2012年3月26日月曜日

バッファロー、デジタル家電をワイヤレス化する無線ユニット「WLI-UTX-AG300」、USB給電に対応

テレビとネットワークという関係は、切って離す事のできない関係になりました。

バッファローは、ネットワーク対応テレビなどのデジタル家電をWi-Fiでインターネットに接続する無線LANユニット「WLI-UTX-AG300」を、4月上旬に発売する。税別価格は5300円。
ネットワーク対応テレビなど、デジタル家電のLANポートとつなぐことで、IEEE802.11b/g/a/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)に接続する。アクトビラやひかりTV、YouTubeなど、テレビのネットワーク対応機能も使用できる。電源は、デジタル家電のUSBポートから供給する。
接続は、本体とデジタル家電をLANケーブルとUSBケーブルでつなぐだけ。Wi-Fiをワンタッチで設定できる「ACSS」と「WPS」に対応し、対応する無線LAN親機さえあれば、専門的な知識は不要。サイズは幅136×高さ37×奥行き26mmで、重さは50g。

2012年3月25日日曜日

東芝、野菜室が中段で使いやすいスリムな冷蔵庫

野菜を重点に置いた冷蔵庫です。新鮮なまま食べれるというだけでなく、出し入れのしやすさにまでこだわりました。

東芝ホームアプライアンスは、野菜室を中段に設けたスリムな冷蔵庫「置けちゃうスリム GR-E43N」を3月26日に発売する。希望小売価格はオープンプライス。市場想定価格は16万円前後。
容量427Lの5ドア片開きタイプの冷蔵庫。使用頻度の高い野菜室を、中段に設けた「野菜室真ん中レイアウト」を採用した点が特徴。腰を屈めずにキャベツや白菜などの重い野菜を出し入れしやすく、室内を奥まで見渡せるという。野菜室の容量は100Lで、同社では400~450Lの冷蔵庫ではトップクラスの広さとしている。
冷却方式には、冷蔵室と冷凍室をそれぞれ別の冷却器で冷やす独自の「i-ツイン冷却」を採用。冷やしすぎを防ぎ省エネしながら、うるおいのある冷気で野菜の鮮度を保つという。
機能面ではほかに、冷蔵室と野菜室のニオイを脱臭するための「低温触媒脱臭」、冷凍室には食品の霜つきを抑えて鮮度を守る「プレクールシステム」を採用した。さらに、冷凍室内の自動製氷機能「かってに氷」では、給水タンクと製氷皿にAg抗菌加工を施し、清潔さに配慮した。
省エネ面では、コンプレッサーの高効率化などによって、年間消費電力量を前年モデルより約7%抑え、280kWhとなった。
本体サイズは600×682×1,801mm(幅×奥行き×高さ)。容量427Lのうち、冷蔵室217L、野菜室100L、冷凍室110L。消費電力はコンプレッサー(電動機)が115W、電熱装置が101W。デザインは、冷蔵室扉のハンドルなどの凸凹を無くし、すっきりと仕上げている。カラーはブライトシャンパン。

2012年3月24日土曜日

ソフトバンク、栃木県にもメガソーラー発電所を建設

大型の自然発電施設を建設することで、いざというときの備えとしてだけでなく、普段の使用電力を賄うという目的もあります。

ソフトバンクグループの自然エネルギー事業を担うSBエナジーは、栃木県矢板市にメガソーラー発電所を建設すると発表した。
建設地は栃木県矢板市の矢板南産業団地第1街区。発電規模は約2MW(約2,000kW)。発電所の設計や建設を行なう事業者(EPC)はこれから選定される。運転開始時期は、再生可能エネルギーの全量買取制度が開始される7月1日以降を目指している。
SBエナジーは全国に合計200MW以上の規模の太陽光発電所建設を目指しており、既に京都、徳島、群馬でメガソーラー発電所を建設することを発表している。

2012年3月23日金曜日

オムロン、電池の減りをランプで知らせる音波式電動歯ブラシ

ハブラシだけだと、どうしても奥歯隙間の磨き残しが出来てしまいます。歯を磨くなら電動が一番良いのかもしれません。

オムロンヘルスケアは、電池の減りをランプで知らせる「音波式電動歯ブラシ メディクリーン HT-B473」を4月10日より発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は8,980円前後。
充電式の音波式電動歯ブラシ。電池残量が減ってくると、赤く点滅して充電を促がす「充電お知らせランプ」機能を搭載した点が特徴。これにより電池が減っていることに気づかずに使い続け、ブラッシングの途中で動作が止まってしまうのを防げるという。本体を充電器に置くと、ランプが点灯して充電を開始し、充電が完了すると消灯するため、充電状態がひと目でわかる。
洗浄方法には、縦方向と横方向の振動を組み合わせて歯垢をすばやく除去する、同社独自の立体微振動「マルチアクション音波」を採用。運転モードは、毛先を楕円に動かして歯垢を除去する「クリーンモード」、歯茎をいたわりながら歯垢を落とす「マッサージケアモード」、前歯の裏側や奥歯、歯並びの悪いところなどまで毛先が届き、歯垢をかき出す「ポイントケアモード」の3種類を揃えた。1分あたりの振動数は、クリーンモードが約25,500回、マッサージケアモードが約13,000~33,000回。ポイントケアモードが約33,000回。
替え用ブラシには「トリプルクリアブラシ」と「極細マイルドブラシ」が付属する。
カラーはピンク、ターコイズブルー、パープル
本体は防水設計で、水洗いに対応する。凹凸の少ないデザインを採用したため、本体に付いた歯磨き粉や汚れを手軽に洗い流して、清潔に使えるという。同社では、洗面台に調和するガラスのような質感のデザインを採用したとしている。本体カラーはピンク、ターコイズブルー、パープル。
本体サイズは約21×230mm(外径×全長)。本体重量は約64g。電源として、ニッケル水素電池を内蔵する。充電時間は約10時間で、連続使用時間は約30分。3分で自動的に電源が切れる「オートパワーオフ」機能も備える。本体には充電器、ブラシスタンドも付属する。充電器のサイズは約52×82×36mm(幅×奥行き×高さ)。充電器の重量は約160g。充電時の消費電力は約2W。
下位モデルとして、ポイントケアモードと極細マイルドブラシを省略した「HT-B472」と、ポイントケアモードと極細マイルドブラシ、マッサージケアモードを省略した「HT-B471」の2機種も同時に発売する。価格はいずれもオープンプライス、市場想定価格はそれぞれ6,980円、4,980円。
またエントリーモデルとして、充電式電動歯ブラシの中で“最細・最軽量”を実現した「HT-B470」も3月12日より発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は3,980円。

2012年3月22日木曜日

ネスプレッソ、ワンタッチで本格的な味が楽しめるコーヒーメーカー

胃腸のことを考えて、最近はミルクを多めにしているせいか、太ってきた?気がします。

ネスプレッソは、コーヒーやカプチーノをボタン1つで抽出できる「LATTISSIMA+(ラティシマプラス)」を4月中旬に発売する。希望小売価格は29,820円。
専用のカプセルを使うことで、ワンタッチで本格的なコーヒーやエスプレッソが楽しめるコーヒーメーカー。ミルクを泡立てて作るフォームドミルク機能を備えたマシンとしては、ネスプレッソ史上最小のコンパクトサイズとしている点が特徴。本体サイズは、167×319×253mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.5kg。抽出時の圧力は最大19気圧で、抽出時のノイズも従来より低減し、より使いやすくなっているという。
本体抽出部には、スライド式のドリップトレーを採用。エスプレッソカップからカプチーノカップ、トールグラスまで、さまざまなサイズのカップに対応できるという。そのほか、カプセルを最大10個まで収納できる使用済みカプセルコンテナも付属する。
そのほか、抽出後自動で電源が切れる「自動電源オフ機能」を採用する。抽出準備時間は約40秒で、消費電力は1,300W。
本体にはお試し用のカプセルセットが付属する。本体カラーはシルキーホワイト、アイスシルバー、パッションレッド、ミッドナイトブルーの4色。

2012年3月21日水曜日

シャープ、シアターラック「AQUOSオーディオ」2機種を発売

大きなテレビを買ったら、オーディオ環境もそれなりに力を入れたいですね。

シャープは2012年3月8日、薄型デザインのシアターラックシステム「AQUOSオーディオシリーズ」を発表した。52V型~40V型用の「AN-AS5000」と、60V型用の「AN-AS6000」の2機種。AN-AS5000が3月25日、AN-AS6000が6月10日発売予定で、価格はオープン。予想実勢価格はAN-AS5000が9万円前後、AN-AS6000が13万円前後。
AS5000とAS6000の2機種は、最薄部95mmを実現し、AQUOSシリーズを壁に寄せて設置できる薄型デザインのシアターラックだ。パイオニアが開発した薄型の「HVTスピーカー」を搭載。前後に振動板を配置したことで筐体へ振動が伝わるのを抑えただけでなく、全方向に音を放射する特性により広がり感のある音場を実現した。
HVTスピーカー2基に加えて150Wの大容量サブウーファーも搭載し、2.1chのフロントサラウンドシステムとなっている。HDMIリンク規格を利用した「AQUOSファミリンク」に対応し、AQUOSシリーズのリモコンで音量やサウンドモードなどを操作できる。
2012年3月8日時点での対応機種は、AN-AS5000が「LC-52LB3/46LB3」「LC-52LV3/46LV3/40LV3」「LC-40DR3」「LC-52L5/46L5/40L5」「LC-52Z5/46Z5/40Z5」「LC-52V5/46V5/40V5」「LC-52R5/46R5/40R5」の7機種18モデル。AN-AS6000が「LC-60Z5」「LC-60L5」「LC-60B5」の3モデルだ。

2012年3月20日火曜日

バッファロー、BDXL対応ドライブ2機種、ポータブル型「BRXL-CSPI6U2-BK」と内蔵型「BRXL-14FBS-BK」

先日に友達の結婚式に参加したのですが、MP4からオリジナルのDVDを作成するように頼まれていて、なかなか思うように上手く再生できるものが出来なくて苦労しました。

バッファローは、PC用ポータブルBDXLドライブ「BRXL-CSPI6U2-BK」と、PC内蔵用BDXLドライブ「BRXL-14FBS-BK」を、3月下旬に発売する。税別価格は、「BRXL-CSPI6U2-BK」が2万1000円、「BRXL-14FBS-BK」が1万8900円。
「BRXL-CSPI6U2-BK」「BRXL-14FBS-BK」は、BDの新規格BDXLに対応。従来はブルーレイディスク(BD)1枚あたり最大50GBだった容量が、約2倍の100GBに向上した。
録画対応テレビやPCで録画した番組を、PC上でBDやDVDにダビングまたはムーブできるデジオンのソフト「DiXiM BD Burner 2011 for Buffalo」が標準で付属する。ネットワーク内で伝送可能なDCTP-IPムーブ技術によって、デジタル著作権保護されたコンテンツを、録画したデジタル家電と同じLANに接続したPCでディスクに書き込むことができる。
このほか、3Dハイビジョンに対応したBDプレーヤーソフトや映像編集ソフトなど、映像を楽しむために必要なさまざまなソフトが付属。付属ソフトの対応OSは、Windows 7(32/64ビット)/Vista(32/64ビット)/XP(MCE2005を含む)。
「BRXL-CSPI6U2-BK」は、クラムシェルタイプのデザインを採用し、ポータブルBDドライブとしては世界最小・最軽量の幅133×高さ15×奥行き133mm、約240gを実現。CDジャケットと同じサイズで、CDラックにも収納できる。
バスパワー駆動に対応し、コンセントは不要。USBポートの電力が不足している場合は、「ブーストケーブル」をPCの別のUSBポートに接続することで、電力不足を補うことができる。
「BRXL-14FBS-BK」は、デスクトップPCの5インチベイに収納する内蔵タイプ。推奨BD-Rメディアを使用すれば、世界最速の最大14倍速で書込みができる。接続方式は、シリアルATA。サイズは幅146×42×165mmで、重さは約750g。

2012年3月19日月曜日

石崎電機、“一生使い続けられる”「男前アイロン」

金色のカラーリングと無骨なデザインが、まさに「男」というイメージを与えてくれます。

石崎電機製作所は、一生使い続けられるよう、仕様と製品サポートにこだわったスチームアイロン「男前アイロン SI-300LM」を3月2日に発売する。希望小売価格は16,800円。
コードレスで使えるスチームアイロン。長く使えるよう、壊れにくさと性能、コンパクトさにこだわった点が特徴。プレート部には滑りやすく丈夫なセラミック加工を施している。
製品サポートは、交換部品の保有法定年数である6年を過ぎても、部品のある限り修理を続けるという。また、部品が欠品した場合でも、同社の技術で対応できるものに関しては、修理するとしている。
使い勝手の面では、立ち上がりの早さは“業界トップクラス”で、約90秒で使用可能な温度まで上昇する。水タンクは200mlと大容量のため、長時間のスチームが可能となる。さらに、先端からミストを発射する「強力ショット」機能を搭載し、シワを狙い撃ちして伸ばせるという。
このほか、電源を切り忘れても、自動でオフになる安心設計「オートパワーオフ」機能や、湯滴の垂れ落ちを防止する「オートバルブ」機能を備える。
同社では、道具にこだわる“男前な男子”や、女心を忘れない“男前な女子”にオススメとしている。
本体サイズは232×111×134mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約1,040g。消費電力は1,400W。温度調節は約120~210℃。スチーム持続時間は約150秒。スチーム量は1分あたり約5ml。スチーム穴は12孔、ショット専用穴は7孔備える。本体には容量200mlの給水カップが付属する。カラーはゴールド。
ラインナップとして、SI-300LMよりコンパクトでスチーム量を抑えた「男前アイロン SI-301L」と、コード付きの「男前アイロン SI-302S」も発売する。希望小売価格は順に11,550円、8,400円。カラーはいずれもブラック。
石崎電機製作所は1944年創業の電気製品メーカーで、ヒーターを使用した業務/家庭用機器を主力としている。

2012年3月18日日曜日

使用電力をTwitterに自動でつぶやく電源タップ……測定データはグラフなどでも記録

自動でつぶやいてくれるということは、携帯を持っていればいつでも電気の使用状況がわかるので便利ですね。

サンワサプライは、使用電力をTwitterに自動でつぶやく電源タップ「ワットチェッカー TAP-TST9」の販売を開始した。希望小売価格は29,400円。
無線LANを介して使用電力をtwitterに自動でつぶやく電源タップの製品画像
同製品は無線LANを介して、測定した電力の使用状況を自動でTwitterに記録する。測定・記録するデータは、電圧(V)/電流(A)/有効電力(W)/積算時間(H)/電気料金(円)/CO2排出量(kg)の6種類。
本体の液晶画面では、有効瞬時電力(W)/皮相電力(VA)/周波数(Hz)/力率(PF)/積算電力量(kWh)の測定結果も表示可能。
Twitterへの接続設定は、iPhoneなどのスマートフォン向け専用アプリ「WattChecker Commander」を経由して行なう。専用アプリでは、測定データのグラフ化や測定ポイントの地図などを表示する。また、グラフなどの測定データは「Twitter API」を経由させることで、ほかのウェブサービスなどにも引用できるとしている。
また、習慣的に使われる家電に設置することで、離れた場所で暮らすお年寄りの安否確認や安全確認にも利用できるという。
定格容量は15Aまで。本体サイズは、幅60×高さ130×奥行き36mm、重さは約145g(突起物を除く)。

