2011年4月4日月曜日

ダイワハウス、太陽光パネルとリチウムイオン電池を組み合わせた電源装置「ソーラーストレージ」

これからは原子力に代わってエコな電力生成装置が必要になってきそうです。太陽と、あとは風力などからも電気が各家庭で作れるようになれば良さそうですね。
 
大和ハウス工業は、太陽光発電パネルとリチウムイオン電池を組み合わせた電源装置「SOLAR STORAGE (ソーラーストレージ)」を、4月1日に発売する。希望小売価格は252万円。
ソーラーストレージは、最大出力520Wの太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電システム「パワーイレ」を組み合わせた電源装置。日中、太陽光発電パネルで創りだした電力をパワーイレに蓄えることで、移動用電源や停電時の非常用電源として利用できる。商用電源に頼らない独立電源システムのため、予期せぬ出来事が起こった際のBCP(事業継続計画)対策や、企業のCSR活動にも活用できるという。
蓄電システム「パワーイレ」は、交流(AC)の電源も直流(DC)の電源からも充電できる非常用電源。地震が発生した場合、揺れが到達擦る前に音声と液晶画面で緊急地震速報を知らせる機能も備えている。
太陽光発電システム部は、パネルを荷台に載せて自由に移動できる可搬式タイプと、屋根に常設する固定式タイプを用意。モジュールはシャープ製で、変換効率が16.3%と高い単結晶モジュールを2枚採用している。
ソーラーストレージの充電時間は約5~6時間。商用電力と接続しない自立運転の場合、45Wの照明3灯、携帯電話の充電10台、ノートパソコン3台を、3時間使用できる。パワーイレ単独を商用電力のみで充電して使う場合は、45Wの照明3灯、携帯電話の充電10台、ノートパソコン3台を、約5時間使用できる。なお、自立運転の場合は、システムを安定して稼動させるために、使用可能容量を約1.1kWh分に制限している(パワーイレ単独では約1.8kWh分まで使用可)。
パワーイレの本体サイズは、320×550×702mmで、重量は約62kg。蓄電容量は最大2kWh。出力用にAC100Vのコンセントを2口備えており、最大1,000Wまで可能。使用場所は屋内に限られる。引き渡しから5年間は無償修理サービスが受けられる。また運転状況は、集中管理センターで24時間遠隔監視される。開発したのは、大型リチウムイオン電池の量産および製造を行なっているエリーパワー株式会社。
太陽光モジュールのサイズは1枚当たり1,626×980mm(幅×奥行き)で、可搬式タイプ全体の重量は41g。公称最大出力は、260Wのモジュールが2枚で520W。