって、自ら猫背になったり歩幅を普段より狭くしたり、どんどんしょぼくれてくれた」
リアリティーを感じさせつつ荒唐無稽な場面も入れた。例えばニュー潮風が調子に乗って溶接でアームロボットにくっつき、振り回されてしまうシーン。「なくてもいいけど、悪ふざけを入れたくなってしまう。観客への僕なりのサービスです」。そして「大口開けて笑ってみているうちに、ロボットを着せられてしまったお年寄りが、着ていなかったときよりも人間関係が結べていくという映画のテーマが、じんわりしみ通っていく作り方が好きです」と語った。

2012年1月21日土曜日

「ウルトラブック」に懸けるPC復権 CESで「薄・軽」アピール

軽量化することは大変良いことだと思いますが、低機能にならないことを祈ります。

「ウルトラブック」と銘打った超薄型・軽量のノート型パソコンが、開催中の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」で注目を集めている。が、PCそのものが、昨年の米国での販売台数が前年比で約5%落ち込んだことが明らかになるなど、厳しい状況に直面している。ウルトラブックがPC復権への起爆剤になるかは予断を許さない。
ウルトラブックは米半導体大手インテルが提唱したPCの新しい概念です。インテルの新型半導体を採用。本体の厚さが2センチ以下。1000ドル以下-などが条件。一般的なノートPCより持ち運びやすく、スマートフォンやタブレット端末よりも高性能という“いいとこ取り”が特徴で、インテルのほか東芝など各国PCメーカーも、ブースにずらりと製品を並べた。
インテルのオッテリーニCEOも基調講演で、「タブレット以上に人々の要求が高いのはPC。ウルトラブックは変革を主導する新カテゴリー」と自信満々に述べた。
しかし米調査会社IDCが11日に明らかにした統計によると、米国でのPC販売台数は前年比で5%近く減少。とりわけ第4四半期の出荷台数は同6.7%減と急激に落ち込んだ。
景気後退やタイ洪水による供給不足に加え、米アップルの「アイパッド(iPad)」などタブレット端末やスマートフォンの台頭が背景にある。
米調査会社ガートナーはウルトラブック市場について「2012~13年に(市場拡大の)大きな可能性がある」と予測。PC時代そのものが終焉に向かっているのではないかとの危機感を背景に、開発競争は過熱している。

2012年1月20日金曜日

4コアCPU搭載、富士通がスマホ CESに出展

サクサクでネットやゲームを楽しめるっていいですね。最近購入した私のアンドロイド携帯は、画像のあるページを開こうとするとかなり遅いときがあります。

富士通は業界初となるクアッドコア(4コア)のCPU(中央演算処理装置)を搭載したスマートフォン(高機能携帯電話)の技術を、米ラスベガスで開催中の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)に参考出展した。製品は今夏発売の予定。
米エヌビディア製のCPUと12個のプロセッサーを搭載。ゲーム機並みの臨場感を再現した。「ゲームやインターネットをストレスなく楽しめる」という。

2012年1月19日木曜日

パナソニック、米ウォルマートで薄型TV販売へ

20年以上もテレビを売り続けていたということは、ウォルマート付近の家のお宅訪問をしてみると、日本製のTVが結構見られるかもしれませんね。

パナソニックは11日(日本時間12日未明)、米小売り最大手のウォルマート・ストアーズで自社ブランドの薄型テレビを売り出す方針を明らかにした。
子会社の三洋電機による「SANYO」ブランドに加え、自社製も全米約3500店で販売する。北米でのパナソニックの売上高を2015年度に現在の3割増の約8800億円に引き上げる。
米ラスベガスで開催中の家電見本市「国際家電ショー(CES)」で北米販売会社の北島嗣郎社長が読売新聞のインタビューで答えた。
三洋はウォルマートでテレビなどを20年以上販売しており、パナソニックは三洋の北米販売網を活用する。

2012年1月18日水曜日

レノボ、スマートTV4月発売、OSにAndroid4.0

レノボのPCは結構安価でありながら性能もそこそこいいので、ノートパソコンを買うときに色々と悩みました。

聯想集団(レノボ)は米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、自社初となるスマートテレビ「ideatvK91」を発表した。4月の発売を予定する。12日付中国証券報が伝えた。
OSにAndroid4.0を採用した世界初のテレビとなり、クアルコムのAPQ8060デュアルコアプロセッサを搭載した。3D画面を通じて、通常のテレビ番組やビデオオンデマンドプログラムを楽しめるほか、ゲームアプリなどをダウンロードできる。
レノボの劉軍高級副総裁は、「パソコン、通信、テレビなどの業界はスマート化に向かって急速に変革しており、融合の時代が訪れた」とコメントした。

2012年1月17日火曜日

量販店の年末商戦で見えた、2012年デジタル家電の人気トレンド

先日2ちゃんねるでアマゾンで50インチのテレビが2万円で売ってると話題になっていましたが、良く見てみたらそれは本体ではなくてただのサンプルモデルでした。良く見ないで買ってしまった人がもしかしたらいるかもしれませんね。間違って買ったという理由だと、クーリングオフもできないというおまけ付きでした。

全国の家電量販店の売上データを集計している調査会社のBCNは2012年1月11日、2011年の年末商戦を中心としたデジタル家電の販売状況を発表した。新聞やテレビなどでは「量販店の看板商品であるテレビが売れない」といった厳しい状況をよく耳にするが、新たな人気商品のトレンドも見え始めている。
【薄型テレビ、レコーダー】薄型テレビは50型超の大型モデルが売れている
主要なデジタル家電の平均単価は下がり続けているが、なかでも薄型テレビの下落ぶりが突出している。4年前(2008年1月)と比べて下落率は59.1%と、6割に迫るほどだ。特に、売れ筋の32型クラスの低価格化が著しく、1年前と比較して40%を超える下落率を記録した。薄型テレビ全体で見ても、平均単価はついに5万円を切っている。
アナリストの道越一郎氏は、「2012年3月末に地デジ化を迎える東北3県はこれから需要のピークを迎えるが、それ以外の地域ではテレビ特需は終わった」と断言する。
だが、年末商戦ではこれまでにない動きが見られた。50型を超える大型モデルが好調に売れていることだ。2011年12月、20型未満~40型台のサイズは前年と同程度の売り上げにとどまった。だが、50型超のモデルは219%もの売り上げ増となり、薄型テレビ全体で見ても3~4%を占めるほどになった。「販売店が大型モデルの販売に力を入れていることもあるが、40型以下のモデルと比べて平均単価の下落が緩やかなのに売れているのは注目できる。大型モデルはメーカーの収益を生む源になっており、明るい話題といえる」(道越氏)。
レコーダーは、年末商戦で過去最高の売れ行きを示した。2011年12月の時点では、ブルーレイ対応モデルが90%以上を占め、ハードディスク容量も500GB以上の製品が86%を超える。ブルーレイ対応とハードディスクの大容量化の影響で、平均単価の下落ペースはいくぶん緩やかになっていると分析する。
メーカーでは、スマートフォンとの連携機能を強化したパナソニック製品のシェアが高い。だが、ディスク1枚あたりの大容量化を図ったBDXLの次の進化が見当たらず、「2012年は価格競争が激化する可能性もある」とにらむ。
【デジカメ】シェアを伸ばしながら単価を維持した富士フイルムに注目
2011年に発生した東日本大震災とタイの大洪水の影響を大きく受けたのがデジカメだ。特に、コンパクトデジカメは厳しい状況が続く。「2011年、販売台数や金額は軒並み前年割れし、平均単価も1万5000円を切った。画質向上の要だった画素数競争は終焉を迎え、ズーム倍率競争も陰りが見えている。次の一手が見えてこず、スマートフォンに侵食されつつある」と分析する。
だが、2011年に高価格帯の「FinePix X100」や「FUJIFILM X10」を投入してヒットにつなげた富士フイルムの動きに注目する。「富士フイルム製品の平均単価はメーカー別でトップを維持しながら、シェアも伸ばしたのが評価できる。今後、安ければいいという時代は終わり、付加価値の付いた製品が注目されるだろう」と見る。
レンズ交換型のデジタル一眼は、目立った新製品に欠けたデジタル一眼レフカメラが販売台数の前年割れを続けたのに対し、新製品が多く登場したミラーレス一眼は前年比で2ケタ増を見せた。2011年12月には、ミラーレス一眼の構成比が48.2%にまで高まり、市場構造の変化が続いていることが分かる。
2011年、ミラーレス一眼はニコンとペンタックスリコーイメージングが参入した。2011年12月時点でのシェアは、ニコンが13.1%で4位を確保したのが目を引く(3位のソニーは19.1%)。海外では富士フイルムが高級志向のミラーレス一眼「FUJIFILM X-Pro 1」を発表しており、今年はさらなる混戦が見込まれる。
2012年のヒットの鍵は「斬新なスタイルや機能で付加価値を付けた高価格帯商品」か
道越氏は、「デジタル家電市場は全般的に価格下落が続いており、各メーカーとも消耗戦の状況になっている。だが、2011年の市場を見ていくと、わずかながら光明が見えてきた」と語る。その鍵となるのが「小さな機能アップではなく、勇気あるスタイルの刷新により新たな価値を生み出すこと」だと分析する。
2011年に登場した製品のなかでは、富士フイルムの高級コンパクトデジカメ「FinePix X100」や「FUJIFILM X10」、アスーステック・コンピューターのウルトラブック「ZENBOOK」などが挙げられる。いずれも、スタイルや機能性でほかにはない魅力を備えたことが評価され、同ジャンルの製品のなかでは高価格ながらもヒットにつながった。
2012年は、基本OSにAndroidを搭載した「Google TV」をはじめとするスマートテレビが日本に上陸すると見込まれ、テレビの多機能化が進むだろう。薄型テレビは、シャープが発売している極薄&軽量モデル「フリースタイルAQUOS」の人気を受け、薄さを追求したデザインモデルがヒットしそうだ。全チャンネルを自動録画する東芝のホームサーバー型レコーダー「レグザサーバー」も人気が高く、各社から同様のコンセプトの製品が出て人気に火がつくと見込まれる。このように、2012年は既存の製品に付加価値を付けた高価格帯モデルがヒットしそうだ。