2012年3月17日土曜日

コールマン、アルミボディのLED懐中電灯

キャンプ用品で有名なコールマンだけあって、軽量性と強度に優れた屋外での使用感はピカイチです。

コールマン ジャパンは、アウトドアや非常時に便利なLED懐中電灯「LEDフラッシュライトシリーズ」4製品を発売した。参考価格は1,365~3,255円。
軽量で丈夫なアルミニウムボディを採用したLEDモバイルライト。シンプルな構造で点灯しやすいという。カラーはそれぞれブラック、グレー、レッドの3色を揃える。
「LED フラッシュライトウルトラ/2AA」は、遠くまで照らせる懐中電灯。最大照射距離は約102mの「ロングディスタンススーパービーム」を搭載し、暗いキャンプ場など周りに明かりがない場所や、夜道の確認、ランタンだけでは明かりが足りない時にも便利という。
本体サイズは29×152mm(直径×高さ)。本体重量は約96g。明るさと照射距離は「High/Low」の2段階から選べる。明るさは約200lm。連続点灯時間は約2~3.5時間。電源は単三形乾電池2本。
「LEDフラッシュライトハイパワー/2AA」は、遠くまで照らせて軽量タイプの懐中電灯。最大照射距離は約98mで、夜道を照らしたり、遠くの対象物を照らす際に役立つという。
本体サイズは27×151mm(同)。本体重量は約88g。明るさは約110lm。連続点灯時間は約3時間。電源は単三形乾電池2本。
各機種とも本体はブラック、グレー、レッドの3色を揃える。画像はウルトラ/2AA
LEDフラッシュライトハイパワー/2AA
「LEDフラッシュライト5ビーム/3AAA」は、明るさと点灯時間のバランスがとれた懐中電灯。明るさは95lm、連続点灯時間は約8.5時間で、トレッキングやキャンプ、トレイルランニングなど、1泊ほどの外出や、災害時の夜間歩行の際に適しているという。
本体サイズは30×122mm(同)。本体重量は約98g。明るさは約95lm。照射距離は約52m。電源は単四形乾電池3本。
「LED フラッシュライトミニ/3AAA」は、約38時間連続点灯できる懐中電灯。連続使用時間が長く、電池の交換の手間が少なく、経済的という。
本体サイズは30×110mm(同)。本体重量は約88g。明るさは約22lm。照射距離は約27m。電源は単四形乾電池3本。

2012年3月16日金曜日

東芝、水銀ランプを置き換える街路広告用LED電球

外で使われることを目的として開発されたので、耐久性や寿命などが従来のものより大幅にパワーアップしています。

東芝ライテックは、160Wの水銀ランプと、ほぼ同等の明るさを実現したLED電球「反射形(チョークレス水銀ランプ形)19.0W LDR100/200V19N-H」を3月21日より発売する。希望小売価格は29,400円。
屋外看板や広告用照明に用いるE26口金のLED電球。同用途に広く使われている「チョークレス水銀ランプ 160W形」と、ほぼ同等の明るさ、本体サイズ、配光角を実現している点が特徴。
消費電力は19W。定格寿命は4万時間。水銀ランプと比較して、消費電力は約88%抑え、寿命は約6倍に伸びた。4万時間使い切った場合、電気代に換算すると約124,000円の節約になるという。長寿命で、取り替え回数が少ないため、高所への設置にも適している。
全光束は1,600lm、本体サイズは120×157mm(外径×全長)。配光角は、同社独自の光学設計による110度で、いずれも160W形水銀ランプに近いスペックとなっている。
光色は、色温度5,000Kの昼白色を採用し、看板照明に合う自然な雰囲気とした。平均演色評価数はRa70で、文字の入った広告をより効果的に照らせるという。同社では、160W形チョークレス水銀ランプでは得られなかった光色としている。
防水性を高めるため、前面カバーとボディの間には丸いパッキン「Oリング」、電源回路にはカバー用の樹脂ケースを備えた。口金部分には防水シリコンを配備し、万が一器具側から浸水した場合でも、ランプが浸水しにくい。
使用温度は-20℃~+35℃で、屋外でも安心して使える。電源電圧は、100/200Vに対応し、電圧が多少不安定な場所でも使用可能という。さらに、落下を防止用の「落下防止ワイヤー」も同梱する。
本体サイズは120×157mm(外径×全長)。本体重量は500g。

2012年3月15日木曜日

パナソニック、両面受光の太陽電池で“光合成”を演出

光合成というひとつのテーマに基づいてユニットを開発したことで、自然というシステムの偉大さと新たな発見をしたそうです。

パナソニックは、4月にイタリア・ミラノで開催される家具・インテリアの国際展示会「ミラノサローネ」において実施する空間展示「Photosynthesis -光合成-」の事前プレゼンテーションを開催。展示内容の一部となる、両面受光タイプの太陽電池ユニットを公開した。
今回の展示は、「光合成」をテーマに、太陽電池、蓄電池、LED照明といったパナソニックの“創エネ/蓄エネ/省エネ”製品を組み合わせ、「循環可能な新しいエネルギーの時代」を表現することを狙ったインスタレーション(空間芸術)。会場はミラノ大学内の中庭「インテルニ レガシー」で、中庭の中央部に太陽電池と蓄電池を配し、その電気を用いて、キャンパスの廊下のLED照明を照らすという構成になる。
展示にて採用される太陽光パネルは、一般的な片面受光タイプではなく、表裏両面で受光し、発電する“両面受光”タイプを使用する。パネルは地面や屋根に敷き詰めるのではなく、ポリカーボネートで立体的に固定され、かつそれぞれが互い違いに、異なる方向を向くように設置されている。
デザインを務めた建築家の平田晃久氏は、このようなデザインを採用した理由について、「平面ではなく、木のような立体的な構成を試してみたい」という考えがあったという。
「太陽光パネルは屋根の上に敷き詰められるイメージが強い。確かに、真南に向けてパネルを並べるのは効率が良いが、自然界において同じようなことしているのは、苔や芝といった2次元に広がっているもの。ほかの植物は、立体的に葉を生やして光合成をしており、そうした形でうまく生き永らえている」
また、パネルを立体化し、異なる方向に向けるメリットとしては、「あらゆる方向に向けることで、南中時に空が曇っていたとしても、そのほかの時間帯の時に晴れていれば、発電効率は高くなる。言ってみれば“多角経営的”で、発電できないリスクを抑えるために、いろいろな方向を向かせている」と説明した。
また、このデザインを実現するためには、太陽光パネルが「両面受光タイプ」である必要があったという。
「両面受光のパネルは、通常は東西方向や垂直面に使われることが多く、拡散光をうまく入力することで効率が高められる。もし、パネルを面的にならべて配置すると、パネルの下がすべて影になってしまうが、立体的に配置すれば、下になんとなく光が入り、スペースもできる。木のように分散して太陽光パネルを設置することは、両面パネルだからこそ可能になった」
この太陽電池で発電した電気は、廊下のLED照明のほか、回廊部分の装飾照明にも使われる。装飾照明としては、風船内に搭載したLEDがカラフルに変化する「バルーン照明」や、壁一面に敷き詰められた有機EL照明、“雲”をイメージし、天井から多数吊るされたクリアタイプのLED電球が用意される。
平田氏は展示について「木の葉が太陽の光を受けてエネルギーを作り、それを蓄えたり使うことは、ひとつのネットワークになっている。光合成は、小学校で誰でもが習うような誰でも知っていることだが、意味に富んでいる。(今回の展示で)1本の木で起こっているようなことを再現したいと思っている」と話した。
なお、今回の展示で使用されている両面受光の太陽電池は、変換効率の高い「HIT太陽電池」となる。出力など詳細なスペックは、ミラノサローネ開催時に発表されるという。

2012年3月14日水曜日

パナソニック社長交代の内幕 異例の続投か、それとも本命の昇格か

トップが入れ替わるかどうかの話によって、これからの製品の方向性も変化していくので注目したいです。
【ビジネスの裏側】パナソニックは、津賀一宏専務(55)が6月に社長に昇格し、大坪文雄社長(66)が会長に、中村邦夫会長(72)が相談役に退く人事を決めた。津賀専務は本流であるデジタル家電部門のトップを務め、次期社長として最有力視されていた順当な人事だ。だが、一時は中村会長と大坪社長の続投案も検討された。パナソニックのトップ人事の裏側に何があったのか。
“異例の続投”宣言
平成23年12月14日。東京都内で開かれたパナソニックの記者懇親会で、中村会長は手を下に向け業績が下降線のポーズを取りながら「会社がこれ(業績低迷)の間は辞められない」と、発言した。“続投宣言”と受け取れる内容に、取り囲んだ記者たちは驚いた。
大坪社長は6月で就任から丸6年。中村会長の社長在任期間と並び、9月には67歳になる。パナソニックは創業者の松下幸之助氏が66歳で社長を退任以降、過去に66歳を超えて社長を続けたケースがない。
来期も中村会長と大坪社長が続投すれば、同社としては“異例”の人事だ。このため、6月に大坪社長が会長に就き、中村会長が相談役に退くというのが当初からの既定路線だった。
しかし、中村会長が自らの続投に言及した昨年12月の段階では、超円高やテレビ事業の縮小などに伴うリストラ費用が膨らみ、24年3月期は約4200億円の連結最終赤字に陥ると見通していた。24年1月には、三洋電機とパナソニック電工との事業統合も控え、環境が大きく変化する。
このため、経験豊富な中村会長と大坪社長が続投し、経営環境が安定してから後継者にバトンを渡すという人事案が社内で検討されたもようだ。
過去最悪の最終赤字
事態が変化したのは2月3日。
「責任を痛感している」
大坪社長は同日行われた決算発表の席上、苦渋の表情を浮かべながらこう述べた。当初、24年3月期で見込んでいた4200億円の連結最終赤字が7800億円まで膨らみ、過去最悪となることを明らかにしたからだ。
歴史的な円高やサムスン電子といった韓国勢の攻勢などで、買収した三洋電機のリチウムイオン電池事業の採算が悪化。三洋の企業価値が下がり、資産として計上していた「のれん代」について2500億円もの損失処理を迫られたことが、最終赤字が膨らむ原因だ。
「新しいトップで、新たな歩みを進めるべきだ」(大坪社長)。中村会長と大坪社長は急激な業績悪化と経営環境の変化を受け、さらなる構造改革と新たな成長戦略を、若手リーダーに託すことを決断する。
2月上旬、大坪社長は津賀専務に社長昇格を伝えた。来期の役員人事案を大坪社長が報告すると、中村会長は「本当にご苦労さんだった」と声をかけた。
“本命”の社長昇格
55歳と、創業家以外では最年少での社長就任となる津賀専務。大阪大学の基礎工学部を卒業した技術系で、16年には47歳の若さで役員に就任するなど、早くから次世代のリーダーとして期待されてきた。
昨年4月には次期社長候補として、パナソニックの本流であるデジタル家電部門のトップに就任。大坪社長は「本質を見抜く力がある」と、津賀専務の能力を高く評価する。
しがらみにとらわれず、合理的な判断を下すことにも定評がある。「テレビ事業の赤字の垂れ流しは許されない」として、テレビ用プラズマパネルの最新鋭工場だった尼崎第3工場(兵庫県尼崎市)の稼働停止を進言したとされる。
「挑戦する強い気持ちを持って進んでいく」
2月28日の就任会見で津賀専務は、一段の改革に取り組む姿勢を強調した。
「破壊と創造」を掲げて業績不振からV字回復させた中村会長。松下電器産業からの社名変更や、パナソニック電工と三洋の完全子会社化など将来に向けての布石を打った大坪社長。歴代トップたちの“変革”を求めるDNAは、若いリーダーにも受け継がれている。

2012年3月13日火曜日

[PV EXPO12]重さが従来品より半分以下の太陽光パネル

施工のし易さや量産性が向上したりと、これから大いに活躍しそうな商品となりそうです。

「PV EXPO2012(第5回国際太陽電池展)」が2月29日から3日間、東京ビッグサイトで開催された。会場には無数の太陽光パネルが並び、来場者はどれがいいのか迷うほど。そんななか、軽さをPRしていたのがフジプレアム(本社・兵庫県たつの市)だ。
同社は昭和57年に包装資材の販売を目的として設立された不二が前身で、平成3年に光学機能性フィルム加工事業に参入。同13年からプラズマディスプレイ(PDP)用の光学フィルターを製造し、家電メーカーに販売してきた。
そのコア技術を応用してつくったのが、従来のものよりも重さが半分以下という太陽光パネルだ。「使われているガラスは厚さが大体3.2mmぐらいなんですが、うちのものは0.8mmなんです。ですから、その分だけ重量が軽くなるわけです。工事も従来よりずいぶんとやりやすくなります。そのため、用途も大きく広がると考えています」と同社関係者は話す。
今回の展示会でその一例として、ガレージ用のものを出品した。ただ、発売時期については未定で、現在認証を取るための作業を行っているそうだ。しかし、これまでになかったものなので、認証を出す側もどう試験をしたらいいか迷っているという。「引き合いも非常に増えているので、なんとか夏ぐらいには発売したい」と同社関係者は話していた。

2012年3月12日月曜日

パナソニック、まつげ用コーム「まつげくるん」に道端ジェシカ限定モデル

今をときめく人気モデルだけあって、彼女がデザインしたというポイントは、十代から二十代の女の子への大きなアピールポイントになりますね。

パナソニックは、道端ジェシカがデザインを担当した「まつげくるん 回転コーム EH-SE60-PJ」を5月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4,000円前後。
ヒーターを内蔵したまつげ用のコーム。今回発売する製品は、モデルの道端ジェシカさんがデザインを担当した限定モデルとなる。マットな質感のピンクを本体カラーに採用したほか、キャップ部分に、ハートのデザインがあしらわれている点が通常モデルと異なる。
機能面は、4月1日より発売する「まつげくるん 回転コーム EH-SE60」と同等。カール具合を自由に調節できるように、360度回転するコームを搭載。コームを回転させる方向によって、自然なカールやしっかり目のカールなど様々なカールを楽しめる点が特徴。
また、コーム幅を従来より薄くしたことで、根元からしっかりカールできるようになり、これまでカールさせるのが難しかった短いまつ毛や、一重、奥二重の人にも使いやすくなったという。
本体サイズは19×19×150mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約23g。化粧ポーチなどに入れて持ち歩けるコンパクトなサイズを実現したという。電源は単三アルカリ乾電池1本で、充電式電池にも対応する。1日1回、2分程度使用した場合の電池寿命は約3週間。

2012年3月11日日曜日

パナソニック、演色性が高くコンパクトにたためるLEDデスクスタンド

最近車の車内のランプをLEDに変更しましたが、以前の電球との明るさの違いに驚きました。消費電力も1/10になるらしいので、良い事尽くめですね。

パナソニックは、光の演色性が高い「LEDデスクスタンド SQ-LD200」を4月25日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は8,000円前後。
昼白色のLEDを搭載したデスクスタンド。色の見え方の基準となる平均演色評価数がRa85と平均より高く、色がより自然に見える点が特徴。また、不快なまぶしさが目に届きにくい構造を採用しており、手元だけを明るく照らすとしている。本体未使用時はコンパクトに収納できる。
本体の高さは365mmで、セード部分の幅は405mm。色温度は5,000K。光束は260lmで、消費電力は8W。光源寿命は2万時間。固有エネルギー消費効率は32.5lm/W。本体カラーはブラック仕上げとシルバー仕上げの2色。

2012年3月10日土曜日

ツインバード、パンの焼き上がりサイズを3種類から選べるホームベーカリー

一人や二人で暮らしていて、パンを作ったら大量に余ってしまった!なんていう経験のしたことある人なら、少量の食パンを焼けるという機能はうれしいですね。

ツインバード工業は、パンの焼き上がりサイズを3種類から選べる「ホームベーカリー PY-E731W」を発売した。希望小売価格は21,000円。
パンの焼き上がりを0.5斤、0.8斤、1斤の3サイズから選べるホームベーカリー。夫婦2人なら0.5斤、家族3人なら0.8斤、4人なら1斤というように、状況に合わせてサイズを選べるため、パンを残すことなく、毎朝焼きたてのパンが食べられるという。
機能面では、工程途中に自動で具が投入される「自動具入れ機能」を搭載。レーズンパンやくるみパンなど、具入りのパンを作る際でも、材料投入から焼き上がりまですべて自動で行なう。
また、「こね」「発酵」「焼き」の各工程を、それぞれ独立して選択できる「独立モード」も備える。各工程の時間を好みに合わせて選択できるので、好みのパンを作りたい時に便利だという。
オートメニューとしては、「食パン」「米粉パン」「ごはんパン」「全粒粉パン」など9つのパンメニューのほか、「ピザ」「ケーキ」「もち」など全15メニューを搭載する。
本体サイズは235×295×305mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.3kg。消費電力は430W。13時間までのタイマー機能も備える。電源コードの長さは約1.4m。本体には軽量カップ、軽量スプーン、羽根取り棒、レシピブック、ガイドシートが付属する。

2012年3月9日金曜日

スマートメーターの規格統一、経産省が正式決定

新しい規格で統一することによって、さらに電気を管理のしやすい体制になるようです。

経済産業省は24日、スマートメーター(次世代電力計)と家庭用エネルギー管理システム(HEMS)の連携を可能にする規格の統一を正式に決めた。
国内規格を統一することでコスト削減と早期の普及をはかる。普及すれば、電力会社は電力需給に応じた柔軟な電力料金が設定でき、家庭では電力使用の状況を把握して自動的な節電を行うことなども可能になる。
規格の統一は、パナソニック、東芝などの電機メーカーや住宅会社、電力会社などが参加する「スマートハウス標準化検討会」で合意した。具体的にはスマートメーターに、電力の使用状況を電力会社と利用者双方がリアルタイムに確認できる機能を搭載する。HEMSとの組み合わせで、優先度の低い家電製品を自動的に停止させることなどもできるようになるという。

