大幅に解像度やHDDの容量、軽さまでもが改良されて発売することになったiPad3は、これまでのユーザーだけでなく子供達への授業に応用するなどの考えが出ています。ノートパソコンと比べても場所をとらず、簡単にネットにふれることができるというのは良いことだと思います。
新たな年を迎え、米アップルのタブレット端末の新機種「iPad(アイパッド)3」の発売時期や機能をめぐる憶測に拍車がかかっている。
アップルの新製品の発売が近付くと、業界観測筋が細かい情報まで分析し、うわさの花が咲き乱れるのはいつものことだ。大半は単なるうわさにすぎないが、中には拾っておくべき情報もありそうだ。
アップルが「魔法のようなデバイス」としてiPadを世に紹介したのは、2010年1月。iPad2は11年3月に発売された。
今月10~13日に世界最大規模の消費者家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」、26~28日にはアップル愛好者が集まる「究極の」イベント「マックワールド・アイワールド」を控え、iPad3が今月中に発表されると期待する声もある。一方、米調査会社ディスプレイサーチのアナリスト、リチャード・シム氏は「アップルは発売を急がず、時間をかけて十分な在庫を用意したいと考えるはずだ」と話す。
発売は創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の誕生日だった2月24日になる、あるいはiPad2と同じ3月になるといった説もある。
機能についても、アジアからの部品供給状況などに基づく情報が飛び交っている。
その1つとして、より速いプロセッサーの採用が予想される。インターネットの閲覧やゲームなどがさらに快適に楽しめるようになりそうだ。ロイター通信などによると、新たなプロセッサーは、韓国電機大手サムスン電子が米テキサス州オースティンに所有する工場から供給される可能性がある。
モニター画面の解像度が上がることも、ほぼ確実とみていいだろう。アップルが売り出す携帯機器の新機種ではすっかり恒例となっている。また、バッテリーが大幅に強化されるとの説もあちこちで浮上している。
スマートフォン(多機能携帯端末)「iPhone(アイフォーン)4S」に搭載されている「Siri」のような、音声操作機能が追加されるかどうかも注目される。
iPadの価格設定も気になるところだ。米ネット通販大手アマゾンが昨年12月に発売したタブレット端末「キンドル・ファイア」は、同月中に販売台数400万を突破するヒットとなった。iPad2より小型でシンプル、価格は300ドルも安い。強力な競争相手の出現に、アップルがどう対応するかについては意見が分かれる。
台湾の業界メディア、デジタイムズは先週、iPad3が1月に発売されるとの見方とともに、2種類の機種が同時に発売となり、iPad2はキンドル・ファイアに対抗させるため値下げされるだろうと伝えた。
キンドル・ファイアとの対抗でアップルがiPadの機能を削るとの説もあるが、ディスプレイサーチのシム氏は「アップルは2級品をにおわせるような製品づくりを望んでいないし、その必要もない。作れば作るだけ売れているからだ」と語り、この説を否定している。