2012年1月16日月曜日

田製作所がアイデア雑貨 消費者向け、第1弾好

国内の老舗家電制作メーカーである村田製作所が、ペン型のマッサージ器やオフィス内でも使用できる小型のイオン発生器などを開発したようです。デザインも遊び心のある感じで、非常に親しみやすいです。

村田製作所が、多彩な電子部品技術の応用でアイデア商品を企画・開発する社内ベンチャー活動に取り組んでいる。部品の枠を超えて消費者向けの新事業に挑戦し、人材育成につなげる狙いだ。第1弾で投入したペン型マッサージ雑貨は好調な売れ行きで、同社は「心を癒やすグッズを部品メーカーの技術で届けたい」としている。
 20~50代の有志社員6人が集まった「マンゴープロジェクト」で、デジタル機器や家電向けなど企業間取引の電子部品から視野を広げようと2010年5月に発足した。「新しく役に立つ消費者向け商品」をテーマに掲げ、アイデアを出し合ってきた。
 昨年7月からネット販売を始めたマッサージ雑貨「ポケットQ」は、自ら発熱して電子回路の過電流や加熱を制御するセラミックス部品「ポジスタ」を転用。先端部が適度な60~70度に温まり、お灸(きゅう)のイメージで肩や首に押し当ててリラックスできる。長さ11センチと携帯しやすく、「仕事や運転の休憩時に使ってほしい」としている。
 開発時は、ホームセンターでケース材料を買い集めて試作し、社内でテスト販売を繰り返して「人間が心地よいと感じる温度を探ってきた」。これまでに約700本を販売し、ネット通販サイトの人気上位に顔を出したこともある。
 今年は、空気清浄機などに使うイオン発生素子を搭載した小型のマイナスイオン発生器や、アロマの香りをどこでも楽しめる携帯雑貨を発売する予定だ。消費者向け商品に応用され、技術者のモチベーション向上にも役立っているという。
 以前は通信モジュールの開発担当だったプロジェクトリーダーの佐藤文俊さん(41)は「新しい視点を得て、本業にも還元できるのでは」と話している。

2012年1月15日日曜日

発売時期は?機能は? アイパッド3めぐり飛び交う予測

大幅に解像度やHDDの容量、軽さまでもが改良されて発売することになったiPad3は、これまでのユーザーだけでなく子供達への授業に応用するなどの考えが出ています。ノートパソコンと比べても場所をとらず、簡単にネットにふれることができるというのは良いことだと思います。

新たな年を迎え、米アップルのタブレット端末の新機種「iPad(アイパッド)3」の発売時期や機能をめぐる憶測に拍車がかかっている。
アップルの新製品の発売が近付くと、業界観測筋が細かい情報まで分析し、うわさの花が咲き乱れるのはいつものことだ。大半は単なるうわさにすぎないが、中には拾っておくべき情報もありそうだ。
アップルが「魔法のようなデバイス」としてiPadを世に紹介したのは、2010年1月。iPad2は11年3月に発売された。
今月10~13日に世界最大規模の消費者家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」、26~28日にはアップル愛好者が集まる「究極の」イベント「マックワールド・アイワールド」を控え、iPad3が今月中に発表されると期待する声もある。一方、米調査会社ディスプレイサーチのアナリスト、リチャード・シム氏は「アップルは発売を急がず、時間をかけて十分な在庫を用意したいと考えるはずだ」と話す。
発売は創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の誕生日だった2月24日になる、あるいはiPad2と同じ3月になるといった説もある。
機能についても、アジアからの部品供給状況などに基づく情報が飛び交っている。
その1つとして、より速いプロセッサーの採用が予想される。インターネットの閲覧やゲームなどがさらに快適に楽しめるようになりそうだ。ロイター通信などによると、新たなプロセッサーは、韓国電機大手サムスン電子が米テキサス州オースティンに所有する工場から供給される可能性がある。
モニター画面の解像度が上がることも、ほぼ確実とみていいだろう。アップルが売り出す携帯機器の新機種ではすっかり恒例となっている。また、バッテリーが大幅に強化されるとの説もあちこちで浮上している。
スマートフォン(多機能携帯端末)「iPhone(アイフォーン)4S」に搭載されている「Siri」のような、音声操作機能が追加されるかどうかも注目される。
iPadの価格設定も気になるところだ。米ネット通販大手アマゾンが昨年12月に発売したタブレット端末「キンドル・ファイア」は、同月中に販売台数400万を突破するヒットとなった。iPad2より小型でシンプル、価格は300ドルも安い。強力な競争相手の出現に、アップルがどう対応するかについては意見が分かれる。
台湾の業界メディア、デジタイムズは先週、iPad3が1月に発売されるとの見方とともに、2種類の機種が同時に発売となり、iPad2はキンドル・ファイアに対抗させるため値下げされるだろうと伝えた。
キンドル・ファイアとの対抗でアップルがiPadの機能を削るとの説もあるが、ディスプレイサーチのシム氏は「アップルは2級品をにおわせるような製品づくりを望んでいないし、その必要もない。作れば作るだけ売れているからだ」と語り、この説を否定している。

2012年1月14日土曜日

中国国営テレビ、3D試験放送を開始

3Dの試験放送をお隣の中国が始めたようですが、普通に一般家庭にも放送しだした途端にテレビが耐え切れなくて爆発!なんてことにならないといいですね。

中国国営の「中国中央テレビ」は1日から、北京や上海、深センなどの5つの地方局と共同で3D試験放送をスタートした。
連続ドラマ、スポーツ中継、京劇など4時間半の番組を毎日午前10時半から3回繰り返すもので、当面は無料。旧正月恒例の特別番組や今年夏に開催されるロンドンオリンピックも、一般放送とは別に3D放送を行う計画だという。
家電各社はこれを機に、積極的な対応型テレビの売り込みに入り、早くも5割引きキャンペーンを始めた中国メーカーもある。中国には5億台のテレビがあり、「一部が3Dテレビに買い替えられるだけでも数兆円規模の経済効果がある」と中国メディアは伝えている。

2012年1月13日金曜日

米家電見本市サムスンが次世代モニター3種公開へ

2560×1440の解像度のモニターはかなり画質が綺麗みたいです。その分お値段が上がる事は必至ですが、少しでも見えやすくしたいというゲーマーの方には人気の商品となりそうです。