2012年3月8日木曜日

アップルの70万人雇用~新卒6割就職と初任給1000万円の差の理由

現在数ある企業の中でも、そのジョブズ氏が去った後でも留まる事のない勢いは、これから就職しようと考えている方たちには魅力的に映るのでしょうね。

ウォルター・アイザックソン『スティーブ・ジョブズ』で印象に残っているシーンがある。アップルが70万人を中国で雇用していることをオバマ大統領に話すくだりだ。ジョブズは、オバマがシリコンバレーに立ち寄った際に、グーグルのエリック・シュミット、フェイスブックのザッカーバーグなど、アメリカ経済を引っ張る12名によるディナーミーティングを開いた。
そこで、ジョブズはオバマに以下の提案をする。
「米国は熟練エンジニアを増やす方法を見つけなければならないと重ねて訴えた。アップルは中国の工場で70万人の作業員を雇っており、それだけの人数をサポートするためには3万人のエンジニアを現地に派遣しなければならない」
そのためのエンジニアをアメリカでは見つけることができないという。
「これは現場のエンジニアであり、博士号を持っている必要もなければ天才である必要もない。製造現場で必要とされる基本的なエンジニアリングスキルさえ身につけてくれていればいい。トレーニングは工業専門学校やコミュニティカレッジ、職業訓練校などで可能だ。『エンジニアの教育をしていただければ、もっと多くの工場を動かせます』」
ジョブズはオバマを「言い訳ばかりする大統領」として批判的だったが、この話は大統領もピンときたらしく、その後、何度か話題に上ったという。そのため、ジョブズは今年の大統領選の広告の手伝いを申し出た。ただ、実現はしなかったが。
しかし、70万人という人数に私自身は衝撃を受けた。
トヨタの従業員数は32万人。家電のみならず公共事業に強い日立で35万人。東京電力に至っては5万3000人だ。もちろん、ここで上げた企業には系列企業や下請け企業などが存在するために、それ以上の雇用が存在すると考えられる。ただ、製造業を中心とした第二次産業がいかに多くの雇用を生み出しやすいのか、また、要求される技能も極端に高度ではないかということがわかる。
タイラー・コーエン『大停滞』では、過去、フォードやゼネラル・モーターズ(GM)といった自動車産業がかつて何百万人もの雇用を生み出しデトロイトを屈指の繁栄都市にまで押し上げたことを述べている。
一方で、急成長を続けるインターネット企業が、利用者の数の割に、雇用者の数を増やしていないことを指摘している。
主なインターネット関連企業の雇用数
グーグル 2万人
フェイスブック 1700人+α
イーベイ 1万6000人
ツイッター 300人
アップル 1万3920人
きわめてわずかな人的労働力が、全世界を覆う多くの価値を生むが、アメリカ経済への雇用という側面での貢献度は低い。「ジョブレス・リカバリー(雇用創出をともなわない景気回復)」が起きているという。
「比較的専門技能の乏しい労働者の間で特に失業率が高いことも、これで説明できる。ITの専門技能をもっていない人は、新しい成長産業や、勢いを取り戻した旧産業で職を得ることが難しいのだ。
しかしその半面、最先端のテクノロジーを扱う一部の企業は、人材不足により必要なスタッフを採用できずにいる。技能のミスマッチが深刻化し、労働市場の二極分化に拍車がかかっている」
グーグルは雇用を生み出していないだろうか。そんなことはない。アンドロイド携帯を通じて、数は明瞭ではないが、韓国、台湾、中国などにアップルと同じぐらい新しい雇用を生み出しているだろう。
一方で、先進国の立場になる日本で起きていることも、アメリカとほぼ同じだ。
日本でも高いITの専門技能を持つ学生は、どこのIT企業でも求められている。しかし、雇用人数は少ない。新しいソーシャルゲーム分野の高成長で注目を浴びている、ディー・エヌ・エーは1604人、グリーは785人だ。2社合計で日本国内6000万人以上の登録ユーザーを抱えている成長企業の従業員数がそんなものなのだ。
そして、どちらの企業も高度な技術力を持ったプログラマー・エンジニアが恒常的に不足しており、常に人材の募集を続けている。昨年12月にディー・エヌ・エーの初任給が能力給とはいえ1000万円という破格の給与が同社のサイトで提示され話題になった。
一方で、新卒学生の就職率が6割という低い実情とは対称的だ。ITが必要とする高い教育水準がもたらす高度な付加価値を生み出せる産業は、その国の雇用に結びつきにくい。
ただ、日本は先進国という市場の上流にいる以上、第二次産業のような環境が再び回復する望みは薄い。今後も、新しいIT産業の成長が日本経済を成長させる鍵となる可能性は高いが、アメリカと同じように雇用率の乖離が続く可能性は高い。
嘆いても意味はない。それが今の時代であり、そのなかでのチャンスを生み出す方法を探らなければならない。製造業の回復をただ祈っていても、今後も新たに生まれない雇用に投資をしても意味はない。新しいルールの違う時代に日本も適応するしかない。

2012年3月7日水曜日

中国で「iPad」ダメ…アップル、商標に泣く

旅行で香港に行ったときに、アイパッドではなくてサムスンのモバイル端末がよく売られていました。

多機能情報端末「iPad(アイパッド)」の商標権を巡り、米アップルと中国企業が激しく争っている。
「世界の市場」として注目される中国では商標権を巡るトラブルが多発しており、グローバル企業による中国進出の大きな壁となっている。
◆2000年に「iPAD」
「並べてはいるけど、見てもらうだけ。販売はしていません」。中国南部、広東省恵州市の地方裁判所で今月17日、アイパッドの販売差し止め命令が下った。売れ筋商品を失った家電量販店の男性店員は言葉少なだ。
訴訟の原告は、中国でアイパッドの商標権を持っていると主張する広東省深セン市の情報技術(IT)機器メーカー「唯冠科技」だ。唯冠によると、同社は2000年に画面をさわって操作するパソコン「iPAD」を欧州で発売。同時に台湾のグループ会社がアイパッドの商標権を取得した。
その後、唯冠はアップル側に商標権を売却したが、唯冠は「売却したのは海外での商標権。中国分は今も自社が持っている」と主張している。
◆iPhoneも?
アップルは深セン市の地方裁判所に「アイパッドの商標権は自社のもの」と認めるよう訴訟を起こしたが、昨年12月に敗訴した。
アップルは広東省の上級裁判所に上訴したが、唯冠は1審での勝訴を受けて、中国各地でアップルによるアイパッドの販売差し止めを求める訴訟を起こすとともに、中国の税関当局にアイパッドの輸入を止めるよう申請した。
上海でも22日、アップルの販売会社を相手取り、アイパッドの販売停止を求める裁判が始まった。上海市浦東新区人民法院(地裁)は23日、訴訟手続きを停止すると発表した。29日から審理が始まる広東省の上訴審による判断を待つためだ。
上訴審で唯冠側が勝訴すれば、上海を含めた中国各地の裁判所がアップル製のアイパッドの販売差し止めを命じる可能性がある。
中国メディアによると、アップルの高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」を巡っても浙江省の照明販売商が10年8月に照明器具や加湿器などに「アイフォーン」の商標権を使うための登録を申請している。
中国でもアップル製品の人気は高い。アイパッドを愛用する北京市の40代の女性はアップルと中国企業の間で広がる商標権を巡る争いについて、「機能の革新性が魅力。名前にはこだわらない」と冷ややかだ。

2012年3月6日火曜日

ソニー、アルミユニボディの「Xperia P」などを発表

軽くて丈夫なアルミボディが採用されたことによって、さらに携帯で持ち運ぶのに便利になりました。

ソニーモバイルコミュニケーションズは2011年2月26日、スペイン・バルセロナで27日に開幕する「Mobile World Congress 2012」に合せ、「Xperia」ブランドの新しいスマートフォン2機種を発表した。いずれも1月に発表した「Xperia S」(日本での製品名は「Xperia NX」)の派生機種で、ディスプレイサイズの小さい廉価モデルの位置付け。今年の第2四半期中(4~6月)に世界で発売の予定だ。
同社はXperia S以降のスマートフォンを「Xperia NXTシリーズ」と呼び、特徴的な端末デザインや新しいユーザーインターフェース、そしてテレビやパソコンなどとの手軽なコンテンツ共有機能を訴求しているが、今回は新たに「SmartDock」と呼ばれる周辺機器も追加投入。スマートフォンを「リビングルームのコンテンツのハブとして」(ソニーモバイル)使えるよう、HDMI端子や複数のUSB端子(キーボードやマウスが接続できる)を備えている。「Xperia PLAY」を発表した昨年に比べて発表の内容自体は地味だったが、各社が今年の戦略のカギとしている「家電連係」の面では、着実に次の一手を打ってきた格好だ。
アルミボディのXperia Pは「WhiteMagic」ディスプレイ採用
スマートフォンの新機種は2つ。「Xperia P」は、8メガカメラと4型の「ホワイトマジック」ディスプレイを備える端末だ。ホワイトマジックディスプレイは、今回が初の採用となるソニー独自の液晶画面で、昨年の8月に発表済みの技術。従来の液晶に比べて最大輝度を上げることで、特に屋外での視認性を高めつつ、消費電力を低く抑えている点が特徴だ。今回のディスプレイは960×540の、いわゆるqHD解像度。なお、同時に発表された「SmartDock」はXperia Pのみの対応となる。CPUは1GHzのデュアルコア(ST-Ericsson製「U8500」)、内蔵メモリーは16GB。当初はアンドロイドOS 2.3で登場するが、4~6月の間にOS 4.0へのアップデートを予定しているという。本体サイズは幅59.5×高さ122×厚さ10.5mm。重さは120g。本体色はシルバー、黒に加えて赤も用意される。
もう1機種の「Xperia U」は、Xperia Pよりさらに小型の端末。画面サイズは3.5型、カメラは500万画素だが、Xperia Pと同じ1GHzのデュアルコアCPUを採用する。本体色は白と黒の2色だが、付属のキャップ(ピンクと黄色)により端末下部の色を変えられるのが特徴。こちらも発売当初はアンドロイドOS 2.3で、4~6月の間にOS 4.0へのアップデートを予定している。本体サイズは幅54×高さ112×厚さ12mm。重さ110g。なお、2機種ともに今のところ日本の携帯電話会社からの発売のアナウンスはない。

2012年3月5日月曜日

アマゾン2011年部門別売上げTOP商品“自炊”用スキャナー等

私も最近はカーナビから野菜ジュースまでを購入するようになり、一月に5万円くらいは平均して買い物をするようになりました。
家電から食品まで多様な商品を取り扱い、送料無料で購入できることも多いネット通販。7兆円市場の通販業界にあって、すでに6割近いシェアを占めているという。
そんなネット通販最大手のアマゾンジャパンが2011年の各部門別年間ランキングを発表した。アマゾンの日本での売上高は非公開だが4000億円近いといわれ、その販売動向は日本の消費者心理をそのまま反映する。流通ジャーナリストの金子哲雄氏が解説する。
「昨年の特徴は東日本大震災が各ジャンルに影響を与えているということ。『スポーツ&アウトドア』1位のランタンは、アウトドアだけでなく非常時のために購入した人がかなりいたはず。『食品&飲料』は、一昨年1位だったコントレックスが健康志向の商品だったのに対し、今回はミネラルウォーターのサントリー天然水がトップになった。原発事故の影響による水道水への不安が消費者を動かしたということです」
震災は他のジャンルにも影響を与えている。
「『おもちゃ&ホビー』1位の『どうぶつしょうぎ』をはじめ、ボードゲームが多くランクインしているのは、家族の絆を意識しての消費行動と考えていいでしょう」
昨年は電子書籍への流れが顕在化した年でもあった。
「『文具・オフィス用品』1位の断裁機は、書籍をデジタルデータ化する流行りの“自炊”関連商品。『パソコン・周辺機器』で2位に入っているスキャナーとセットで人気になっています」
ランキングの中には「アダルトグッズ」という項目もある。1位に輝いたのが、男性用オナニーグッズメーカー・TENGAの旗艦商品ともいえる「ディープスロート・カップ」だ。
2005年からの6年間で累計1700万本を出荷し、世界40か国以上の男性の股間を満足させ続けるTENGAは、射精障害の治療・リハビリ用として医療面でも普及しつつあることで知られる。今回、TENGAは初の戴冠となった。
なお、アダルトグッズは秋葉原にある大型アダルトショップやDVD個室鑑賞店など店舗での販売数も多いが、「人目を気にして買いにくい」という人が近年ネット通販を利用して購入しているようだ。

アマゾンジャパン部門別年間売上TOPアイテム
※商品価格は、アマゾン(amazon.co.jp)で表示されている価格(税込)です。
【スポーツ&アウトドア部門】
『GENTOS LEDランタン エクスプローラー プロフェッショナル』2510円
【洋書総合部門】
『Steve Jobs』2104円
【和書総合部門】
『涼宮ハルヒの驚愕』(初回限定版)1260円
【おもちゃ&ホビー部門】
『どうぶつしょうぎ』964円
【ミュージック部門】
『AKB48ここにいたこと』(初回限定版)2700円
【家電&カメラ部門】
『Apple iPod touch 32GB』2万2526円
【食品& 飲料部門】
『サントリー 天然水』(2L×6本×2箱)1363円
【文房具・オフィス用品部門】
『プラス 断裁機 裁断幅A4』2万9986円
【アダルトグッズ部門】
『TENGA ディープスロート・カップ』470円
【DVD・ブルーレイ部門】
ARASHI 10-11TOUR“Scene”7080円
【TVゲーム部門】
Xbox Live 3500 マイクロソフト ポイントカード 4090円
【パソコン・周辺機器部門】
EPSON インクカートリッジ(6色セット)4935円
【DIY・工具部門】
キムワイプ1 2×2 1.5cm 1箱(200枚入)350円
【ヘルス&ビューティ部門】
ザバス ホエイプロテイン100 ココア味1kg3340円
【時計部門】
Sleep tracker PRO Black2万1418円
【ジュエリー部門】
ラムールダイヤモンド ネックレス1万2600円
【服&ファッション小物部門】
Franco Collezioni ドレスシャツ 3枚組5382~7350円
【シューズ&バッグ部門】
crocs crocband1995~3990円

2012年3月4日日曜日

DMM、8万円で太陽光発電システムが導入できる「DMMソーラー」

動画サービスだけをしているのかと思ったら、ソーラー発電を使ったサービスもすることになったようです。各社が参入してきている太陽発電の現状を見ていると、十分に採算の取れる市場として重要視されているみたいです。

通販サイトのDMM.comは、太陽光発電システムの設置にかかる費用を軽減するサービス「DMMソーラー」の営業を開始したと発表。現在、同社サイトと専用ダイヤルにて申し込みを受け付けている。
太陽光発電システムを導入する際の初期負担額を軽減することを目的としたサービス。DMMでは同サービスを開始する理由として、現在、電力消費への意識が高まり、また法制度の整備が進む一方で、一般住宅向けのソーラーパネルの普及率は1.8%と低く、その原因に「初期投資が高額」「投資の回収にかかる期間が不透明」があることを挙げている。
サービス内容は、契約者が契約費用80,000円を負担することで、自宅にパネルやパワーコンディショナーなどの太陽光発電システムが設置できる。契約期間は10年間。設置後は、自宅のパネルが発電した電力を、DMMと契約者側で10年間シェアする。割合は契約者側が3割、DMM側が7割。10年間の契約終了後は、発電量のすべてが契約者側に引き渡される予定。
DMMでは、契約者の条件として5点を挙げている。契約条件は、(1)日射量や屋根の形状など、発電量がDMMの規定に達すること、(2)10年間の契約を行なうこと、(3)家・建物の所有者であること、または所有者の同意を受けていること、(4)インターネットを使える環境が整っていること、(5)国や地方自治体などの補助金を利用することに同意すること、の5点。また、青森県、秋田県、山形県、離島は利用できない。
設置までの流れは、同社への問い合わせてプランを計画をした後、DMMが指定する施工会社が現地を調査。設置工事完了後に利用できる。申し込みから利用開始までの所要日数の目安は約3カ月。
ソーラーパネルの製造元は株式会社グリッド、設置業者は株式会社横浜環境デザインが担当する。初年度の契約目標は1万件。
このほか、法人や地方自治体についても、DMMソーラーのサービスを展開。緊急時の発電施設の拡充や、遊休地の活性化などに貢献するという。

