2011年4月6日水曜日

停電時、太陽光やカセットガスで発電携帯充電、テレビ電源などに活用

冬に鍋をするときくらしいか使い道が思いつきませんでしたが、小さくても電気を作れるようになれば非常時に役立ちますね。

災害などの停電時にも、消費電力の少ないパソコンや家電製品を利用できる太陽光、カセットガス式の小型発電機が注目されている。キャンプや工事現場などで使われていたが、計画停電への備えとして注文が相次ぎ、取扱業者は対応に追われている。
太陽光で発電するタイプは、電力を内蔵バッテリーに蓄え、照明や携帯電話の充電、小型テレビの電源に活用できる。
ソーラーシステム(福岡市)が販売する小型太陽光発電システム「ソラウナギ」は、アタッシェケース型のバッグに太陽光パネルと充電器が収納され、バッグを開ければすぐに充電を開始できる。
気象条件にもよるが、1回のフル充電で10ワットの電球なら約20時間、パソコンなら5時間使える。定価30万円と高価なのにもかかわらず、問い合わせが相次いでいる。代表取締役の畠山秀信さんは「月100台程度しか生産できないが、できる限り需要に応えたい」としている。
リプラス(金沢市)は、コンパクト太陽光発電システム「リプソーラーミニ」を販売している。太陽光だけでなく、家庭用電源から蓄電池に充電して使うこともできる。定価は4万9800円。代表取締役の熊谷亮二さんは、月100台の生産台数を10倍に拡大するという。
カセットガスなどでモーターを回し、発電するタイプもある。ホンダは、家庭用のカセットガス燃料で発電する小型発電機「エネポ」を、ヤマハ発動機は、ガソリンやエンジンオイル式の小型発電機を販売している。
価格は10万~20万円台が中心で、ホームセンターなどで販売している。液晶テレビやコーヒーメーカーなど、消費電力の大きい家電にも対応できる。
ガソリン式は、屋外に設置して、延長コードで屋内に電源を引き込んで使う必要がある。ガソリンの給油時には発電機を止めることや、可燃物を発電機のそばに置かないなどの注意も欠かせない。