サムスン電子は5日、米ラスベガスで10日から開催される北米最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で次世代プレミアムモニター3機種を公開すると明らかにした。
公開されるのは「シリーズ9」「シリーズ7スマートステーション」「シリーズ7HDTVモニター」の3モニターで、すべてCESのイノベーション・アワードを受賞している。
27インチの「シリーズ9」モニターは、「ナチュラル・カラー・エキスパート」技術を採用。鮮やかな画質と自然に近い色再現性を実現した。カラー調整機能があり、色調を損なわない。
また、専門家レベルのPLS(PlanetoLineSwitching)液晶パネル(LCD)を搭載し、178度の広視野角で、ハイビジョン(HD)級モニターの4倍にあたる2560×1440の最高解像度(QHD)を実現した。
「シリーズ7スマートステーション」モニターは、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型パソコンと同様、モバイル機器をケーブルでつなぎ、マウスなどで操作するモバイルコントロール機能が特徴。超広帯域無線通信(UWB)技術を使い、ノート型パソコンを無線で連動できる。
「シリーズ7HDTVモニター」は、従来のテレビモニター機能にワイヤレス・ディスプレイ(WiDi)とMHL(モバイル高解像度リンク)を採用し、マルチメディア機能を強化した。
ノート型パソコンに保存したマルチメディアコンテンツやモバイル機器の画像や動画をモニター画面にワイヤレスで表示することができる。
今回公開されるモニターは3月ごろに韓国で発売される予定。

2012年1月12日木曜日

モバイルIT業界の年をドコモ社長が語る

最近スマホに変えたのですが、月額の利用料金の高さに驚きました。製品によってかもしれませんが、常時ネットに接続されている状態になっているようで、バッテリーの切れる早さも目立ちます。今特に普通の携帯で不自由していない人は、購入はもう少し新製品が開発されてからの方がいいかもしれません。