2012年3月3日土曜日

日本HPがインクジェットプリンターで中小規模ビジネスマーケットを狙う理由と勝算

購入したプリンターに、あると思っていたレーベル印刷機能がなかったのでショックでした。インクの持ちは良いので、ランニングコストが安いという点だけが長所です。

日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は15日、中小企業向けのビジネス用途インクジェットプリンター「Officejet Pro 8600 Plus」、同「8600」および「8100」の3機種を発表した。
日本HPの新型ビジネスインクジェット
新モデルは、個人事業主やSOHOでの利用を中心としたビジネス用途を想定しており、「競争力のある魅力的な価格」「高速プリント」「低ランニングコストと高画質インク」「(モバイルアプリ連携による)プリンター モバイル ソリューション/エコ機能」が特徴だ。
同社の担当者によれば、ビジネス分野への参入について「当社は量販店を中心にコンシューマーでビジネスをしているが、今後成長するに当たり、どうしても考えなければならないのがビジネスの市場」と説明し、「まずはコンシューマープリンターを職場でも使用しているようなSOHOや中小規模の企業に対してビジネス市場に取り組んで行く」と述べる。
ビジネス市場参入に際して重要な鍵となる販路の確保については、これまでの家電量販に加えて事務用機器の販売店にもチャネルを拡大していくという。
さらに性能面についても、クラストップレベルの印字速度や低ランニングコストを強く訴える。「プリンター購入に際しての比較選定ポイントは、価格、印刷画質、スピードとコンシューマー向けも中小規模ビジネス向けも似通ってい。新製品は、こうした3つの要件を十分担っており、競争力を持たせた」と前出の担当者。
また、別の製品担当によれば、新モデルでとくに重視した点として高速印刷を挙げる。「今回の新モデルの開発に当たり、新しい顔料インクを採用すると共に、印刷するヘッドの幅を従来比30%長くしてノズルの噴射幅を広げた。この30%分が全体のスピードアップにつながっている」。
またランニングコストについては、「ビジネス用途というとレーザープリンターのニーズが強いが、同クラスのカラーレーザーに比べインクジェットの消費電力は80%以上も低い。ビジネスのインクジェットプリンターは省エネの視点でも効果がある」と同担当は説明し、商品力の面でもマーケットシェアの拡大に自信を示す。

2012年3月2日金曜日

パナソニックと三洋の技術を結集 電動アシスト自転車「ビビチャージ」

最近お腹がポッコリしてきたので、運動の為に自転車通勤にしようかと考え中です。

自転車が進むための力をモーターで補助する電動アシスト自転車の進化版だ。下りの坂道など、アシストが不要な時にはモーターが発電機に切り替わって電気をバッテリーに蓄える。2012年1月に事業統合したパナソニックと三洋電機の自転車部門が一体となって開発し、11年12月に発売した。シリーズで月産3000台を計画しているが、それを上回るペースでの好調なスタートを切っている。
前輪の車軸に装備したモーターで駆動をアシストする。通常のアシスト自転車は、ペダルの位置にモーターを設置し、チェーンを通じて後輪の駆動力を補助する方式となっている。車輪の回転で電気を起こして蓄えることを「回生充電」と呼ぶが、前輪が回転する力をチェーンを介さずにダイレクトに活用することで回生充電が効率よくできるようにした。前輪駆動方式の狙いはそこにある。
ビビチャージの場合、回生充電は下り坂やブレーキをかけた時だけでなく、平地を走っている時でも走行モードの選択によっては、回生充電ができる。試乗し、平地を走っているとペダルが少し重くなって、回生充電が始まった。しかし、ペダルに力を込めると「早く走りたい」という意思が制御装置に伝わり、回生充電が解除されるだけでなく、瞬時にモーターによるアシストが加わってきた。
ペダルを踏み込むと、エンジンとモーターの両方で加速するハイブリッド車(HV)のような感覚だった。実際、回生充電とアシストの切り替えなどの制御は、HV並みである。ビビチャージが幅広い回生充電にこだわったのは、家庭電源でフル充電した後の走行距離を延ばし、充電頻度を減らすためだ。走行しながら発電するので、電気代の節約ができる一方、充電の手間は減る。
バッテリーは容量によって3タイプが選べるようになっており、今回、業界で最大容量となった16Ah(アンペアアワー)のモデルだと、フル充電から連続160キロの走行ができる。パナソニックの従来品との比較では約60キロ延長された。価格は最廉価グレードが12万9000円で、回生充電のない、従来品の売れ筋モデルより2万円ほど高い。
アシスト自転車の国内需要はここ10年拡大を続けており、11年は前年を約1割上回る43万台程度となった。この市場でパナソニックは4割強のシェアで最大手、三洋は1割強を確保していたので、事業統合により過半を占める勢力となった。
かつての競合社に出向し製品開発に燃えた技術陣
ビビチャージの開発プロジェクトは、10年秋に発足した。当初は三洋の技術陣や商品企画担当者らが、パナソニックの自転車事業会社「パナソニック サイクルテック」に出張しながら開発を進めていた。10年春には、五十数人の三洋社員が同社への出向に切り替え、開発を加速させていった。この自転車の技術でカナメとなる制御システムの開発リーダーを務めた商品開発部モータ開発チーム参事の数原寿宏(49歳)も、三洋出身だ。
1994年から一貫してアシスト自転車の制御システム開発に携わってきたベテランであり、回生充電装置も業界に先駆けて実用化した実績がある。数原は、今回のプロジェクトが立ち上がる時の三洋技術陣の心境を「これまでライバルとして競ってきた会社で開発に携わるのは、とても複雑だった」と代弁する。だが、三洋ブランドとしてのアシスト自転車の開発はすでに終了が決定されており、「われわれの技術を生かし、いい商品を出そう」と、割り切って前にこぎ出すことにした。
回生充電の機構は三洋の技術とする方針だったし、バッテリーも性能は世界トップ級と評価される三洋のリチウムイオン電池が採用されることになった。ただ、混成チームでの設計が始まると、双方の技術者が戸惑う場面も少なくなかった。
数原の担当分野でも、電動アシストの効かせ方で決まる「乗り味」に対する両社の考え方が相当違うことが分かった。数原によると「三洋の味付けは、アシストを最初にガンと効かせるタイプだったが、パナソニックは滑らかな走りだしを重視」してきたという。議論が熱を帯びることがあったものの、数原はパナソニックの伝統を尊重しながら、制御ソフトを設計していった。
企業風土の違いから学ぶこともあったという。たとえば、問題が発生すると技術者同士が「闊達に言い合える雰囲気」などである。「われわれは、一旦目標が決まるとそこに向けて突っ走るタイプ」と数原は笑う。技術者には、これら両方の資質が求められるのだろうが、数原にはパナ流が新鮮に映った。
パナソニックは家電などで、機械が自律的に電気の無駄使いを判断して節電する商品を社内認定し、「エコナビ」の商標を付けている。ビビチャージは、同社の自転車では初めてエコナビに認定された。三洋の回生充電技術があってこそであろう。
数原の新たな挑戦は、パナソニックが欧州の自転車やバイクメーカー向けに供給している電動アシストユニットの市場開拓だ。各社の要望に応じたユニットを開発することで、販路や数量の拡大が期待できるという。三洋でもユニット輸出は手掛けてきたが、「規模はパナソニックの方がずっと大きいので、やり甲斐がある」。そう言って数原は、口元を引き締めた。

2012年3月1日木曜日

阪和、メタルカラーの扇風機

無機質なボディは、簡素でシンプルな部屋にこそ映えそうなデザインです。

阪和は、メタルカラーの扇風機「カラフルアロマメタルリビングファン リモコン付 Eisen (アイゼン) BLE-26」を4月1日より発売する。希望小売価格は10,500円。
ハイポジションタイプの扇風機で、メタルカラーの「クロム/ガンメタ/ポリッシュ」の3色を揃えた点が特徴。また、ガード側面は、曲線ではなくストレートなデザインを採用している。
機能面では、風量は「弱/中/強/リズムモード/お休みモード」の5種類。OFFタイマーは1/2/4/8時間の4段階で設定が可能。本体には着脱式のリモコンが付属し、離れた場所からも操作できる。
さらに、マグネット式のアロマトレーに手持ちのアロマオイルをセットして、本体にくっつけるとアロマの香りが楽しめる。アロマトレーは水洗いに対応する。
本体サイズは最大350×375×1,100mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5,150g。高さは88~110cmで無段階に調節できる。羽根は4枚。羽根径は約30cm。風向の角度は、上下30度、左右75度に無段階で調整できる。なお、左右の自動首振り機能も備える。
扇風機のラインナップとしてはほかに、カラフルなデザインの「PRISMATE(プリズメイト)」シリーズとして、「カラフルアロマメタルリビングファン リモコン付 aile (エール) BLE-27」も同時に発売する。希望小売価格は10,500円。基本的な機能はEisenと同じだが、羽根は5枚となる。カラーはホワイト、ブルー、ブラック、ピンクを揃える。

2012年2月29日水曜日

タイガー、ごはんとおかずが同時に作れる小容量の炊飯器

少人数で住んでいる家族や一人暮らし向けの製品だと思います。おかずも同時に作れるというのは楽チンです。

タイガー魔法瓶は、ごはんとおかずを同時に作れる小容量の炊飯器「マイコン炊飯ジャー<炊きたて> tacook(タクック) JAJ-A550」を2月に発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は10,800円。
3合炊きのコンパクトなマイコン式炊飯器。お米を炊く「内なべ」と、おかずを作るための「クッキングプレート」が付属し、ごはんとおかずを同時に調理できる点が特徴。なお、製品名の「tacook」とは「炊く」と「クッキング」を掛け合わせた造語という。
ごはんとおかずを同時調理する場合、0.5合~1合のお米を内なべに入れ、その上におかずの材料を入れたクッキングプレートをセットする。炊飯を開始すると、炊飯の蒸気がクッキングプレートの中のおかずを加熱調理する。クッキングプレートは底面に穴がなく、上段と下段で分かれているため、汁気が下にこぼれてごはんに味移りしたり、ごはんが潰れることはないという。
本体には、40種類のメニューを掲載したクックブックが付属し、「ロコモコ丼」や「野菜たっぷりタコライス」などが紹介されている。内なべのみでは、白米を炊く「白米メニュー」のほか、チャーハンやリゾット、炊き込みごはん、煮込み料理、スポンジケーキなどが作れるメニューを揃えている。
節電面では、スチームを約30%カットして炊き上げる「エコ炊き」メニューを搭載。部屋に蒸気が広がるのを抑え、電気代を節約する。白米メニュー時の蒸発水量が約40.6gであるのに比べ、エコ炊き時の蒸発水量は約28.3gに抑えるという。
デザイン面では、ワンルームの部屋にもすっきり馴染むよう、操作面に「パネルカバー」を採用し、シンプルなデザインに仕上げた。普段はパネルカバーを閉じたままでも「保温・取消/炊飯/予約」ができるが、パネルカバーを開けると、より細かいメニュー設定や予約時間の変更ができる。
同社ではターゲットとして、「食事にはおしゃれさ、かわいさ、手軽さを求め、外食よりも家で健康的な食事をしたい」というひとり暮しの働く女性に使って欲しいとしている。
本体サイズは219×273×191mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約3kg。最大炊飯容量は3合。おかずとの同時調理の場合、最大1合。最大消費電力は375W。1年当たりの年間消費電力量は41.6kWh。

2012年2月28日火曜日

[経営戦略]ハイアール、三洋電機のDNAを受け継ぐ「AQUA」ブランドを立ち上げ

ロゴがシャープのアクオスに似ていますね。これまでの事業を大きく海外にも展開するみたいです。

中国の大手家電メーカー、ハイアールグループは、2月15日、事業譲渡を受けた三洋電機のブランドを引き継ぎ、ハイアールグループの新ブランドとして「AQUA」を立ち上げた。すでに販売会社として、ハイアール アクア セールスを1月5日に設立している。
ハイアールグループの杜鏡国副総裁は、「日本で培った優秀な人材、高い技術力、それらによって生まれる高品質と、ワールドワイドで展開するハイアールの調達力や情報収集力、戦略を融合することで、価値ある製品をお客さまに提供していく」と話した。
ハイアール アクア セールスの中川喜之社長は、「高品質でも、毎日の生活において本当に求められる質を追求していきたい。まずは冷蔵庫、洗濯機からスタートするが、生活者の思いをかたちにした製品をどんどん生み出し、なにげない毎日の一部となるようなブランドとして『AQUA』を育てていきたい」と抱負を語った。
ハイアール アクア セールスは、1月中旬から冷蔵庫や洗濯機、衣類乾燥機など順次発売しており、今後もラインアップを拡充する。初年度は冷蔵庫・フリーザー13機種、洗濯機・衣類乾燥機17機種、業務用洗濯機・衣類乾燥機など33機種、計63機種を発売する計画だ。
ハイアールグループは、ベーシックモデルを販売する「ハイアール」ブランドと、高付加価値モデルを販売する「AQUA」ブランドとして棲み分け、2本柱で展開していく。2012年は「ハイアール」ブランドで150億円、「AQUA」ブランドで350億円、計500億円の売り上げを目指す。
ハイアールグループは、1月5日、日本に東南アジア地域の統括本部として付けで「ハイアールアジアインターナショナル(杜鏡国社長)」を設立。京都・東京に国内の冷蔵庫と洗濯機の開発拠点を設けるほか、アジアの製造拠点4カ国(日本、タイ、ベトナム、インドネシア)、販売拠点6カ国(日本、ベトナム、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア)で、白物家電の販売攻勢をかける。

2012年2月27日月曜日

パナソニック、ナノイー搭載の「くるくるドライヤー」

乾燥しがちなこの季節には、ナノイーは嬉しい機能だと思います。ドライヤーを長い時間ブローで使っている人にいいかも知れませんね。

パナソニックは、同社独自のナノイーイオン放出機能を搭載したブラシ付きドライヤー「くるくるドライヤー ナノケア EH-KN94」を4月21日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は17,000円前後。
髪のうねりや頭皮の乾燥を抑え、健やかな地肌を保つ効果などがある「ナノイー」イオン放出機能を搭載したブラシ付きのドライヤー。本体には、幅が広い「ワイドブローブラシ」、カールヘアを作るのに便利な「太ロールブラシ」、太ロールブラシより径が小さい「スリムロールブラシ」の3種類のブラシが付属し、用途に合わせて使い分けできる点が特徴。
運転モードでは、温風と冷風に対応。適切なブラシを使い、風温を使い分けることで、短時間で素早くスタイリングできるという。ホット設定時の温風温度は約120℃。
本体サイズは203×82×330mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約425g(ワイドブローブラシ装着時)。消費電力は650W。本体カラーはルージュピンク、ペールピンク。電源コードの長さは約1.7m。
下位機種として、太ロールブラシ、スリムロールブラシを省略した「EH-KN74」を同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は15,000円前後。本体カラーは白。

2012年2月26日日曜日

パナソニック、髪のパサつきを抑えるストレートアイロン

根元から潤いにある髪をということで、水分を毛髪の内部に閉じ込めるという技術のヘアアイロンが完成しました。今までリンスやトリートメントを変えても効果が得られなかった方には、是非一度試していただきたい商品です。

パナソニックは、髪のパサつきを抑える「ヘアーアイロン ナノケア EH-HS94」を4月21日より発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は12,000円前後。
髪をまっすぐに整えるストレートアイロン。髪の水分蒸発を軽減させるため、アイロン板に独自の「グロスコーティング」を採用した点が特徴。これにより、髪の水分閉じ込め率は従来モデル「EH1621P」よりも約20%アップしたほか、カラーリングの褪色を抑え、髪にツヤを出す効果があるという。
機能面では、同社独自のイオン技術「ナノイー」イオンの放出機能を搭載。髪のうねりを抑えるほか、キューティクルを引き締め、ツヤのあるしなやかな髪へ導くという。
本体サイズは86×60×277mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約450g。消費電力は約190W。アイロン板の温度は130℃。カラーはルージュピンク、ペールピンク、白。

2012年2月25日土曜日

エレコム、チョコレート型の体組成計

バレンタインに因んでということなのか、随分と変わった形をしていますね。板チョコのような遊び心を生かしたデザインでありながら、基本的な機能以外にも細かな設定ができます。