新春インタビュー:2011年は、モバイルIT業界にとっても激動の年となった。
2008年の「iPhone日本上陸」から始まった国内スマートフォン市場の拡大は本格的な普及期へと突入し、2011年は"スマートフォン普及元年"とでもいうべき状況になった。各キャリアが投入する新製品の半分近くがスマートフォンになり、しかもモバイルIT業界のトレンドは「スマートフォンを中心に回る」ようになったことは記憶に新しい。
モバイルIT業界の裾野が拡大しはじめたのも、2011年の特長だった。従来のBtoB市場だけでなく、BtoBtoC市場でタブレット端末や通信モジュールの活用が進み、通信キャリア自身が電子書籍や電子教科書、自転車シェアリング、放送事業に参入するといった動きも顕著になってきた。モバイルITの技術・サービスを活用した周辺領域のビジネスも広がりつつある。
そして、年が明けて2012年。
モバイルIT市場全体の成長と発展はどのようになるのか。また、今年の注目市場やビジネスはどのようなものか。新春特別インタビューとして、NTTドコモ 代表取締役副社長の辻村清行氏に話を聞いた。
本格普及期の到来により、サポート体制の重要性が増す
まずは昨年を振り返って、2011年をどのように評価されているか。この点をお聞かせください。
辻村清行氏一言で言えば、「スマートフォン時代が本格的に始まった」ということになるのだろうと思います。ドコモの近況でも、2011年度はスマートフォンの販売台数を850万台と計画しています。これは年間2000万台強の(ドコモの)総販売台数のうちの850万台ですので、スマートフォンの販売比率は約4割強になっている計算です。
販売現場でも、昨年はスマートフォンの勢いが顕著でした。
辻村氏ええ。ドコモショップを見ても、ほとんどの人が「スマートフォンはありますか?」と買いに来ていただいています。なかにはスマートフォンという言葉をご存じないのに、手でジェスチャーをして「こういうの(タッチパネルで操作するスマートフォン)をください」と買って行かれる人もいます。
PCを持たず、スマートフォンのことに詳しくない人までスマートフォンを買い始めましたね。
辻村氏そういう意味でも、2011年はスマートフォンの本格普及が始まったのだと思います。
でスマートフォンは主に都市部の家電量販店を主軸に売れていて、ユーザーもある程度のリテラシーを持った方が中心でした。しかし最近は、ドコモショップでもスマートフォンへの移行の動きが現れているのでしょうか。
辻村氏はい。確実に出てきています。我々が想定していた以上のペースで、スマートフォン化が進んでいます。
しかし、このスマートフォン化の流れで課題も見えてきています。その筆頭になるのが、“ドコモショップでの接客時間が長くなっている”ということですね。フィーチャーフォンの場合にはお客様がすでに使い勝手に慣れていらっしゃいますが、フィーチャーフォンからスマートフォンへの買い換えでは使い勝手がまったく違います。ですから、初めてスマートフォンを購入するお客様には初期セットアップといった作業をお手伝いさせていただかなければなりません。結果として、接客時間が長くなっており、お客様をお待たせしてしまっています。
購入時および購入直後のサポート問題は、2011年に顕在化した大きな課題ですね。特にドコモショップなどキャリアショップでは、初心者に対するサポートが重要になっています。手厚いサポートでお客様に安心していただきつつ、待ち時間を減らすという難しいオペレーションが求められます。
辻村氏ドコモショップの業務フローを改善する取り組みはすでに始めています。ここでの基本的な考え方としては、顧客管理システムを用いる(新規契約や端末の買い換えなど)「契約手続き」の部分と、スマートフォンの初期セットアップやアプリの導入支援といった「初期利用サポート」の部分を切り分けていくというものです。全体的な業務改善を行い、しっかりとしたサポート体制を構築しながら、お客様をできるだけお待たせしないお店(ドコモショップ)作りをしていきます。
ドコモショップなどキャリアショップの体制強化は、今年はさらに重要になりますね。私は2012年はキャリアの総合力が問われる年だと考えているのですが、その中でも、幅広いお客様の「スマートフォンシフト」に対応するためのキャリアショップ強化はとても重要なポイントです。
辻村氏2011年度の段階だけでも約4割のお客様がスマートフォンを購入されるわけですから、(キャリアショップの)サポート力が重要になるのは間違いありません。すでにスマートフォンの知識がほとんどない人までスマートフォンをご購入いただくようになっていますので、そういったお客様をきちんとケアするのは重要な課題です。
au/ソフトバンクのiPhone 4SにXiで対抗する
直近では2012年春商戦が始まるわけですが、ここの展望についてもお聞かせください。
辻村氏すでに発表済みの冬春商戦ラインアップは全体の半分以上がスマートフォンになっているわけですけれども、この中の4機種がXi対応です。春商戦では、このXiを強く訴求していきます。
冬春商戦ラインアップでは3GのFOMAのみに対応したWithシリーズが用意されています。当初はこのWithシリーズがボリュームを狙う一般市場向けであり、Xiは一部のハイエンド層向けかと見ていたのですが、そうではない、と。
辻村氏(2011年度の末となる)今度の春商戦で、スマートフォンの販売台数は累計で1000万台を超えます。約6000万人いるドコモユーザー全体の約6分の1がスマートフォンに移行するわけです。その点では、エントリー層向けのWithシリーズは重要です。
しかし、その一方で、この冬商戦でXi対応スマートフォンを販売してみて、非常によい手応えを感じました。私自身、すでにXi対応スマートフォンを使っていますが、その感覚は固定通信でADSLからFTTHに移行したくらい快適なのです。Xiが持つこの快適さは、ドコモの大きな競争優位性になると考えています。
モバイルIT業界にとって、春商戦は多くの契約者が動く大商戦期。ここでドコモの競争優位性を最大化するためにも、“Xiに軸足を置く”わけですね。
辻村氏我々にとって目下のライバルは、(KDDIとソフトバンクモバイルが販売する)Appleの「iPhone 4S」です。iPhoneはとてもブランド力が強く、それに対抗していかなければなりません。この対iPhone 4Sで考えた時の我々の強い競争力になるのが、Xiということになるでしょう。
なるほど。私自身、iPhone 4SとXi対応のAndroidスマートフォンの両方を使っていますが、スマートフォンの素地としてはiPhoneが優れている一方で、インフラ部分の性能や競争力ではXiがずば抜けていると評価しています。キャリア間の競争という観点では、ドコモがXi対応機の訴求を強化するのは正しい戦略と言えますね。
さらに加速するスマホ普及2012年度はタブレットにも注力
2012年度のドコモのプロダクト戦略は、どのような方向になるのでしょうか。
辻村氏まだ計画中なので具体的なことはお話しできませんが、まずスマートフォンの総販売数が1000万台強になると考えています。これはドコモの年間総販売台数である約2000万台の半分以上がスマートフォンになる、という計算です。
では、この1000万台強の内容はどうなるのか。その部分では、従来よりもさらにスマートフォンユーザーの裾野が拡大する、という点に注目しています。先ほどの議論にも出ましたが、低リテラシー層がスマートフォンに移行するということを重視していかなければなりません。
これまでケータイしか使っていなかった人たち向けの、エントリーモデルのラインアップが重要になりますね。
辻村氏ええ。その部分はサービスも含めて強化します。その一方で、先進性を求めるハイエンドユーザー向けのラインアップでも競争力を高めなければなりません。ここではXi対応や、2012年4月にスタートするmmbi対応が1つの軸になるでしょう。
私はXiに関して、スマートフォンの価値を底上げするものと評価しています。そう考えますと、ハイエンド層だけでなく一般層向けのスマートフォンでもXi対応を積極的に進めるという戦略もあると思うのですが、いかがでしょうか。
辻村氏Xiの競争力が高いのは確かですが、ラインアップ内での対応機種拡大は、サービスエリアの拡大とのバランスも考えていく必要があります。Xiエリアは2011年度末時点で人口カバー率25%程度ですが、我々としては2014年度中にこれを98%まで引き上げる計画です。2012年度はちょうどエリア拡大期のさなかになりますので、エリアのカバレッジは50%前後になるでしょう。
WithシリーズのXi対応はいつ頃になるのでしょうか。
辻村氏まだ決めていません。ただ2012年度で言えるのは、Xi対応はNEXTシリーズ中心で訴求することになると思います。
Xiと並んでハイエンド向けの機能として挙げられていたmmbiですが、こちらの対応機はどの程度まで増えるのでしょうか。
辻村氏当初は2機種から初めて、2012年度の上期に5機種まで増やします。サービス開始初期は端末側にmmbi対応のコストがかかりますし、全国エリアの完成にも若干時間がかかります。ですから、ハイエンドモデルの一部から対応させていきますが、いずれは(mmbiは)ワンセグのような標準的な機能になっていくと考えています。ただ、そういった標準機能化までには段階を踏んでいく必要がありますね。
スマートフォンは引き続き伸びていくわけですが、タブレット市場についてはどのようにご覧になっていますか。
辻村氏タブレットはとてもポテンシャルのあるジャンルだと見ています。しかもXiとの相性がとてもよい。それはなぜかといいますと、タブレットのスクリーンサイズで大容量コンテンツやWebを使うということになれば、Xiインフラの(高速・大容量通信という)強みが生きるわけですね。また大画面ならではのUIが作れますので、現在開発中の「通訳電話」などとの相性もいい。
その上で直近の動きをお話ししますと、タブレットはまず法人市場から立ち上がっていくと考えています。一方で、コンシューマー市場では“ファミリーユース”の部分に最初の可能性があるでしょう。
タブレットはギーク層が飛びついている印象がありますが、実際の利用で見ますと、おっしゃるとおりファミリー層に可能性がありますね。特に日常的にPCを使わない層の方が、タブレットの本質的な価値をきちんと見いだして、ライフスタイルの中で使いこなしています。
辻村氏主婦や子供といった層は可能性を特に感じる部分ですね。我々の調査でも、そういった人たちの方がタブレットをうまく活用していただけるという声を多く聞いています。私はそこに大きな可能性を感じています。
現時点では、タブレット需要の立ち上がりは我々の想定よりも低いです。しかし、潜在的な可能性という点では、かなり大きなものがあると考えています。
私もタブレットにはポテンシャルを感じています。特にPCを日常的に利用する生活習慣を持っていない一般ユーザー層向けに、タブレットは“インターネットとデジタルコンテンツのカジュアルユース”の新たな利用スタイルと市場を切り拓く可能性が高い。ここが今後のビジネスにおいても重要なわけです。
しかし、その一方で、現在のタブレット市場には不足感も感じています。
1つはタブレット市場において、“iPad以外のヒットモデルが出てこない”こと。Androidタブレットの数は増えましたが、iPadのような成功を収めるモデルはいまだ出ていません。
そして、もう1つは“Androidタブレット向けに最適化されたアプリ”が乏しいこと。iPadは専用アプリがとても魅力的な世界を構築していますが、Androidタブレット向けに最適化された専用アプリはとても少なく、アプリストアも使いにくいのが実情です。
辻村氏まずラインアップという点では、現在スマートフォンを作っているメーカーにタブレットの開発を依頼し、前向きになっていただいています。ここではスクリーンサイズのバリエーションも重視していまして、5インチ・7インチ・10インチのそれぞれの市場を考えています。特に5インチと7インチにも、それなりの需要があると見ています。
10インチクラスのタブレット市場の可能性はiPadが牽引する形で顕在化していますが、5インチと7インチはこれからの市場です。しかし、Appleが手がけなかっただけで、このクラスにも10インチとは異なる市場や需要がありそうです。2012年はタブレット市場の多様化にも注目したいですね。
辻村氏Androidタブレット向けアプリの品ぞろえについては、我々も大きな課題と認識しています。ここは「鶏と卵のジレンマ」があります。今はまだ圧倒的にスマートフォンの方が数が多いですが、タブレット市場はホームユースを筆頭に今後成長していきますので、専用アプリも増えてくるでしょう。
また、Androidタブレット向けアプリの拡充については、コンテンツプロバイダーの自発的な開発を待つだけではありません。ドコモとしても積極的にコンテンツプロバイダーへの開発要請や、アプリ環境整備の推進をしていきます。
あとは鶏卵のジレンマをいかに打ち破るか、ですね。
辻村氏その点では手応えも感じています。ドコモショップにヒアリングをしていますと、「お客様にしっかりとタブレットを勧めると買っていただける」という声を聞きます。販売の部分で工夫していけば、タブレットの普及はできるでしょう。
これはAndroidタブレットに限りませんが、タブレットはスマートフォン以上に“コンサルティングセールス”の商材ですね。お客様のニーズやライフスタイルを聞いて、そこからタブレットの価値を伝えていく。販売現場のスキルが、普及を大きく左右する分野と言えます。
辻村氏そのとおりですね。特にファミリー層向けには、販売スタッフが使い方やお勧めのアプリなどについてきちんと伝える、といったことが大切ですね。
重要なのは“一般層向けのカスタマイゼーション”
今後のスマートデバイスのプラットフォームについてなのですが、ドコモは現在、主力のプラットフォームがAndroidに偏重しています。一方で、ライバルのKDDIは昨年iPhone 4SやWindows Phone IS12Tを導入して、Androidだけでなく、iOSとWindows Phoneのマルチプラットフォーム化が実現しています。またソフトバンクモバイルは実質的にはiPhone偏重ですが、プラットフォームで見れば、iOSとAndroidを擁しているわけです。
ドコモだけがAndroidにかなり偏ったプラットフォーム戦略を取っているわけですが、この点は2012年度に変わっていくのでしょうか。
辻村氏私どもの基本的な考え方は、「お客様が使いやすいカスタマイゼーションがいかにできるか」という部分にあります。今のスマートフォンの売れ行きを見ていても、日本市場に最適化された“全部入り”は強い。おサイフケータイや赤外線通信、ワンセグといった(日本市場のニーズの)部分は大多数のお客様に求められているのです。
ですから、そういった日本市場向けの最適化がしっかりとできるのであれば、iOSやWindows Phoneを我々が拒否するところではない。そう考えています。
これまでケータイを使っていたような、日本の“普通のお客様が困らないこと”が大切なわけですね。すべては無理でも、日本市場をどれだけ尊重できるかが求められる、と。
辻村氏可能性でいえば、Windows Phoneの方が自由度が高く、そういったこと(日本市場への最適化)が早く起こると予測しています。逆にAppleのiOSでは、おサイフケータイ用のモバイルFeliCaチップを搭載したり、我々のエリアメールに対応させたりというのが難しいと思いますので。
Appleの姿勢では、ハードウェアレベルのローカライズは難しいでしょうね。
辻村氏ええ。ですから、まずはマイクロソフトと協議して、ドコモのお客様に満足していただける範囲でカスタマイズができるということであれば、Windows Phoneの導入は進めていきたいと思っています。
AppleのiOSも独自に緊急地震速報に対応したりと、日本市場のニーズに“ソフトウェアで応えられる範囲で応える”という形で配慮しています。しかし、このローカライズがもう一歩踏み込んだ形で行われないと、ドコモとしては受け入れられませんか。
辻村氏そうですね。以前から弊社の山田(隆持代表取締役社長)が申しているとおり、iPhoneやiPadはとても魅力的なデザインやUIを持っており、とても興味は持っています。しかし、日本向けのカスタマイズができないとなると、どうしても“品ぞろえの1つ”としてしか扱えないとも考えています。
ドコモの顧客基盤の厚さや裾野の広さを鑑みれば、ソフトバンクモバイルのような「販売の大半がiPhone/iPad」という状況は難しいわけですね。カスタマイゼーションができない状態では、主力のプラットフォームとしては扱いにくい、と。
辻村氏ええ。iPhoneとiPadをドコモが軽視しているわけではありません。興味はあります。ですが、今の状況では(取り扱う)予定はありません。
となると、Androidと並ぶドコモの主力プラットフォーム候補としては、先にマイクロソフトのWindows Phoneがくるわけですね。ここはWindows 8での展開が予定されているタブレットも同じくですか。
辻村氏そうです。特に法人市場ではWindowsベースのタブレットに対する期待は大きいので、積極的に取り組んでいきます。

2012年1月11日水曜日

デジタルAVが初めて記録した大震災ー2011年を振り返る

ユーチューブで何回か目にする事がありましたが、東北大震災の津波の様子には驚かされました。遠くからだとゆっくりとした動きでも、じわりじわりと家や車や逃げ遅れた人さえも映しているものもあり、カメラを撮影している人でさえも目の前の光景が信じられないという様子でした。

ビデオがとらえたリアルな災害
2011年の事件で誰もが忘れられないのは東日本大震災だろう。津波などで失われた命の尊さ、身近な人を失った無念さを思うと、今でも言葉が出ない。ご冥福をひたすら深く深く祈りたい気持ちになる。と同時に、被災された方々の一日も早い復興を心から願いたい。
昨年は災害を記録したビデオ映像について考えさせられる年であった。被災地を記録したビデオ映像というと、筆者の頭に思い浮かぶのが、1990年の長崎県・雲仙普賢岳の火砕流を撮影した報道ビデオである。被災して焼けただれたアナログ記録のベータカム(報道用ビデオカメラ)からビデオテープを抜き出し、ダメージの少ない箇所をつなぎ合わせて蘇生された映像には、火砕流に呑まれていく村と報道カメラマンの状況が生々しく記録されていた。それは進行する災害を時間軸でとらえたリアルな記録であった。
今回の震災では多くのデジタルビデオが稼働した
そうした以前の災害記録と、今回の東日本大震災で撮られたビデオとの間には大きな違いがある。それは今回の大震災では、アマチュアによって数多くのデジタルビデオが各地で撮影されたことだ。
今回の震災は、デジタルAVネット時代が初めて遭遇した大災害と言える。日本ではデジタルビデオカメラはもちろん、多くのデジカメにもハイビジョンムービー機能が普及し、さらに携帯電話やスマートフォンでも手軽にビデオ撮影ができるようになった。また、ビデオ記録は傷つきやすいテープではなく、比較的堅牢でコンパクトなメモリーカードに録画可能になった。
こうした背景もあって、東日本大震災では多くの被災者が巨大津波の実際をムービーに収めている。東北各地で撮られたビデオの数は多く、中にはハイビジョンで長時間録画された映像もあった。それら災害ビデオを見た時の衝撃は一生忘れられない。多くのビデオが想像を絶する津波の来襲を被災者の目線で記録していたのだ。
津波から避難する最中に撮られた動画には、生と死を分つ緊迫した状況が生々しく記録されていた。
津波の襲来によって日常の街が崩壊し、濁流に呑まれてゆく一部始終が録画されたビデオを見ると、これは本当に現実なのか!?……と今でも目を疑ってしまう。
高台からハイビジョン撮影されたビデオには、津波に押し流される市街が精細に記録されていた。そのディテールを拡大すると津波が流れ込む経路や、避難する人々の行動までが分かる。そこで多くの方々が命を落としていることを考えると、いたたまれない気持ちになるが、震災の実態をここまで高解像度で記録したビデオは今回が初めてだろう。そこから読み取れる事実は多い。
こうして数多くの動画が撮られたのは、ビデオ文化が普及した日本ならではと言えそうだ。極限状況の中でビデオを撮った撮影者の“記録する意志”に敬意を表したい。
どの動画も地震科学や防災の貴重な記録であり、津波被害の甚大さと悲惨さを語り継ぐためにも貴重な記録と言える。災害を早く忘れたいという気持ちもよく理解できるが、私たちはこれらの記録を丁寧に分析し保管する必要があるだろう。また、今後は復興の現状を伝えるためにもビデオは有効だと思う。
ネット動画で震災が世界に伝わった
これらの災害ビデオはネットの動画サイトにアップロードされ、世界中に公開された。中には興味本位のアクセスもあっただろうが、世界中の人々に津波被害の甚大さと日本が置かれた状況をリアルに伝えたことは間違いない。放送局の編集チェックなしに、ここまで多くの災害映像が世界に公開されたのは初めてのことだろう。世界中から日本への支援が届いたのも、これらのビデオがあったからこそ、と言えそうだ。
見えるものと、見えないもの
デジタルビデオとネットの普及で、映像発信の自由化が大きく進展し、今まで隠されていたベールが取り払われて“見えるもの”が多くなった。私たちは多くの映像を共有することで事件を多角的に見聞きして意見交換できるようになった。中東などで起こった民主化運動でもソーシャルネットワーク上の画像が大きな役割を果たしたと思われる。
しかし、こうしたビジュアルな時代にあっても、依然として“見えないもの“も多い。東日本大震災でいえば、見えなかったのは「メルトスルー」した原子炉と、それを取り巻く状況だろう。“見えるもの”が多くなった時代だからこそ、私たちはその背後で進展する“見えない事象”にも深く注意する必要があると思う。
スマートフォンなどと連携できるテレビが普及すれば、家庭内ではDLNA(家電AVネットワーク)、世界とはクラウドなどを利用してAV情報を交換できるようになる。普及のカギはAV機能を生かすアプリケーションにありそうだ。ソフトウエアが充実すれば、2012年はデジタルAVネットワークが生活に定着する年になるだろう。デジタルAVが震災によって失われた人と人や、人と物との関係を新しく復興するためのメディアとなることを願っている。

2012年1月10日火曜日

パナソニック、2011年の環境への取り組みとその成果は?