エレコムは、チョコレートをモチーフにした体組成計「Ciocco.(ショコ) BS-F300」を2月下旬より発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は3,980円。
体重や体脂肪率を計るデジタル体組成計。本体デザインは板チョコをモチーフとしている。
カラーはブラウン、ピンク、ホワイトの3色で、それぞれブラウンチョコレート、ストロベリーチョコレート、ホワイトチョコレートをイメージした。インテリアのアクセントとしてもオススメという。
安全面では、天面にガラス素材を使用せず、割れる心配が少ない設計を採用した。
機能面では、10人分の性別、年齢、身長を登録可能。一度登録すると、2回目からは登録番号を選ぶだけで測定できる。
このほか、使用後は約10秒で電源がOFFになる「自動電源オフ」機能や、長時間使用しない場合に電源を完全にOFFにする「電源スイッチ」を搭載している。
本体サイズは277×159×28mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は0.96kg。計量範囲は100g単位で2~120kgまで。測定項目は体重、体脂肪率、体水分率、筋肉量、推定骨量、BMI。電源は単四形乾電池4個。

2012年2月24日金曜日

無印良品、シェードにシリコンを採用したペンダントライト

一玉ではなく、三個一緒になったデザインがとても独特です。割れ難いシリコンを使用しているので、間違って落としてしまったり地震が来たとしてもガラス製より安心です。

無印良品は、シェードにシリコンを採用した「LEDシリコーンペンダントライト3灯タイプ」と、「LEDシリコーン多灯ペンダントライト」を2月23日より発売する。販売価格はいずれも15,900円。
柔らかく耐熱性に優れたシリコーンを採用したペンダントライト。ガラスなどのように割れることもなく、熱くなりにくいため、安全性に優れているという。光源はLEDで、シェード1つあたりにハイパワー2.3WのLEDを2灯ずつ搭載する。LEDの寿命は約4万時間で、消費電力は12W。シェードは球形で、直径は145mm。
LEDシリコーンペンダントライト3灯タイプとLEDシリコーン多灯ペンダントライトでは、シェードが独立しているか、中央部分に集中しているかで、デザインが異なる。
LEDシリコーンペンダントライト3灯タイプのコードの長さは、それぞれ約45cmで、コードの長さを調節できるコードハンガーが付属する。
LEDシリコーン多灯ペンダントライトの中央のコードの長さはは約60cm、コード分岐点以降のそれぞれのコードの長さは約13cm。コードの長さが調節できるコードハンガーが付属する。

2012年2月23日木曜日

ソニーコンセントから節電管理

様々なシーンで応用の利きそうなコンセントですね。手軽に料金の決済ができるようになったりと、これからの展開が気になります。

ソニーは14日、利用者や家電ごとに電力の使用状況を管理できる「認証型コンセント」を開発したと発表した。電力不足を背景に節電意識が高まるなか、利用者が積極的に電力使用量を管理する「ホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)」での活用が期待される。
電源ケーブルを利用するタイプと電子マネーなどに使われる非接触ICカードを活用したタイプの2種類を開発した。家電製品ごとの使用状況をスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末などに表示できるほか、外からの遠隔操作も可能にする。
製品化や価格は今後詰める。今後は使用データを蓄積して最適な利用方法を提案するサービスや電子マネーと組み合わせて電気料金の決済ができる仕組みも検討していく。

2012年2月22日水曜日

パナソニック、庫内がフラットで掃除が楽なIHクッキングヒーターを公開

使いやすさと省スペース化を進化させたのがこのクッキングヒーターです。今までお手入れし難かった部分まで掃除できるということで関心が高まっています。

パナソニックは、4月20日より発売するIHクッキングヒーター「200VIHクッキングヒータービルトインタイプRシリーズ」を、報道陣向けに公開した。Rシリーズの希望小売価格は336,000~435,750円。
ビルトインタイプの3口IHクッキングヒーター。Rシリーズでは、グリル庫内を手入れしやすいよう、熱源となるヒーター部を改良した新加熱方式「遠赤ラクッキングリル」を採用した点が特徴。従来品では上下にヒーターや金具が露出していて掃除しにくかったが、遠赤ラクッキングリルでは、庫内にヒーターの出っ張りがなく、奥まで汚れが拭き取れるようになった。
遠赤ラクッキングリルでは、熱源としてグリル内部の上下に「ミラクロンヒーター」と「コルチェヒーター」という2種類のヒーターを配置。上からの輻射熱と、下からの伝導熱によって両面焼きができる。
また、掃除が面倒な焼き網の代わりに、フッ素加工で汚れが落ちやすい「グリル皿」を採用。深い溝のある受け皿で、扉とともに取り外して洗える。さらに、従来の焼き網と違い、下のヒーターに食材の油が当たって油煙が飛び散らないので、庫内がきれいに使えるという。
このほか使い勝手の面では、初めてIHクッキングヒーターを使う人や高齢者にも使いやすいよう、操作を音声でアドバイスする「音声はじめてガイド」を搭載した。
節電対策としては、1回毎に調理にかかった電気料金を、液晶画面に表示する機能も備えた。電源を入れてから切るまでのトータルでかかった金額を、電源を切った後に約1分間表示。また、次回電源を入れたときに前回の電気料金を再確認できる。
安全面では、天板にはヒーターの高温状態を知らせる光るリングを備えた。Rシリーズでは、加熱後や電源OFF後も、天板が熱い場合はこのリングが点滅して知らせるように改良されている。
余熱なしで時短調理ができる
会場では実際に、「鶏肉の香草焼き」の調理が披露された。グリル皿に鶏肉と野菜を一緒にのせて、そのまま焼き時間を設定すると、調理が始まる。グリルには余熱の必要がなく、時短調理が可能だ。
調理をスタートすると、庫内上部のコルチェヒーターが発光し、庫内を明るく照らす。食材の油はグリル皿が受け止め、煙はほとんど出ない。庫内が見やすく、扉から食材の焼き具合がわかるため、いちいち扉を開けて、焼き加減を確認する必要がない。
庫内上部のコルチェヒーターが発光し、庫内を明るく照らす。煙も出ないので、庫内が見やすい
いちいち扉を開けて、焼き加減を確認する必要がない
両面からしっかり焼いて、余分な油を落とす。外から焼き加減を確認しながら加熱できる
できあがった「鶏肉の香草焼き」は、皮はパリハリ、肉はジューシーで、香草の香りが染み込んでいて美味しかった。グリル皿には油がたっぷり溜まっていたが、鶏肉自体のジューシーさが失われなかった。
このほか、焼き魚やハンバーグから、タルトケーキなどのスイーツも作れる。これまでにもケーキは焼くことができたが、魚を調理した庫内は臭いが気になることから、なかなか試せないユーザーも多かったという。同社では、庫内の手入れをしやすくしたことで、より幅広いメニューに挑戦できるようになったとしている。
なお、庫内の高さは従来より6mm高くしたため、さざえのつぼ焼きや、焼きはまぐりなども調理できるという。

2012年2月21日火曜日

シャープ、置き場所が自由に選べる“インテリアホン”

どこにでも置けるというのが最大のポイントです。デジフォト機能まで搭載されているので、普段使用しないときにもインテリアとして良さそうです。

シャープは、電話線を気にせずに置き場所が自由に選べる電話機「インテリアホン JD-7C2CL/CW」を、3月16日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、子機1台タイプの「JD-7C2CL」が2万8千円前後、子機2台タイプの「JD-7C2CW」が3万6千円前後。
リビングに飾り、デジタルフォトフレームとしても使えるデザインが特徴の電話機「インテリアホン」シリーズの新モデル。新製品では、親機のみに電話線を接続し、子機とディスプレイ付きの本体部をワイヤレスとした点が特徴。子機と本体部は親機と電波を介して受発信するため、リビングや書斎、ベッドサイドなど、好みの場所に自由に設置できるという。同梱の壁掛けアダプターを使うことで、本体部を壁に掛けることもできるという。
本体部には、7型の大型カラー液晶を採用。タッチパネル式で、フォトフレームとして利用するほか、写真をタッチして電話が掛けられる「フォト電話帳」などが利用できる。また、マイクとスピーカーを内蔵しており、ハンズフリーでの通話も可能となる。
また着信時には、相手によって画面のカラーを変えて知らせる「あんしん色々着信」を採用。電話帳登録番号からの着信には、画面が緑色となり、また番号通知の着信には黄色、番号非通知には赤色を表示する。非通知番号からの着信には、通話を断るメッセージが流せる。また、予めフォト電話帳に登録した相手からの着信には、その写真を画面に大きく写す「フォト着信」も利用できる。
本体部のサイズは約208×91×143mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約570g。液晶は800×400ドットの7型カラーTFT液晶ディスプレイ。対応メモリーカードはSD/SDHC。電源はACアダプターで、消費電力は待機時が約1.8W、動作時が最大で約6.2W。
親機のサイズは約95×114×28mm(同)で、重量は約107g。電源はACアダプターで、消費電力は待機時が約1.0W、動作時が最大で約1.4W。無線方式には、パソコンや電子レンジなどの電波干渉がない「DECT 1.9GHz」を採用する。
子機のサイズは約49×28×176mm(同)で、重量は約132g。液晶表示はカナ2行。電源はニッケル水素電池で、使用可能時間は待受時が約200時間、通話時が最大8時間。充電時の消費電力は、待機時が約0.7W、充電時が約0.9W。充電器のサイズは約93×76×27mm(同)で、重量は約132g。

2012年2月20日月曜日

ティファール、0.1g単位で計測できるキッチンスケール「オプティモ」

様々なキッチンに合わせたカラーを展開するオプティモシリーズは、軽量の表示にもこだわりました。微量モードの追加によって、今まで計量に神経質になっていた方々も納得できるようになっています。

ティファールは、0.1g単位で計測できるキッチンスケール「オプティモ」を3月上旬より発売する。ブラック、ホワイト、ルビーレッド、グリーンイエローの4色が用意され、ブラックのみ天面の計量トレイにガラスが採用されている。価格はすべてオープンプライス。ブラックの店頭予想価格は3,500円前後、それ以外のホワイト、ルビーレッド、グリーンイエローは2,800円前後。
最大2kgまで計量できるキッチン用のスケール。1g単位で計量する「通常モード」と、0.1gで計量する「微量モード」の2つのモードを備える。微量モードでは、2~200gまでを0.1g単位、200~500gまでを0.5g単位、それ以上の500~2,000gまでは1g単位で計量を行なう。
そのほか便利な機能としては、ボタン1つで、計量単位を「g」から「ml」(cc)に切り替えられる「g/ml切替機能」、容器の重さを除いた材料の重さだけを計量できる「0(ゼロ)表示機能」、自動で電源が切れる「オートオフ」機能などを搭載する。
本体には、57×27mm(横×縦)の大型ディスプレイを配置。バックライト付きで、暗い場所でも数値をしっかり確認できるという。天面の計量トレイは取り外し可能で、水洗いに対応する。
本体サイズは175×130×27mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は400g。電源は単四乾電池2本。

2012年2月19日日曜日

ミーレ、エントリーモデルの掃除機「S4000」シリーズにメタリックカラーを追加

使い勝手とメタリックなデザインにこだわった本格派の掃除としてコンセプトを決めたようです。その通りに、クールなカラーリングと小回りの利く小さめボディは狭いお部屋でも大活躍しそうです。

ミーレ・ジャパンは、同社の紙パック式掃除機「S4000」シリーズに新色として「S4212 スチールブルーメタリック」を追加することを発表した。希望小売価格は37,800円。
デザイン性の高いビルトインタイプの調理家電や洗濯機などで知られる、ドイツの家電メーカー「ミーレ」の紙パック式掃除機。S4000シリーズは、エントリーモデルに当たる製品で、新色のスチールブルーメタリックのほかに、「S 4212 MY メロンイエロー」、「S 4262 ターコイズブルー」、「S 4212 ラバグレー」の全4色がラインナップしている。
機能面では、排気のきれいさにこだわっている。微細なチリや粒子までキャッチする独自の9層フィルター施した紙パック「HyClean(ハイクリーン) ダストバック」を採用するほか、モーター保護フィルター、排気フィルターを含む11層もの「エアクリーンシステム」を搭載する。紙パックの容量は3.5L。
使い勝手の面では、360度回転するキャスターや、足で操作できるフットスイッチ、細かく長さ調節できる延長管などを採用する。本体には、すきま用ノズル、ホコリ取用ブラシ、家具用ノズルが付属する。
本体サイズは253×428×230mm(幅×奥行き×高さ)で、6.6kg。消費電力は1,000W。吸込み仕事率は200W。運転音は約50~61dB。

2012年2月18日土曜日

三菱EVTV通販が好調ジャパネットたかた1カ月半で60台

テレビ通販で自動車が販売されていたということも異例ですが、一日二台平均で売られているという数にも驚きました。高騰しつつあるガソリンを全く使わずに走行できるというのはお得ですね。

三菱自動車が、テレビ通販大手「ジャパネットたかた」(長崎県佐世保市)を通じた電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の販売で、すでに60台を成約したことが10日、分かった。三菱自では「想定を大きく上回る実績」(幹部)としている。
通販番組は昨年12月下旬から、30分番組として3回、地上波で放送された。アイ・ミーブをジャパネットの高田明社長が実際に運転し、加速の良さなどをアピールした。
その結果、1カ月半で60台の成約に達したほか、100台以上が商談中としており、今後も伸びるとみられる。
購入希望者がコールセンターに連絡すると最寄りの三菱自の販売店から担当者が訪問して商談を進め、販売手続きをとる方法。アフターサービスも販売店が行う。
三菱自は2009年7月、量産型EVとして初めてアイ・ミーブを発売。昨年には業務用の「ミニキャブ・ミーブ」を追加し、国内累計販売は約6500台。家電量販大手のヤマダ電機、ビックカメラもアイ・ミーブを販売しているが、通販の実績は群を抜いているとしている。

2012年2月17日金曜日

日本の家電各社が掃除ロボット「ルンバ」を作れない理由…国内製造業の弱点

勝手に掃除をしてくれるから助かるのがルンバですが、平坦な硬いフローリングや絨毯じゃないと効果を発揮しないのが弱点ですね。私の家は物が散らかっているので、それらが障害物になって機械任せには出来ません。

米アイロボット社の「ルンバ」に代表される円盤型の掃除ロボットが人気を集めている。家電量販店に特設コーナーが登場するほどのヒット商品にもかかわらず、日本の家電各社は発売に二の足を踏む。なぜ、パナソニックやシャープなどは掃除ロボットを発売しないのか。そこにはニッポンの製造業が抱える、ひとつの弱点が見え隠れする。
部屋のゴミをセンサーで感知しながら自動で掃除する掃除ロボット。2002年に米アイロボットの「ルンバ」が発売され、共働き家庭の増加などを背景に数年来、好調な売れ行きを示している。
現在は東芝は外部に製造委託して商品化しているほか、韓国など海外数社が販売している。日本では未発売だが、韓国サムスン電子、LG電子も参入する家電業界における有望市場だ。
掃除ロボット市場は右肩上がりで伸び、昨年11月のルンバの販売台数は前年同期比2倍以上。単価も通常の掃除機が1万円弱からに対し、ルンバの最上位機種は7万円超と高価格で販売されており、メーカー側にとっても収益性の高い魅力的な商品なはずだ。
それなのに、技術力で世界の家電業界をリードしてきた日本メーカーが、どうしてルンバ発売から10年以上が経過しても同様の製品を製造しないのか。
「技術はある」。パナソニックの担当者はこう強い口調で話しながらも、商品化しない理由について「100%の安全性を確保できない」と説明する。
例えば、掃除ロボットが仏壇にぶつかり、ろうそくが倒れ、火事になる▽階段から落下し、下にいる人にあたる▽よちよち歩きの赤ちゃんの歩行を邪魔し転倒させる-などだという。
家庭で使う家電製品の第一条件は「安全性」だ。一方、日本の製造業は「リスクを極端に嫌う」傾向が強いため、開発の技術力がありながら、獲得できる市場をみすみす逃しているケースも指摘されている。
例えば、医療機器は製品の欠陥が人の生命に直結することが多い。事故を起こせば、メーカーに大きな打撃となり、会社の存続を揺るがす事態に発展することもある。
医療機器に使うという理由で、リスクに対する懸念から部材メーカーが材料供給を躊躇(ちゅうちょ)する「部材供給拒否問題」も起きており、経済産業省などが実態調査や対策に乗り出すといった動きもある。
また、日本では「製造者だけでなく、製造・販売を許認可した国にも責任がある」として裁判で、国が被告となるケースが日本では少なくない。医療機器をめぐっては日本は欧米などと比べると規制が厳しく、複雑なのが現状で、日本の医療機器産業発展の妨げの一因ともみられている。
パナソニックの担当者は「日本企業は完璧(かんぺき)を求めがちだが、その過程の一部にも実はビジネスになるものがたくさんある」と指摘した上で「海外企業をみていると、ときとしてアグレッシブにやることも必要だと感じる」と本音を明かす。
ロボット技術は、人間がやらなくても自動的に人間の代わりをしてくれものであるため、人の目がない場所で使われるケースを想定すると、より高い安全性が求められる。事故が起これば、製造者にすべての責任が問われかれない。
介護医療現場を中心に今後は多岐にわたる分野に広がっていくとみられるロボット技術。この先端技術が世の中に還元され、消費者の利益につながる機会が失われることがないよう願いたい。