家電メーカーのこれからの目標で、環境との共存はなくてはならないものだと思います。省エネ対策をみんなですることで、一人では小さい効果でも、結束する事で莫大なエネルギーになります。

パナソニックは、2011年12月14日、2011年における環境や節電への取り組み成果などについて発表した。
今年夏の節電への取り組み成果としては、2011年7月1日に設置した節電本部を核にした活動について説明。工場およびオフィスでは、電気代が前年同期比10%減、節電による電力料金削減は約2億5000万円に達したほか、e-work在宅勤務は4~8月で1万5290日に達し、前年同期比35%増になったことを明らかにした。また、パナソニックグループ社員による家庭での節電実績は8月には12%減を達成した。
冬季の節電については、「関西電力、九州電力といった数値による節電要請を受けている地域については、その達成に向けて努力する。その一方で、夏場は昼間に電力ピークが訪れるのとは異なり、冬場は午前中と夕方にピークを迎える。9時~11時、17時~19時の電力使用量を抑えるほか、夜間の電力使用量を抑える」(パナソニック 役員 環境本部本部長の宮井真千子氏)とし、照明の間引き、エレベータの間引き運転、PCの節電設定、自動販売機の運転停止といった夏場の取り組みを継続しながら、オフィスの空調温度の19度設定やウォームビズの励行、在宅勤務と直行直帰の励行、定時退社日の増加、家庭向けに配布する冊子として冬の節電アクションプランを用意し、各家庭での節電チェックの実施などを進めるという。
「定時退社日を水曜日と金曜日の週2回設定し、定時退社日の残業者は18時以降、特定の会議室を残業部屋として用意し、そこで集中して作業を行うようにする」という。また、節電アクションプランでの節電成果は、その成果相当分をLED電球に換算して、被災地に寄贈するという。
投入資源の削減、再生資源の回収、再生資源の活用
環境への取り組みでは、投入資源の削減、再生資源の回収、再生資源の活用の3点から説明した。
投入資源の削減では、HDD搭載BDレコーダーを例にあげ、2008年発売製品に比べて、高さで10mm低い49mm、奥行きでは116mmも縮小した199mmを実現。さらに年間消費電力量では41%減、消費電力では28%減、待機時消費電力では83%減などの省エネ化を図っていることを示した。
再生資源の回収では、兵庫県加東市のパナソニックエコテクノロジーセンター(PETEC)において、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの家電リサイクル4品目の累計処理台数が800万台に達し、鉄では自動車15万8417台分にあたる12万9903トン、銅では奈良の大仏81体分にあたる2万249トン、アルミではジャンボ機95機にあたる1万928トンを回収したことを発表。さらにネオジム磁石といったレアアースの回収事業に乗り出す姿勢をみせている。
再生資源の活用では、廃ブラウン管ガラスからグラスウールを再生し、これを真空断熱材の生産に活用する再生プロセスを確立。また廃家電からプラスチックを回収して、異物を除去する形で樹脂として再生。これらの再生樹脂を一定以上使用した商品を資源循環商品として発売する計画も明らかにした。
資源循環型商品の第1弾商品として、トップユニット冷蔵庫「NR-F506T-X」(市場想定価格24万円前後)、ドラム式洗濯乾燥機「NA-VX7100L-X」(同30万円前後)、スチームIHジャー炊飯器「SR-SX01-X」(9万円前後)、サイクロン式掃除機「MC-SS310GX-X」(8万円前後)の4商品を用意。それぞれ限定3000台で、2012年2月20日から発売する計画だ。
トップユニット冷蔵庫には、テレビのブラウン管を再生したグラスウールを90%使用した真空断熱材を採用。ドラム式洗濯乾燥機では約26%の再生樹脂を使用した。また、スチームIHジャー炊飯器では約20%、サイクロン式掃除機では約17%の再生樹脂をそれぞれ使用する。
さらにパナソニックでは、2012年1月からさらにグリーン調達を強化する考えを示した。これまでのサプライヤーに対して要請していた環境マネジメント、化学物質管理に加えて、GHG排出削減、資源循環、生物多様性といった取り組み要請にも乗り出す。GHG排出量削減では、今年7月から原材料・電気電子部品で試行を開始。11月からは加工会社、外注会社への試行拡大を行っている。2012年度には協働購入先への拡大を図る考えだ。
一方で、2012年1月1日から三洋電機、パナソニック電工を統合した新体制とするのに伴い、全社公式Webサイトをリニューアル。環境活動に関するメニューをトップページに用意。さらに、すべてのページのフッターに、eco ideas(エコアイディア)マークを表示する。また、パナソニックグループの環境への取り組みをできるだけ平易な表現で解説したeco ideasスペシャルサイトを用意。まずは7カ国語で開始し、順次、対応言語を広げていくという。加えて、Google Picasaを利用した環境活動の報告サイトを立ち上げ、FacebookやTwitterでも速報レポートするという。
なお、パナソニックは、東京・有明の東京ビッグサイトで12月15日から開催するエコプロダクツ2011に出展。「今のくらし、そしてこれからのくらしに応えるパナソニックのエナジーソリューション」をテーマに、エコナビ商品のラインアップや、太陽電池、燃料電池、蓄電池、資源循環商品といった環境関連商品を一堂に展示する。

2012年1月9日月曜日

Windows 8、PC不調を解決する最後の手段リセットが身近に

現在、自宅のPCはWindows7を使用していますが、使い始めの頃はXPとの違いに翻弄されていました。年に1回くらいの割合で新しいバージョンが発売されているようですが、初めて触れる方でも使いやすいように工夫していただけると助かりますね。

Building Windows 8の2012年最初の記事でDesmond Lee氏が、開発中のWindows 8が備える2つの回復機能について語っている。
たくさんのアプリケーションをインストールして動作が怪しくなった時に、スマートフォンやタブレットは簡単に工場出荷状態を復元でき、個人データを同期し直すことですばやく正常な動作を取り戻せる。MicrosoftはWindows 8 PCで、この家電製品の多くが備える手軽かつ誰もが使いこなせる回復機能を実現しようとしている。
これまでのWindowsのシステム回復オプションはアクセスしにくく、またブートオプションからの修復モードに至ってはMS-DOS時代を思わせるようなテキストだらけのユーザーインターフェイスで、一般的なPCユーザーにとって使用しやすいものではなかった。Windows 8のDeveloper Previewでは、PC SettingsのGeneral (一般)からすばやく回復機能を実行できる。起動時においても、Microsoftが"Control Panel"と呼ぶMetroスタイルのアプリから簡単に回復機能を含むトラブルシュートにアクセスできる。PCの不調を解決する"最後の手段"として見つけやすく、またユーザーが迷わずに使用できる分かりやすさを備えている。
OSの修復には「Reset (リセット)」と「Refresh (リフレッシュ)」の2つの方法が用意されている。リセットではWindows回復環境 (Windows RE)が、Windowsと個人データが存在するパーティションを削除し、フォーマットし直した上でWindowsをインストールする。オプションで"Thoroughly, "を選択すれば、パーティションの単純なフォーマットではなく、ドライブからデータが復元されないようにデータ削除が徹底される。個人データの全く残らない真っさらな状態に初期化したい場合の選択肢だ。
リフレッシュを選択した場合、Windows REが内蔵ドライブをスキャンし、個人データ、Metroアプリ、PCの主な設定などを保存した上でWindowsをインストールし、新しいWindowsに個人データなどを戻す。PCの動作の問題を解決するための修復機能である。「外部ハードドライブなどに個人データをバックアップしておかなくても、それらが自動的にリストアされるのがリフレッシュのクールなところだ」とLee氏。ただしMetroスタイル以外のアプリケーションは、ユーザーによる再インストールが必要だ。これはサードパーティのアプリケーションが、PCの動作不良の原因となっているケースが多いためである。
Lee氏によると、MicrosoftがBUILDカンファレンスで参加者に配布したDeveloper Preview PCにおいてリフレッシュに要した時間は8分22秒。リセットはクイックだと6分12秒、BitLocker無効で"Thoroughly, "を選択した場合は23分52秒だった。

2012年1月8日日曜日

東芝、タイの電子部品工場を操業再開

洪水の被害は落ち着いたみたいですね。日本も色々と大変なことが続いていますが、何か身の回りで募金などの出来ることからタイの応援をしたいと思います。

東芝は5日、タイ洪水の影響で操業を停止していた電子部品工場「東芝ホクト電子タイ社」の操業を3日に再開したと発表した。
同工場では、感熱式プリンター用サーマルプリンターヘッドや電子レンジ用マグネトロンなどを製造。今回操業を再開したのはサーマルプリンターヘッドで、マグネトロンは2月初旬の操業再開を目指す。
東芝はタイ洪水による浸水被害などでハードディスク工場などタイ国内10拠点の操業を停止していた。11月に電子レンジや冷蔵庫などの白物家電工場を再開したほか、HDD(ハードディスク)や半導体は国内外で代替生産を始めている。

2012年1月7日土曜日

富士フイルムがCES2012にあわせて18機種もの新型デジカメを一挙に発表

新年会で顔を合わせた友人とカメラについて話しました。やはり本格的に風景などを取り出すと、レンズや本体や三脚なども含めて50万円くらいかかるそうです。まだ私は一眼レフすら持っていないので、6万円くらいの手軽なものを購入してカメラを始めようかと思います。

米フジフイルムノースアメリカは5日(現地時間)、CES2012に出品する新型のデジタルカメラ7シリーズ、18機種を一挙に発表した。
発表されたのはコンパクトデジカメが5シリーズ13機種、EVFファインダーを搭載した一眼レフ形状のモデルが2シリーズ5機種。世界有数の家電製品トレードショーであるCESにあわせて新製品を発表するのは関連メーカーにとって恒例になっているが、これほど多数の新製品を一挙に発表するのは異例。CES2012は1月10日からラスベガスで開催される。
FINEPIX HS30EXR、HS25XER
1600万画素のCMOSセンサーを搭載したEVFファインダーモデル。24~720mmの30倍ズームレンズを搭載し、フルHD動画の撮影も可能。
S4200、S4500、SL300
1400万画素のCCDセンサーを搭載したEVFファインダーモデル。S4500とSL300は24~720mmの30倍ズームレンズ、S4200は2~576mmの24倍ズームレンズを搭載。
FINEPIX F770EXR、F750EXR、F660EXR
1600万画素のCOMSセンサーを搭載した高級コンパクトデジカメ。25~500mmの20倍ズームレンズを流線型の高級感あるボディに搭載する。
FINEPIX XP150、XP100、XP50
1400万画素のCMOSセンサーを搭載したヘビーデューティーコンパクトデジカメ。耐衝撃性、防塵防水性に優れる。
FINEPIX T400、T350
1600万画素、及び1400万画素のCCDセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。10倍ズームレンズを採用
FINEPIX JZ250、JZ100
1600万画素、及び1400万画素のCCDセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。8倍ズームレンズを採用。
FINEPIX JX580、JX500、AX550
1600万画素、及び1400万画素のCCDセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。3倍、もしくは5倍ズームレンズを採用する低価格モデル。

2012年1月6日金曜日

フィリップス、転倒を判断して自動通報する高齢者サポートサービス

一人暮らしのお年寄りには携帯してもらいたいアイテムですね。レンタル専用らしくて4000円ほど月々費用が掛かりますが、命に代えることはできません!
フィリップス・レスピロニクスは、高齢者が緊急時に通報できるサービス「フィリップス緊急通報サービス」を12月下旬より開始する。価格は、加入料が2,000円、サービス料は機器のレンタル料金も含めて月額3,980円。
フィリップス緊急通報サービスとは、主に一人暮らしの高齢者が、緊急時に24時間体制で「安心サポートセンター」に連絡できるというもの。通報を受けたサポートセンターは、ユーザーの状態や持病や既往歴などを確認し、状況を判断。あらかじめ登録した親族などの連絡先に知らせ、さらに必要に応じて地域の消防署や病院と連携して対応するという。
サービスには、転倒や転落を検知するセンサー内蔵のペンダントと、通信機本体が貸し出される。ペンダントは首からぶら下げられるタイプで、浴室に持ち込める防水仕様となっている。通信機本体は、電話線に接続すれば設置できる。
ユーザーがペンダントのボタンを押すか、ペンダントが転倒や転落を検知した場合に、緊急時と判断し、安心サポートセンターに通報する。
サービスの対象地域は、一部地域を除く日本国内全域。緊急時の連絡先には、親族のほか、近隣住民や介護士、主治医などの協力者も登録できる。
サービスの販売は、病院や介護施設で患者へ紹介される。株式会社カジタクの提供する家事代行サービス「家事玄人(カジクラウド)」シリーズの1つ、「りんりん安心緊急通報パック」として、来年2月よりイオン店頭などで一般販売するという。価格は3カ月お試しパックで12,600円。
同社では既に、米国で約650万人に、高齢者の自立した生活をサポートするサービス「Philips Lifeline, Medical Alert Service」を展開しているという。
同社の職務執行者社長 ダニー・リスバーグは、「高齢化の進む日本において、高齢者の自立を支えるホームヘルスケアサービスの必要性は高まっています。この緊急通報サービスは米国のサービスを基に、日本の現状に適したシステムに改良の上、開発されました。転倒検知時の自動通報機能により、高齢者の方もそのご家族もより安心していただけるシステムです。」とコメントしている。

2012年1月5日木曜日

『無双OROCHI2』と三菱ディスプレイのタイアップ実施が決定

無双シリーズはコーエーの主力シリーズとしてすっかり定着しましたね。昔は「信長の野望」などを作る事でも有名なメーカーでしたが、万人ウケする無双シリーズを中心にしてゲーム業界での礎を築きました。店頭限定になりますが、立体視できるプロモは是非拝見してみたいです。

店頭にて3Dで視聴できる特別映像が公開!
コーエーテクモゲームスは、三菱電機とタイアップし、本日2011年12月22日に発売となった『無双OROCHI2』のタイアッププロモーションを、三菱電機の3D対応ディスプレイにて実施する。
本タイアップでは、3D対応ゲームである『無双OROCHI2』の特別映像を、三菱電機のワイド液晶ディスプレイ“RDT233WX-3D(BK)”にて鑑賞できるもの。このディスプレイは、偏光方式3D と新・超解像技術“ギガクリア・エンジンII”で、くっきり明るい3D映像を体感できるという。映像は本タイアップオリジナルの内容となり、12月下旬より随時主要家電量販店のディスプレイ売り場にて放映予定。「多くの方に店頭にて本映像をご視聴いただき、『無双OROCHI2』および三菱ディスプレイの魅力を感じていただければと考えております」(リリースより)とのこと。