2012年2月16日木曜日

サムスン電子 「iFデザイン賞」最多44製品で受賞

サムスンが機能や値段だけでなく、デザイン面にも力を入れてきたのがこれを見てもわかります。これに負けずに日本の技術者の方にも頑張っていただきたいです。

世界的に権威のあるドイツのデザイン賞「iFデザイン賞」で、サムスン電子が2製品で金賞を受賞したのをはじめ計44製品で表彰され、最多受賞となった。同社が12日に明らかにした。
 金賞を受賞したのは、薄さ5ミリメートルのメタルフレームを採用したスマートテレビD8000と、シンプルで洗練されたデザインのデジタルエックス線XGEO GC80。
 同社は昨年も2製品で金賞を受賞している。
 同賞は1953年にスタートした欧州の国際デザイン公募展で、自動車、通信機器、家電、照明など各部門の受賞製品の中から最も優れた50製品を金賞に選定している。
 フレームを最小化しスーパーアクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)の鮮やかさを強調したスマートフォン(多機能携帯電話)のギャラクシーS2、航空素材のジュラルミンを初めて採用したノートパソコンのシリーズ9、180度回転が可能な液晶パネル(LCD)を搭載したデュアルビューカメラのミラーポップ(MV800)なども本賞を受賞した。
 一方、LGディスプレーもサウンドバーTVとスウィング・オール・イン・ワンPCの2製品でデザイン賞を受賞した。

2012年2月15日水曜日

パナソニック、イオンによる“ふき掃除機能”搭載の紙パック式掃除機

細かい機能も充実していて、拭き掃除並の集塵度を再現しました。最近、ペットでヨークシャテリアを飼い始めたので、小さな毛を吸い取るときに良さそうです。

パナソニックは、イオンによる“ふき掃除機能”を搭載した紙パック式掃除機「MC-PK13G」を2月25日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。
マイナスイオンで静電気を抑制することで、静電気で床面についた微細塵や菌を除去する紙パック式掃除機。本体にはマイナスイオンを発生する「ワイドイオンプレート」を搭載する。自走タイプのヘッドと併せて使用することで、床のざらつきがなくなり、「拭き掃除」のような効果が得られるという。
そのほか、床上に浮遊するハウスダストを除去するため、ヘッド上部にも吸込み口を設けた「エアダストキャッチャー」を搭載。本体内部のフィルターは、アレル物質抑制効果のあるものを採用する。
本体サイズは257×297×234mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5.1kg(ホース含む)。吸込仕事率は620W。集じん容量は1.4L。運転音は65~60dB。電源コードの長さは5m。本体カラーはシルバーグレー。
下位機種として、ワイドイオンプレートを省略した「MC-PK13A」と、ワイドイオンプレート、アレル物質抑制フィルターを省略した「MC-PKL13A」を同時発売する。価格はオープンプライス。MC-PK13Aの店頭予想価格は19,000円前後、MC-PKL13Aは15,000円前後。
MC-PK13Aの本体カラーはピンクとブルー。MC-PKL13Aはダークグレー。

2012年2月14日火曜日

パナソニック、カミソリ感覚で剃れるT字デザインのシェーバー

ビビットな赤色が目を引きますね。黒で統一されがちだったシェーバーに新しい風が吹いてくれたようです。

パナソニックは、T字型デザインの電気シェーバー「ラムダッシュ ES-ST23」を、5月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は12,000円前後。
本体にくびれを設けた、スリムなT字型デザインの電気シェーバー。本体グリップ部の構造と回路設計を見直すことで、グリップ部のサイズは、従来モデル「ES-ST21」の39×35mm(幅×奥行き)から、32×30mm(同)にスリム化された。さらにヘッドの角度を、従来の15度から約30度に変更。これにより、本体をペンのように握る“ペングリップスタイル”で剃る際に、外刃が肌にしっかりと当てやすくなり、カミソリ感覚でヒゲが剃れるという。
また、IPX7基準の防水設計も採用し、お風呂でシャワーを浴びながらのシェービングも可能となっている。
手入れの面では、外刃を外さずにヒゲくずが洗い流せる「ウォータースルー構造」を採用。本体ヘッド部に開閉シャッターを設け、水を流し入れることで、簡単に手入れができるという。
本体サイズは64×47×150mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約145g。モーターはリニアモーター駆動で、振動数は1分当たり約13,000ストローク。外刃はステンレスの3枚刃、内刃は鋭角30度の「ナノエッジ内刃」を採用。キワゾリ刃も備える。電源はリチウムイオン電池で、充電時間は1時間、使用日数の目安は約14日間。充電中の消費電力は約6W。本体が縦にも横にも収納できるシェーバーホルダー、充電スタンドも付属する。
下位機種として、「ES-SL21」も同時に発売する。同じくT字デザインを採用するが、電源はニッケル水素電池で、充電時間は12時間。また、リニアモーター駆動やキワゾリ刃も省かれている。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,000円前後。本体カラーは赤と白です。

2012年2月13日月曜日

パナソニック、持ち運びに便利なスティック型の電気シェーバー

電動ハブラシみたいですが、これはお肌のトラブル中にも対応できるようにとの配慮から導き出されたデザインみたいです。

パナソニックは、スティック型の電気シェーバー「ER-GB20」を、5月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3,000円前後。
本体サイズが16×18×158mm(幅×奥行き×高さ)と、細長いスティック型のデザインを採用した電気シェーバー。同社では、ニキビなどを避けてヒゲが剃れるとしており、またコンパクトサイズのため、持ち運びにも便利としている。
刃には、新開発の「セーフティ刃」を搭載。鋭い内刃が肌に直接当たらないよう、同社のシェーバー「ラムダッシュ」の3枚刃シリーズに搭載されているような外刃「ネット刃」と比べて、外刃同士の間隔を狭く、厚みも増している。これにより、肌に押し付けても、肌を切ったり傷つけたりすることなくヒゲが剃れるという。また、高校生など初めてヒゲを剃る人でも、簡単に使用できるという。
また、刃の素材には、シャープな切れ味が持続するという「ステンレス刃」を採用。刃の切れ味は約5年間持つとされる。
重量は約31g。電源は単四の乾電池式で、アルカリ電池または充電式電池を1本使用する。使用日数の目安は約3カ月間。本体カラーは赤、緑、青、白、黒の5色が用意される。

2012年2月12日日曜日

三菱、炊飯量に合わせて火力と時間を制御する「蒸気レス本炭釜」

まるでサイコロのような奇抜な形ですね。知らない人がこれを見たら、炊飯器だなんてわからないんじゃないでしょうか?

三菱電機は、重量センサーで好みの硬さや粘りを炊き分ける、5.5合炊きのIH式炊飯器「蒸気レスIH 本炭釜 NJ-XW103J」を3月1日に発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は約11万円。
炊飯中に蒸気を出さないIH式炊飯器「蒸気レスIH」シリーズの最上位モデル。同シリーズの炊飯器では、炊飯中に発生する蒸気とうまみ成分をフタ内側のカートリッジで分離し、うまみ成分のみをごはんに戻す。残った蒸気は、本体前面の水タンクで冷却され、水に戻る。これにより、炊飯時の大火力を維持しながら、沸騰後のふきこぼれを防ぐ。
内釜には、純度99.9%の炭素素材から削り出した「本炭釜」を採用。本炭釜は普通の釜より発熱性に優れているため、沸騰時に大きな泡が発生する。この泡が米を押し上げて炊き、ごはんをふっくら仕上げるという。同社では、本炭釜と蒸気レスIHとの相乗効果で、沸騰後も火力を落とさずに連続加熱する「連続激沸騰」を実現し、かまど炊きのようなおいしさが味わえるとしている。
新製品では、炊飯量(合数)を0.5合刻みで自動計測する“重量センサー”を本体底部に搭載し、炊飯量に合わせて炊き上げる「ピッタリ加熱」ができる点が特徴。炊飯スタート時に重量を計量することで、炊飯量に合わせて「余熱/本炊き/蒸らし」の各炊飯工程での火力と時間を自動できめ細かく制御する。これにより、炊飯量の多少を問わず、ムラを抑えて炊き上げられるという。
さらに炊飯モードでは、好みに合わせて15通りから選べる「炊分け名人」機能を搭載した。「かため~やわらかめ」という5段階の硬さと、「もちもち~しゃっきり」という3段階の粘りを組み合わせて、白米および無洗米を好みの食感に炊き分けられるという。米の品種や産地、新米・古米といった違いがあっても、好みの食感に調整できるという。同社では、これまでの蒸気レスIHの炊き上がりの食感はやや固めだったが、炊飯モードによっては、圧力炊飯器のような、もちもちとしたやわらかい食感も味わえるようになったとしている。
具体的な設定方法は、炊飯モードを液晶パネルで選択する際、縦軸で粘り、横軸で硬さを示したマトリックス表が表示される。この表から好みの硬さと粘りに合わせて、「かため・もちもち/かため・しゃっきり/やわらか・もちもち/やわらか・しゃっきり」といった炊き上がりの食感を選択する。液晶パネルの隅には、板前風のいでたちの“炊分け名人”のイラストが表示されており、選んだ炊飯モードによって、「すし、カレーに向いています」などと、適した料理をのぞきザムライがアドバイスする。
三菱電機ホーム機器の秋山雄一取締役社長は「炊き分け名人」機能について、「近年、米のおいしさに対するユーザーのこだわりは多様化している。米の品種も増加し、雑穀米などが普及したり、計り売りやインターネットなど販売方法も増えている。新製品では、“いつでも私好みの味わいのごはんが食べたい”というニーズに応えることを目指した」としている。
節電面では、保温モードにおいて、従来から搭載されている約60℃の「たべごろ保温」と約70℃の「一定保温」に加え、炊き上がり後に保温を自動でOFFにする「保温切」機能を搭載した。このほか、周囲の温度に応じて火力を調整し、消費電力を抑える「エコ炊飯」モード、節電レベルを液晶画面に3段階の★マークで表示する「節電レベル表示」機能も採用している。
このほか機能面では、目の悪い人も触ってわかりやすいよう、水タンク内側の水位目盛りに段差を付けた「段差付目盛」、フタがスムーズに開く「ふたダンパー」を新たに採用したほか、水位をきっちり合わせられる「Vピタ目盛」、見やすい「特大液晶」、メニュー選択などを音声で案内する「音声ナビ」、「チャイルドロック」を搭載している。
デザインは、従来モデルと同様、スクエア形の本体を採用したが、本体前面の水タンクの奥行きを浅くして、コンパクト化したという。
本体サイズは253×342×225mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約6.4kg。炊飯容量は1~5.5合。消費電力は最大1,350W。標準炊飯時間は約55分、最大炊飯時間は90分という。カラーはピアノブラックとルビーレッド。
下位モデルとして、内釜に炭コーティングの厚釜を採用した「蒸気レスIH 炭炊釜 NJ-XS103J」も同時に発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は約9万円。カラーはルビーレッド、クリスタルホワイト、ロイヤルネイビーの3色を揃える。
なお会場では、NJ-XW103Jで炊いた「もちもち・やわらか」と「しゃっきり・かため」のごはんの試食会も開催された。記者が食べ比べたところ、味は変わらないが、一口でわかるほど食感は異なった。「もちもち・やわらか」のほうは、唇や舌にまとわりついてくるような粘りがあり、我が家の圧力炊飯器で炊いた米の質感と似ていた。いっぽうの「しゃっきり・かため」では、1粒1粒の米粒が舌の上でもはっきりわかるほど、粘り気は抑えられているように感じた。

2012年2月11日土曜日

三菱電機、15通り炊けるIHジャー

妻と私のご飯の好みは硬めが好きなのですが、お年よりは柔らかめが好きだったりしますね。水分量で調整していましたが、季節によってバラツキが出てしまうのもしばしばです。そんなときにこのような便利な機能があると助かります。

三菱電機は6日、IHジャー炊飯器「蒸気レスIH」の新製品2機種(市場想定価格9万~11万円前後)を3月1日に発売すると発表した。
新製品は、5段階の硬さと3段階の粘りを組み合わせた15通りの炊飯モードで、炊飯量に合わせた火力と時間を適正制御し、ムラを抑えて炊きあげるのが特徴。
また、炊飯量を自動計測する重量センサーを搭載することで、米の品種にかかわらず、水分調整なしで好みの食感に炊きあげることができるという。
同社によると、2012年度のジャー炊飯器国内需要は600万台程度で、そのうち高火力で炊くIHタイプは全体の7割まで拡大すると見込む。荒木茂家電事業部長は「IHタイプの中でも特にハイエンドゾーンを狙っていく」と話す。

2012年2月10日金曜日

ソニー、社長交代発表。カメラ、ゲーム、スマートフォンを重点事業項目に

決算で大赤字を叩き出したことの責任を取ると共に、新たな会社の方向性を見出すためにソニーの社長さんが交代されるそうです。これから世界の大手家電メーカーにどのような攻防をするのか注目されています。

ソニーは2月2日、平井一夫氏が次期社長兼CEOに就任することを発表しました。この新体制の発表は、ソニーの未来、そして消費者用の家電の未来に大きく影響する事は間違いないでしょう。
ソニーは、社長に権限を集中させる「ワンマネジメント体制」になるそうです。さらに平井氏は、テレビ事業の立て直しのほか、カメラ、ゲーム、スマートフォンなどに投資を集中させると発表しました。それ以外の不採算な商品や事業は大胆に見直し、他社との協業なども検討していくそうですよ。特にテレビ事業は8年連続で赤字だそうで...どうやって立て直すんでしょうね。
ここ最近はアップルやサムスンに遅れをとっている感が否めないソニーでしたが、この新しい体制でソニーは生まれ変わることができるのでしょうか?

2012年2月9日木曜日

ツインバード、オーブンレンジの空焼きで冷蔵庫の天板が変形する恐れ

対象の電子レンジに該当する方は、大事故に繋がる前にツインバードの本社にお問い合わせしてください。

ツインバードは、オーブンレンジ「DR-D917型」について、プラスチック製の天板の冷蔵庫の上に設置すると、天板が変形する恐れがあると発表。対象製品は無償で修理するとし、ユーザーには専用のフリーダイヤルまで連絡するよう求めている。
修理の対象となるのは、2011年10月~2012年1月に販売したオーブンレンジ「DR-D917型」。対象台数は、計12,503台。同社によると、プラスチック製の天板の上に置き、「グリル」モードで庫内の空焼きをした場合、製品底面から出る温風により、冷蔵庫の天板が変形する場合があるという。
同社ではユーザーに対し、グリルモードでの調理は控えることと、専用フリーダイヤルへの連絡を呼びかけている。なお、グリルモード以外は問題なく使えるとしている。

2012年2月8日水曜日

エグゼモード、手のひらサイズで容量5,000mAhのモバイルバッテリー

小型で大容量のバッテリーは何かと使えそうですね。Iphoneみたいなシンプルなデザインもポイントです。

エグゼモードは、手のひらサイズで容量が5,000mAhのモバイルバッテリー「aigo Legacy シリーズ モバイルチャージャー PB5001」を、2月上旬に発売する。実勢価格は9,800円。
中国aigo社製のモバイルバッテリーで、本体サイズが55×15.6×99mm(幅×奥行き×高さ)という“手のひらサイズ”ながらも、電池容量を5,000mAhとした点が特徴。iPhone 4SまたはiPhone 4の場合、約3.5回分の充電ができるという。
付属品として、各種モバイル端末に接続するためのコネクタが用意される。コネクタの形状は、携帯電話向けがdocomo・Softbank用、au用の2種類、スマートフォン向けがmini USB用、micro USB用の2種類。iPhoneの充電には別途ケーブルが必要になる。
このほか、本体バッテリーの充電状況を4段階のランプで知らせるインジケーターも備える。
本体重量は約167g。電源はリチウムポリマーバッテリー。入力・出力は1A。充電用端子はmicro USBで、充電時間は約7時間。出力用のUSB Aコネクタも備える。バッテリーの繰り返し使用回数は約500回。

2012年2月7日火曜日

クイジナート、串揚げやフライドポテトが簡単に作れる電気フライヤー

管理人はファミリーマートの味が濃い目に付けられているポテトが大好きです。自宅で作れるようになったら嬉しいですね。

クイジナートサンエイは、串揚げやフライドポテトなど、揚げ物料理が簡単に楽しめる「電気フライヤー CDF-100JBS」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,980円前後。
家庭でも気軽に揚げ物を楽しむための調理器具で、「油の温度調節が難しい」「油がはねてキッチンの手入れが大変」という問題点を解決する機能を搭載した点が特徴。油の温度が90~190度の間で調節できるダイヤルや、油はねを防止するフタを備えている。ダイヤルは適温になると緑ランプが点灯し、下がると赤ランプになって再加熱を知らせる。フタはガラス製のため、食材の揚がり具合の確認もできる。
付属品として、フライドポテトのような大量の揚げ物が一度に揚げられる専用バスケットが同梱される。
本体サイズは285×205×195mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.3kg。消費電力は1,000W。容量は1L。電源コードは着脱可能なマグネット式。

2012年2月6日月曜日

関電、フェイスブックで節電情報発信

ツイッターやブログには慣れましたが、フェイスブックは未だにどうやって使うのかわかりません。

関西電力は26日、インターネット上の交流サイト「フェイスブック」で27日午前9時から節電に関する情報を発信すると発表した。電力会社でフェイスブックを利用した節電情報を提供するのは同社が初めて。
フェイスブックの「でんき予報」でもHP(ホームページ)同様、前日の午後6時と当日の午前8時に情報を更新、電力使用率の厳しい順に赤、黄、緑色の顔マークを表示する。また、各家電機器の節電方法のワンポイントアドバイスなどを動画で紹介している。

2012年2月5日日曜日

PC学習ソフト「ランドセルシリーズ」2012版の予約開始

windowsも導入されていないときにパソコンで通信学習をしていましたが、ゲームみたいに最初は勉強できると張り切っていましたが、1ヶ月も経たない内に飽きてしまいました。

学習ソフトの制作・販売を行うがくげいは1月26日、小学生向けPC学習ソフト「ランドセルシリーズ 2012年版」の予約受付を開始した。発売日は2月17日で、同社のオンラインストアほか家電量販店等で販売を開始する。
同ソフトは、小学生を対象とした家庭学習用のPCソフトシリーズ。1年間で学習する主要教科を1本にまとめた総合学習ソフトで、国語・算数・理科・社会はもちろん、生活・音楽・英語・図工・体育・家庭など100項目以上の内容を収録する。ていねいな解説とイラスト・アニメーション・実験画像などを豊富に使用した画面構成で、楽しみながら学習することが可能だという。
全学年版とも最新の学習指導要領に対応し、印刷して繰り返し使えるプリント教材も150ページから200ページ以上を収録。また、1~4年生では児童英検の練習問題、5~6年生では英語授業コーナーを収録、単語や英会話をネイティブの発音で学ぶことができる。さらに4~6年生には漢検の練習問題、5・6年生には「全国学力・学習状況調査模擬テスト」も収録している。
同シリーズはCD-ROMメディアによるパッケージ版(価格:各4,935円)のほか、ダウンロード版(各4,688円)も提供。なお、パッケージ版にもネットブックなどCDドライブのないノートパソコン向けのダウンロードライセンスが付属する。

2012年2月4日土曜日

東芝、Androidベースのカラーeブックリーダー、BookPlace DB50を発表

電子書籍がこれから本に変わるものとして有力視されている中で、このような機器が発売されるのはとても便利だと思います。

富士通に続いて日本の有力家電メーカーがカラーのeブックリーダーを発売することを発表した。東芝によれば、このBookPlace DB50は、7インチの液晶デバイスで、東芝の専用書籍マーケット、BookPlaceストアの4万3000タイトルの書籍、雑誌にアクセスが可能だ。
東芝ではeブックのタイトルを3月までに10万にまで拡大したいとしている。実現すれば日本の電子書籍ストアとしては最大となる。BookPlaceはアメリカでは2010年にオープンしている。
デバイスは大幅に改造されたAndroid 2.3.4をベースにしている(東芝では単にLinuxと呼び、詳細を明らかにしていない)。

2012年2月3日金曜日

アスク、HD ビデオカメラ内蔵スノースポーツ用ゴーグルを発表

自分の見ている視点がそのまま録画されているというのは画期的ですね。

アスクは2012年1月24日、Liquid Image の HD ビデオカメラ内蔵スノースポーツ用ゴーグル「Summit 335」を発表した。2月上旬発売予定。予想市場価格は34,800円前後。
Summit 335は、ゴーグルの中央に CMOS センサーを採用した HD 対応のビデオカメラを搭載。スキーやスノーボードの最中に、自分の見ている視点で撮影できる。スイッチ2つで操作でき、グローブ装着時の操作性に優れるという。また、動画/静止画の撮影モードはゴーグル内に搭載された LED の色で判別可能で、動画撮影中は LED が点滅する。
フレームカラーはブラックとホワイトの2種類。重量は240g。1200mAh リチウムバッテリーを搭載し、最大1.5時間のビデオ撮影が可能。また、最大32GB の microSD に対応しており、フォーマットはそれぞれ H.264/JPEG となっている。
なお、販売はセレクトショップ「RESTIR」をはじめ、家電量販店、スポーツ用品量販店、カメラ/AV 機器専門店で行う予定。

2012年2月2日木曜日

パナ、BDレコーダー首位返り咲き デジタル家電シェア

生き残りをかけたメーカーの戦争は年々熾烈さを増していくばかりですが、携帯して音楽を楽しめる機器はウォークマンとiPodの2つに大きく分けられて争っています。

デジタル家電製品のシェア争いが激しさを増している。市場調査会社GfKジャパンが発表した2011年の家電製品の国内シェア(台数ベース)によると、ブルーレイディスク(BD)レコーダーや小型デジタルカメラ、プリンターなどで首位が入れ替わった。
11年はメーカーの新製品攻勢のほか、東日本大震災やタイ洪水による影響も大きく響いた。タイの生産拠点の全面復旧にはまだ時間がかかる見通しで、今年もデジタル家電の勢力図が変わる可能性がある。
BDレコーダーは、前年(10年)に0.1%差でシャープに首位を明け渡したパナソニックが、35.4%と2位のシャープ(25.5%)に10ポイント近い差をつけ2年ぶりに首位に返り咲いた。320ギガバイトのハードディスク駆動装置(HDD)を内蔵したエントリーモデルの販売が好調だった。
小型デジタルカメラはソニーが16.5%を獲得し、2004年の統計開始以来、初めて首位に立った。「ソニー製品は市場平均単価よりも高いが、薄さや機能性をアピールして他社との差別化に成功した」(家電アナリスト)という。16.3%の僅差で2位に転落したキヤノンは、震災後に部品不足で長崎工場が一時操業停止に追い込まれ、生産が停滞したのが響いた。
キヤノンはプリンターでも、タイ洪水で主力工場が浸水して年末商戦でシェアを伸ばせず、3年ぶりにセイコーエプソンに首位を明け渡した。タイ洪水により11年12月期で営業利益が200億円減る見通し。
また、携帯音楽プレーヤーはソニーの「ウォークマン」(52.0%)が米アップルの「iPod(アイポッド)」(42.7%)を抜き初めて首位に立った。ソニーは上位機種に米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載するなどラインアップを拡充し、中高生から音楽愛好家まで幅広い年代で支持が広がった。アップルが昨年、新製品を発売しなかったことも影響した。
その他の製品では、薄型テレビでシャープが36.2%を獲得し、8年連続の首位。東芝(21.6%)、パナソニック(17.7%)が続いた。

2012年2月1日水曜日

VERBAL、グラソー トリプルエックスとのコラボで盛大なビタミンパーティー

健康には良さそうなイベントですね。ダンスを踊りながらタイトルで紹介しているアイソトニック飲料とることは、科学的にもその効果が実証されています。当日は普通に配られていたらしいので、無料トリプルエックスを楽しめるチャンスを味わってみたかったものです。

ハッピー・ハロウィン! 秋の季節のイベントとして日本でも定着しつつあるハロウィンパーティーで、今年も様々な仮装をした人達がこの合言葉を高らかに響かせていたに違いない。そして、そのなかでもこの<グラソー ハロウィンパーティー>は、一際盛大なパーティーになったこと間違いなし。m-floのVERBALがプロデューサーを務め、豪華なセレブリティ・ゲストと日本のトップDJ/クリエイターが集結したレアなイベントの模様をレポートしよう。
渋谷にオープンしたばかりのSOUND MUSEUM VISIONで開催された今回のハロウィンパーティーは、ニューヨーク生まれの飲料ブランド「グラソー ビタミンウォーター(以下グラソー)」とm-floのVERBALのコラボレーションにより実現した一大イベント。
その幕開けを飾ったのは、ハロウィンらしくドレスコードは“マスク”という今回のパーティーを記念して開催された「グラソー ハロウィンマスクコンテスト」のグランプリ発表。『世界一「!」なマスク』というテーマで、自由な発想のマスクを一般から募集したコンテストの上位5名が勢ぞろいしたステージはじつにカラフル。そして、“ゾンビの花嫁”をテーマにしたウェディングドレス姿の男性応募者の“薔薇ノ悪夢”など個性豊かなマスクが揃うなかで優勝をさらったのは、まさにハロウィンにピッタリな、60年代のポップアート風な女性とかぼちゃのおばけを融合させた見事に精巧な作りのマスク。その司会を務めた人気放送作家倉本美津留氏は巨大アフロ&金ピカ巨大アクセサリーという超ファンキーなコスチューム、プレゼンターのモデル菜々緒もマスクを手に、かぼちゃカラーの鮮やかなオレンジ色のドレスで登場してハロウィン気分を一層演出する。
そんな華やかなステージへさらに加わったイベント・プロデューサーのVERBALは、おばあさんにおんぶされた赤ちゃんというユニークで気合いの入ったコスプレで登場。「一年にたくさんのパーティーがあるなかで、自分の個性をさらけ出して良い日というか」。そんなコメントどおり自らも個性をさらけ出しイベントを楽しんでいる雰囲気が全開のプロデューサーは、各界から招かれた多彩なセレブリティ・ゲストとトーク・セッションも展開。
そのなかでも特に華やかだったのは、あの杉本彩とのツーショットだ。「ダンスパーティーに行った魔女」と今日のファッションのイメージを語った美女と、VERBALの赤ちゃんコスプレが並ぶというジャンルレスなセッションで楽しませてくれたのも、今回のレアなハロウィンイベントならではの醍醐味だ。
イベントの後半は、招待された、ファッション、音楽など様々なジャンルの個性的な人たちも入場してパーティーはさらに佳境へ。会場のSOUND MUSEUM VISIONギャラリーなども併設された約1500人収容可能の大型ライブスペースで、この日は「フォーカス」「トリプルエックス」「ウェイクアップ」「パワーC」「リブート」から成る「グラソー」の商品ラインナップに合わせて5種類の異なるイベントスペースが設置され、人気エレクトロニック・ミュージック・デュオTHE LOWBROWSを始めとする豪華DJ陣がプレイを披露。各フロアからバラエティに富んだ音色とビートが響き渡るなかで、ほうきを手にした「魔女の宅急便」のメイちゃんやクマのかぶりものなどバラエティに富んだコスチュームで、会場に訪れたオーディエンスが思い思いのスタイルでハロウィンパーティーを満喫していた。
そして、イベント後半のハイライトはなんといっても、「グラソー」の「パワーC」をモチーフにしたステージである「VERTI5」だ。オリジナルアルバム『MADEMOWORLD』を10月5日にリリースしたばかりのマドモアゼルユリアをトップバッターに、続くDEX PISTOLSのプレイではセレブリティ・ゲストとして登場した林家ペー・パー子師匠がフロアで踊りまくり。おなじみのピンク色のいでたちが眩しいお二人とDEX PISTOLSの疾走感豊かなビートのコラボも、杉本彩&VERBALにも負けないまさしくジャンルレスなコラボだ。その後もFantastic Plastic Machineこと田中知之、さらに大沢伸一という日本が世界に誇るトップ・クリエイター陣が登場し、個性豊かな仮装で全身を彩ったオーディエンスを熱狂させた。
豪華絢爛なDJ陣が集結したイベントのなかで、その中心を担ったのはもちろん今回のプロデューサーであるVERBAL。重厚な音色でフロアの人波をグルーヴさせ、かと思えばm-floの「miss you」は美しい女性ボーカルとドラムンベースチックなアッパー・ビートが融合、会場の熱気をさらに上昇させていく。さらにステージにはゲストが次々と招き入れられ、ICONIQとはマドンナの「Like a virgin」を披露、マジシャンのセロはVERBALが放つビートをバックに火の点いた煙草を手の中で見事に消滅させ……。「冷やし中華始めました!」AMEMIYAが登場した際にはVERBALもあのメロディを高らかに叫ぶなど、普段は決して見られない共演に拍手喝采が巻き起こる。
その豪華イベントを締め括ったのは、VERBALと盟友の☆TAKU TAKAHASHIだ。m-floとしてDJブースに並び立ち、“かぼちゃのお化け”ならぬ『妖怪人間ベム』や『ゲゲゲの鬼太郎』の日本の妖怪をフィーチャーしたアニメの名フレーズや、『世にも奇妙な物語』で有名な「ガラモン・ソング」のあの不穏なメロディを駆使したりと、遊び心豊かなプレイが痛快。VERBAL自身もステージを躍動しながらアグレッシブなラップを披露し、ハロウィンの夜を刺激的なステージで締め括った。
今回で第2回目となったこの「グラソー ハロウィンパーティー」、日本のハロウィンの風物詩的なイベントとして来年も開催されることを期待して待とう。

家庭用トランク型ソーラー発電装置クマザキエイム

数々の発電システムが世にリリースされる中で、持ち運びに便利なトランク形式の装置が完成しました。使用できる発電量を考えると、実用的な部類に入るものだと思います。

家庭雑貨や電化製品の製造販売を手掛けるクマザキエイム(横浜市港北区)は、ソーラー関連製品ブランド「ソルパ」の新商品、家庭用ソーラー発電システム「SL-12H」の販売を開始した。
持ち運びやすいトランク型のケースに、大容量ソーラーパネルとリチウムイオン電池を内蔵した。太陽光での約12時間の充電で、消費電力10ワットのLED照明なら約24時間、100ワットのノートパソコンは2時間ほど使用できる。
本体側面には家庭用コンセントと同じ100ボルトの交流電源を2つ搭載し、2種類の家電を同時に使えるため、地震や台風といった緊急時に重宝しそうだ。
また、家庭用コンセントからも充電できる入力端子と充電用コードを装備しており、夜間電力を活用するなど、節電対策にも使える。外形寸法は幅442×奥行き125×高さ336ミリで、重量は9.2キログラム。
価格はオープンだが、実勢は6万9800円。同社通信販売を中心に取り扱い、初年度に1000台の売り上げを目指す。

2012年1月31日火曜日

パナソニック、ポータブルSDナビ「CN-SG510」、「旅ナビ」新モデル

先日京都に旅行にいったのですが、町並みが細かすぎて迷ってしまいました。そんなときにこのようなナビがあれば、本当に便利だと思います。

パナソニックは、ポータブルSDトラベルナビゲーション「旅ナビ」の新製品として、「CN-SG510L」「CN-SG510D」の2機種を2月10日に発売する。「CN-SG510L」は家電量販店などで、「CN-SG510D」はカー用品店で取り扱うが、仕様は同じ。価格はオープンで、実勢価格は6万円前後の見込み。
位置情報を測位するGPSと、向いている方向がわかる電子コンパス(歩行モード時)を搭載し、地図情報で位置と方角を示す街歩きサポート用ナビ。有効約200万画素のカメラを搭載する。
付属する16GBのmicroSDHCカードに、歩行用詳細地図とガイドブックデータを収録し、階段、歩道橋、公園、駅構内を含む歩行に適したルートを設定できる。歩行用地図は、全国1002都市・10m縮尺の市街地図。
現在地と目的地を直線方向で表示するだけでなく、道なり距離を表示。目的地までは、音声で案内する。歩行ルートは、「にぎやかな通り優先」「屋根の多い通り優先」「歩き易さ優先」「カロリー消費優先」「おまかせ」の5タイプから選べる。
「おまかせ」を選んだ場合、目的地までの歩行案内中に、あらかじめ設定したジャンルのスポットを案内する「寄り道コンシェルジュ」機能を搭載。歩行案内中に「ジャンルで探す」から周辺施設を検索することもできる。
ルート案内には、目的地に向かうルートの進行方向を実写の街並み上に矢印で表示する「街並みスコープ」を搭載。電子コンパス、GPS、カメラ、地図が連携して、カメラを向けた方向にある施設や地形、ランドマークなどの名称を表示する。表示距離の調節ができ、最大約100km先の地名表示が可能。
施設に向けてカメラのシャッターを切ることで、ガイドブック情報を表示する「何これカメラ」機能を搭載。撮影した写真に位置情報を記録して、撮影場所を地図上にカメラマークで表示できる。
付属のmicroSDHCカードには、昭文社『MAPPLEガイド』約100冊分のデータ、全国47都道府県の約7万3000件のスポット情報を収録。見つけたスポットに付箋を貼り付けて、後から簡単に呼び出し、スポットを巡るオリジナルの旅行プランをつくることもできる。一つのルートには、行きたい場所を最大5か所まで設定でき、順番は自由に選べる。
さらに、直販サイト「パナセンス」でガイドブックの追加データを購入することで、データベースのアップデート・追加ができる。
付属の車載用吸盤スタンドを使って、カーナビゲーションとしても利用可能。ワンセグ放送の視聴やMP3/WMA形式の音楽再生、ブルーレイディスク(BD)レコーダーやテレビで録画した番組の持ち出しに対応する。
内蔵バッテリの充電時間は約3時間で、ナビゲーションの場合は約2時間40分、省電力モードを利用した場合のナビゲーションなら約6時間の使用が可能。サイズは幅152.0×高さ92.0×厚さ18.5mmで、重さは249g。