2012年1月4日水曜日

1年前よりこんなに安い! 買いやすくなったデジタルアイテム3選

個人的なイメージとして今でも安い商品といえばテレビです。40インチですら4万円前後で購入できるというのは驚きの一言です!しかし、家電量販店では採算が取れないと嘆いているそうです。
例年、11月から翌年1月上旬までの年末年始は、パソコンやテレビ、カメラなどのデジタル製品が1年間のうち、最も多く売れ、家電量販店がさらに賑わうシーズン。暖房器具、年賀状作成のためのプリンタ、用紙・インクなど、冬の定番アイテムを求めて、店を訪れる人も増える。今回は、年末年始の特別企画として、さまざまなデジタル製品のうち、独断で注目のアイテム三つ(液晶テレビ・コンパクトデジタルカメラ・携帯オーディオプレーヤー)を選び、量販店の実売データを集計した「BCNランキング」をもとに、1~2年前に比べてどれだけ価格が下がり、買いやすくなったのかを検証した。
<液晶テレビ>地デジ移行後にさらに値下がり
薄型テレビ(液晶+プラズマ)の月間販売台数の9割以上は液晶テレビ。もう一つの形式、プラズマテレビの販売台数構成比は2010年11月以降、5%未満にとどまっている。地デジ対応機器といえば、多くの方が、シャープの「AQUOS」や東芝の「REGZA」、パナソニックの「VIERA」、ソニーの「BRAVIA」といったブランド名とともに、小型から大型まで、幅広い画面サイズをラインアップする液晶テレビをイメージするだろう。
地上デジタルチューナーを搭載した、地デジ対応液晶テレビの2011年11月の税別平均単価(以下、価格はすべて税別)は5万119円。エコポイント改定前の駆け込み需要で空前の売れ行きを記録した昨年11月の平均単価は7万5022円だったので、1年前に比べ、2万5000円ほど下がった。サイズ別にみると、常に全体の3~4割を占めて最も販売台数が多い32V型は6万3570円から3万8649円に、26V型は5万8816円から3万8775円に、22V型は4万2662円から3万352円に、それぞれ1万~2万5000円ほど下がった。また、昨年秋から販売台数構成比が高まり、10月は約2割を占めるまで拡大した19V型は3万2278円から2万2426円に下がっている。
40V型に至っては、11万793円から7万1307円へと4万円近くもダウンし、今や10万円を切っている。超大型の50V型以上でも、11月の平均単価は20万円台前半。設置スペースの問題さえ解決できれば、大画面モデルのほうがおトク感は高い。実際には、同じ画面サイズでも、販売店や機種によって価格にバラつきがあり、型落ち品やセールの目玉商品なら、もっと安く買えるだろう。逆に、画質・クオリティ、録画などの付加機能、壁掛けなどの設置スタイルにこだわるなら、予算は平均単価より多めに見積もっておいたほうがいい。
過去3年間の液晶テレビ全体、売れ筋の32V型、40V型の平均単価の変動をみると、いくつかの波があった。上昇に転じた時期もあったが、全体的に値下がり傾向が続き、岩手・宮城・福島の東北3県を除き、予定通り、7月24日に地上アナログ放送が終了した後の今年10月、一段と下がった。国内メーカーの最新機種のほとんどは、USB接続の外付けHDDへの録画や各種インターネットサービス・ネットワーク機能などに対応し、「地上波のテレビ番組をリアルタイムで見る」以外の用途にも活用できる。今後も価格下落が続くと思われるが、すでに驚異的な安さで、十分お買い得といえるだろう。
<コンパクトデジタルカメラ>平均単価は約1万5000円1万円以下でも実用性は十分
コンパクトデジタルカメラの2011年11月の平均単価は1万5736円。1年前より1400円ほどしか下がっていないが、2年前に比べると5888円も安い。手持ちの古い機種の画質やバッテリのもちに不満を感じながら使い続けているなら、最新機種に買い替えると、画質や使い勝手の面でも満足できるはずだ。
しかも最近は、ごくスタンダードなモデルなら、税込み1万円以下で買える。そうした最安値モデルでも、画素数は1200万画素以上、ズームは光学4倍~5倍と、実用性は問題ない。光学10倍以上の高倍率ズーム搭載モデルなど、ワンランク上のモデルでも1万円台後半から2~3万円台で購入でき、メーカーやタイプを問わず、全体的に低価格化が進んでいる印象だ。ライバルは、レンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼カメラ)ではなく、オンラインアルバムやソーシャルメディアなど、ネットサービスとの連携に勝るスマートフォンのカメラ機能かもしれない。
<携帯オーディオプレーヤー>1万円以上と5000円未満、ブランド・価格帯で二極化
携帯オーディオプレーヤーは、2年ほど前から、アップルの「iPod」とソニーの「ウォークマン」だけで総販売台数の9割前後を占める状況が続いている。2011年11月の携帯オーディオプレーヤー全体の平均単価は1万2830円、iPodに限ると1万6141円、ウォークマンに限ると1万1693円で、1年前に比べ、1500~2000円程度と小幅ながら下がった。一方、おおむね4GB~8GBと容量が少ないこともあり、アップル・ソニー以外のメーカー製品の平均単価は、わずか4034円だった。安さを重視する層に支持され、こうした激安プレーヤーも相変わらず売れている。
アップルは、今年10月、「iPod nano」「iPod touch」について、従来モデルより3000~4000円程度値下げし、「iPod touch」の新色「ホワイト」を発売した。改定後の価格は、iPod nanoの8GBモデルが1万800円、iPod touchの8GBモデルが1万6800円、32GBモデルが2万4800円など。対して、ソニーは、音質向上やBluetooth搭載など、性能を強化した「ウォークマン Sシリーズ」の新製品を10月に発売。さらに、Android搭載プレーヤー「ウォークマン Z1000シリーズ」を12月10日に発売した。
iOS、Android OSを搭載したマルチプレーヤーは、Wi-Fi環境があれば、スマートフォンと同じようにインターネットに接続し、メールやブラウザ、アプリなどを使うことができる。月々の通信費の負担がないため、端末価格の差以上に、リーズナブルといえるだろう。特に、品薄気味の「iPhone 4S」とは異なり、待たずに買うことができる「iPod touch」は、今年一番の値下がりお買い得アイテムといえるかもしれない。(BCN・嵯峨野 芙美)
まとめ
・液晶テレビ(32V型)の平均単価は3万円台後半
・コンパクトデジタルカメラの平均単価は約1万5000円、もっと安い機種もある
・携帯オーディオプレーヤーはメーカーによって平均単価が異なる。iPodとウォークマンはともに1万台、その他のメーカーは5000円未満
「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

2012年1月3日火曜日

サムスン電子 新スマートテレビの映像公開

世界に向けての情報発信でユーチューブが利用されることが定着してきました。普通に自社のホームページからアピールするよりも話題になりそうです。

来月開催される北米最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」を前に、サムスン電子が新しいスマートテレビのティーザー映像を公開した。業界関係者が23日に明らかにした。
動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開された59秒の映像は、1958年の白黒テレビ登場から、人類初の月面着陸中継、3D(立体)テレビ登場など、2010年まで60年間のテレビの姿を映し出す。
ラストには「スマートテレビの未来を体験しよう」とのフレーズと共に、サムスン電子が従来の3Dやスマート機能を超えた新しいテレビを公開することを暗示する。
サムスン電子の尹富根(ユン・ブグン)社長も「驚くべき製品を懸命に製作している」と自信をみせる。

2012年1月2日月曜日

iPodを充電できるビキニなど、斬新な太陽光製品に期待

身近に取り入れられる太陽光発電ということを推したいのはわかりますが、ビキニはいかんせん実用的ではないですね。

ここ数年、iPodに電気を供給するビキニや携帯電話の充電が可能なリュックサックなど、一風変わった太陽電池式の製品が開発されている。
これらの製品は目新しさとともに、小型の消費者製品に太陽エネルギーを適用する方法の良い手本になっていると太陽光発電技術の専門家は述べる。
「大半の家電や携帯機器は低圧直流の電気で動作するが、これはまさに太陽光が生み出す電気だ」と語るのは英国ダラム大学エネルギー研究所の太陽光の専門家、ダグラス・ハリデー氏だ。
仮にテレビ、DVDプレーヤー、目覚まし時計、携帯電話用充電器といった電気製品が、内蔵された太陽光パネルを介して必要な電力の一部を自らまかなうことができれば、節約できるエネルギーの総量は莫大なものになる、とハリデー氏は語る。
ハリデー氏は、太陽光技術が発展し、効率化が進むと、新しい種類の創造的なソーラーソリューションを開発できる可能性も高まると見ており、一例として衣類への太陽光発電の導入を挙げている。
これは、薄膜太陽電池と服の生地を組み合わせることにより、日光に当たると発電する衣服を作るというものだ。これにより、移動中にiPod、携帯電話、ノート型PCのような携帯機器への充電が可能になり、コンセントから充電する必要がなくなる。

2012年1月1日日曜日

三菱電機市場規模拡大に対応EV・HV向けモーター製品化

レアアースを使用しない家電製品の開発が進展する中で、レアアースを使わないモーターが制作されているようです。販売の目処も年内には決定するみたいです。

三菱電機は16日、2014年度をめどに電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)向けの電気モーターを製品化する方針を明らかにした。エアコンなどの家電製品で培ったモーターの量産技術を生かし、急拡大するEVやHV市場を開拓。成長エンジンである自動車機器事業の新たな“屋台骨”の一つに育てたい考えだ。
同社は現在、中小型車向けと大型車向け電気モーターを開発中だが、中小型車向けを先行して市場投入するという。
これと同時に、モーターの生産に欠かせないレアアース(希土類)を使わない「レアアースレスモーター」の開発も合わせて進めている。レアアースは世界生産の9割以上を握る中国が生産・輸出規制を強化したことで価格が高騰。安定供給が不安視されているが、レアアースを使わないことで、コスト面でも有利な製品供給が可能となる。家電用、自動車用の両方を想定しているが、製品化の時期は未定という。
HVやEV向け電気モーターは現在、自動車メーカーが自前で開発・生産しているケースが多い。明電舎が三菱自動車のEV「アイ・ミーブ」にモーターを供給している例もあるが、EVやHVの市場が発展途上のため、「採算が合わない」(関係者)との声もある。
ただ、HVやEVなど電動自動車の世界市場規模は2015年に10年比約6倍の546万台になる見通し(富士経済調べ)で、電気モーターも量産効果が生まれる。自動車各社にとっても自社生産するより外注したほうがコスト削減につながる可能性が高い。
三菱電機の10年度の自動車機器事業の売上高は約4600億円。世界シェア首位の電動パワーステアリングシステム(EPS)のほか、エンジン始動用のスターターや電源供給用のオルタネータなどの電装品を中心に展開している。