2012年1月30日月曜日

ドリテック、フランスTerraillon社のクッキングスケール

海外メーカーのデザインってやっぱりいいですね。一見何に使用するのかわからない個性的な形と、無機質な感じとアルミフレームがたまりません。

ドリテックは、フランスの計量器メーカーTerraillon(テライヨン)のデジタルクッキングスケール「BA22 Mythique(ミスィーク) TKS716」と「HALO(ハロ) TKS715」の2機種を1月下旬より販売する。価格は各5,250円。
BA22 Mythiqueは、ボウル型の計量皿を搭載した縦型のデジタルクッキングスケール。Terraillonでは、1970年代からアナログ式のはかり「BA22」を発売しており、今回のMythiqueではBA22の形状を引き継ぎながら、デジタル表示を採用した点が特徴。表示パネルには、見やすい大画面のバックライト付き液晶を搭載した。
計量皿は取り外し可能で、逆さにするとボウルとしても使える。小麦粉など粉状のものをはかる時にも便利という。単位表示は、g(グラム)とml(ミリリットル)で切替可能。
本体サイズは168×109×175mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約540g。最大5kgまで計量できる。電源は付属の単四形乾電池3個。
HALOは、大きく丸い計量皿で、器ごと材料を計れるデジタルクッキングスケール。単位表示は、gとmlで切替可能。計量皿はガラス製で、手入れしやすいという。
本体サイズは205×205×36mm(同)、本体重量は約608g。最大3kgまで計量できる。電源はリチウム電池CR2032が1個付属する。カラーはブラック、ホワイト、レッド。

2012年1月29日日曜日

"ラジ館"がオンラインショッピングモールに - ラジオ会館オンラインを公開

何ヶ月か前にラジ館に行ったのですが、そのときに人工衛星のようなものがビルに刺さっていたので驚きました。店員さんに話を聞いてみると、どうやらゲームのイベントだったみたいです。

株式会社 ラジオ会館は、インターネットショッピングモール「ラジオ会館オンライン」を1月18日より公開すると発表した。公開当初はラジオ会館のテナントを中心に、10店舗が出店し、約1000点の商品が提供される予定。
ラジオ会館は、秋葉原駅の電気街口近くにある電気製品や無線機、ホビー商品などを扱う店舗が入居するテナントビルで、「ラジ館」の愛称でも親しまれてきた。現在は、改築工事を行っており、2014年に新しいラジオ会館としてオープンする予定となっている。なお、工事の進捗状況などは、同社の「ラジ館ニュース」でも公開されている。
今回、公開されたラジオ会館オンラインは、家電やPC、無線パーツ、フィギアなど、秋葉原文化に特化した総合オンラインショッピングモール。Webサイトの公開にあたっては、改築中のラジオ会館に入居していたトモカ電気やボークス、アゾンインターナショナルといったテナントを中心に10店舗が出店。同社では「初年度は100店舗の出店を目指し、長年の"ラジ館"ファンはもとより、新規顧客獲得にむけて取り組む」としている。

2012年1月28日土曜日

オムロン、Androidアプリと連携してダイエットできる活動量計

お腹が出始めてきているので、ちょっとダイエットしないといけないかななんて考えています。運動も食事制限も大変そうですが、ウォーキング程度からやってみようと思ってます。

オムロンヘルスケアは、Androidスマートフォン用アプリと連携して、1カ月のダイエット目標達成をサポートする活動量計「カロリスキャン HJA-311」を、2月1日より発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は3,980円前後。
歩数のほか、日常動作も含めた総消費カロリー、脂肪燃焼量、活動時間、時刻を測定・表示する活動量計。HJA-311では、非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」に対応し、Android スマートフォン用の無料アプリ「ゆるぴかダイエット ver2.0」と連携して、1カ月のダイエット目標達成をサポートできる点が特徴。
具体的なサポート内容はアプリと繋いで、あらかじめ30日後の目標体重を設定し、目標を達成するための1日あたりの総消費カロリーを算出。目標達成の際には、活動量計の画面に「バンザイマーク」を表示して知らせる。さらに目標以上のカロリーを消費した場合には、「プリンマーク」を100kcalごとに1個表示。また、目標達成のためにあとどれだけ運動時間が必要か、目安も表示する。
いっぽうアプリ上では、冷蔵庫イラストの中に「ごほうびプリンマーク」を貯めて表示し、ダイエットを達成するためのやる気を起こさせる。
また、同社が無料で提供している健康管理ウェブサイト「ウェルネスリンク」に対応。歩数やカロリーなどのデータをウェブ上で管理できる。HJA-311で測定したデータはAndroid スマートフォンに同期すると、ウェルネスリンクに自動転送できる。別売品の「USB通信トレイ」を使えば、パソコンからデータ転送も可能となる。
本体サイズは30×13×59.9mm(幅×奥行き×高さ)で、電池を含んだ重量は約21g。電源は付属のボタン電池CR2032が1個。本体には、落下防止用のクリップ付きストラップが付属する。カラーはフランボワーズ、ブルーベリー、チョコレートの3色。
なお同社では、HJA-311を使って、チーム対抗で目標の消費カロリー達成をめざすキャンペーン「めざせオムロン式美人 みんなでカロリースキャン! 」の参加者を募集している。
チームは「働き女子/ママ/ダイエッター/アクティブ休日女子/くいしんぼう」の5つ。参加したいチームを選んでエントリーした方の中から、抽選で選ばれた35名が参加できる。応募は1月24日まで。詳細はキャンペーンの特設サイトに記載されている。

2012年1月27日金曜日

NetLED、“世界初”Wi-Fiで調光するクラウド型LED照明システム

こないだ玄関のセンサーで自動点灯する防犯照明が誰もいないのに何度も反応していたので、おかしいなと思いながらドアをそっと開けてみると子猫がいたのでびっくりしました。

NetLED株式会社は、Wi-Fiなど無線LANを利用して、LED照明の調光管理などができるクラウド型のLED照明システム「NetLED(ネットエルイーディー)システム」を、2月20日からビジネスユース向けに販売する。導入価格の目安は10万円程度から。
Wi-Fi機能を内蔵した、40W形の直管型白色LED照明「NetLED照明管」を、インターネット上で監視・管理する“世界初”のLED管理システム。ユーザーは、同社が提供するクラウドサーバーに接続することで、NetLEDの照明が1本単位で管理できる。稼働状況、消費電力の確認といったことから、1~21W間での調光制御、電源のON/OFF、タイマー予約なども管理できる。
同社の試算によれば、NetLEDを200本設置した場合、NetLEDシステムの調光効果により、調光なしのLED照明200本と比べて、消費電力量を半減し、1年間で約20万円のコスト削減に繋げられるという。さらに、CO2排出量も半減するため、エコロジーにも貢献できるという。
NetLEDシステムを利用するには、NetLED照明管をはじめ、照明管とWi-Fiで通信する「ゲートウェイシステム」、パソコンやスマートフォンなどの操作端末が必要となる。また、Wi-Fi機能を省いた“子機”の照明管「NetLEDスレーブ管」も用意される。NetLED照明管1本で、最大3本のNetLEDスレーブ管が同時に制御できるという。
導入の際には、施設側に調光制御盤やスイッチパネル工事、配線工事などは不要。同社が提供するクラウドサーバーやゲートウェイシステム、スマートフォンやパソコン用のソフトウェアも、無料で利用できる。iPhone用のアプリは既に用意されており、iPad版、Android版は今夏にリリースされる予定。
ハードウェアの参考価格は、NetLED照明管が1本19,800円、NetLEDシステムスレーブ管が1本14,000円。ゲートウェイシステムは60,000円で、1セット当たり100本までのNetLED照明管が制御できる。
同社では、本システムのターゲットをオフィスや倉庫、工場や商業施設に設定。「外光が入る部分、そうでない部分の明るさを、時間や季節ごとに調光する」、「ひとがいる場所と、そうでない場所を調光する」といった利用シーンを想定している。
NetLED照明管の本体サイズは30×1,198mm(直径×高さ)で、重量は420g。口金はG13。色温度は4,500K~5,500K。照射角度は160度。設計寿命は約40,000時間。使用LEDは日亜化学など。

2012年1月26日木曜日

パナソニック、汚れが付きにくいタンクレストイレ“アラウーノ”の普及モデル

使うほどに綺麗になるなんていうキャッチフレーズか付けられている商品です。それならば、洗う手間がなくて良さそうなんですが、実際は果たしてどうなんでしょうか?

パナソニックは、汚れがつきにくいタンクレストイレ「アラウーノV」シリーズを2月21日より発売する。手洗いスペースが付いた「CH3000WST」と、手洗いなしタイプの「CH3000WS」の2製品で、価格は以下の表の通り。
泡と水流で便器を自動洗浄する同社の高級タンクレストイレ「アラウーノ」シリーズの下位モデルに当たる製品。同社によると、タンクレストイレはタンク付トイレよりも価格が高く、近年、市場の伸びが鈍化している傾向があるという。
パナソニックのユーザー調査によると、タンクレストイレを購入しなかった理由として、価格を挙げる人が56%に上ったという。また、タンクレストイレには手洗いスペースがついていないこと、タンク付きトイレに比べて水圧などの制約がある点を挙げる人も約23%いたという。
アラウーノVでは、これらの調査結果を踏まえ、本体価格をタンク付きトイレ並みの低価格に抑えたほか、水圧の低い場所でも置けるように洗浄方式を改良。さらに、タンクレストイレとしては“業界初”となる手洗いスペース付きのモデルをラインップに加えた。
水圧については、内部の水路とノズルの改良により、従来モデルは最低水圧0.075MPa(メガパスカル)必要だったが、アラウーノVシリーズでは、標準仕様でも最低水圧0.049MPa(メガパスカル)とし、水圧が低い場所でも設置しやすくなった。
便器はアラウーノの上位モデルと同じ、汚れが付きにくい有機ガラス系素材を採用。陶器製便器にはできないボール面の形状で、洗浄力と節水を両立しているという。
洗浄水量は、大4.6L、小3L。パナソニックでは、一部ユーザーの間で「節水性能に優れたトイレは、汚れが落ちにくく、詰まりやすい」という不安が出ていることを挙げ、アラウーノでは、旋回水流が約20秒間ほどかけて、汚れを落とすため、少ない水でもしっかり汚れが落ちることをアピールした。
「CH3000WST」は、タンクレストイレとしては初めて、手洗いスペースを搭載したモデル。タンクを搭載していないため、手洗い下のスペースがちょっとした物置きとして使えるほか、手洗い横にも小物を置けるカウンターを設けた。また、従来のタンク付きトイレでは、タンクの横に洗浄レバーを設けていたが、CH3000WSTでは天面部のボタンで操作する。
本体サイズは、380×700×1,065mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約18kg。最大消費電力は15W(寒冷地は42W)。電源コードの長さは約1m。手洗い時の洗浄水量は1分間あたり約2L。本体にはワイヤレスリモコンがXVIDEOに付属する。
手洗いなしタイプの「CH3000WS」の本体サイズは380×700×535mm(同)で、重量は約13kg。最大消費電力は9W(寒冷地は36W)。
なお、アラウーノのハイエンドモデルに搭載されている自動洗浄機能は省略されている。また、上位機種では便座と便器一体型を採用しているが、アラウーノVシリーズでは、便座と便器が別れているセパレートタイプとなっている。便座はパナソニックの温水洗浄便座「ビューティ・トワレ」全4機種が対応しており、組み合わせる便座の種類によって価格が異なる。
パナソニック エコソリューションズ社 住環境商品 営業企画部 谷聡氏は、アラウーノVについて、「従来パナソニック電工が作っていたアラウーノに、アプライアンス社のビューティ・トワレを組み合わせた今回の製品は、パナソニックグループの新体制をうまく活かした製品。体制の変化により、これまでよりずっと多くの商品を扱うようになったが、これらの今回のアラウーノVシリーズのように、製品をつなげて、より価値を高めていけたら」と語った。

2012年1月25日水曜日

印、蒸気を通常の半分に抑える小容量IH式炊飯器

先日炒飯を食べにラーメン屋さんに行きましたが、皿からはみだすほどのあまりの量に驚きました。冷凍のご飯で炒めるとパラパラして良いとか聞きますが、ホカホカの方が個人的には好きです。

象印マホービンは、蒸気を通常の半分に抑える炊飯モードを搭載した、小容量タイプのIH式炊飯器「極め炊き NP-RD05」を、2月1日に発売する。希望小売価格は52,500円。
3合炊きの小容量タイプの炊飯器。従来モデル「NP-RC05」に続き、炊飯時の圧力が1気圧/1.15気圧/1.2気圧の3種類から選べる「3段圧力」、水をまろやかにして、ごはんの甘み成分を引き出す内釜「プラチナ真空釜」、通常よりも予熱に時間をかけて、ごはんの甘みをアップする「熟成炊き」モードなどを採用する。
今回発売するNP-RD05では、炊飯中に発生する蒸気を、通常よりも抑える「蒸気セーブ」メニューを追加した点が特徴。通常の「白米ふつう」モードで炊飯する場合、1.2気圧を掛けるため沸点は105℃になるが、「蒸気セーブ」モードでは蒸気量を抑えるために、105℃未満で温度制御を行なうという。
この結果、2カップ炊飯時の蒸気量は、白米ふつうモードが27.3g、蒸気セーブモードが11.8gとなり、同社では通常の炊飯よりも蒸気量を50%抑えるとしている。また、蒸気セーブモードで炊飯することで、レンジ台などの天板に結露が発生しにくいという。
炊飯モードではこのほか、消費電力を抑える「エコ炊飯」メニューも搭載。白米ふつうモードの消費電力量は、炊飯1回当たり131Whだが、エコ炊飯の場合は、炊飯1回当たり109Whに抑えられるという。なお工場出荷時は、エコ炊飯メニューが初期設定となっている。
さらに、内蓋に雑穀の目づまりを防ぐ「雑穀フィルター」を搭載することで、雑穀米も圧力炊飯できるようになった。ビタミンやミネラルが補給できる雑穀米を、ふっくらとおいしく炊き上げるという。
このほか、冷めたごはんを5~8分後に食べごろの温度まで温める「あったか再加熱」キーも備える。
本体サイズは230×320×195mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.2kg。消費電力は700W。保温1時間当たりの消費電力量は12.8Wh。年間消費電力量は46.8kWhで、省エネ基準達成率は107%(2008年度目標)。本体カラーはシャンパンゴールド。

2012年1月24日火曜日

パナソニック、すっきりしたジュースを味わえるミル付きジューサーミキサー

朝食のときに私は自分で絞ったオレンジジュースを飲みます。市販されているものよりも、生の果実から精製したジュースの方が濃くて美味しいですよ。
パナソニックは、すっきりしたジュースを味わえる「ジューサーミキサー(ミキサー・ミルつき) MJ-M32」を2月下旬より発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は24,800円前後。
果物や野菜でジュースが作れるジューサーに、食材を攪拌するミキサーと、食材を粉末化するミルがセットになったジューサーミキサー。MJ-M32では、ジュースに含む食物繊維の量を調節できる特徴。付属の「すっきりフィルター」で食物繊維を濾すことで、すっきりしたジュースを味わうことができる。
また、食材を無駄なく絞るために、「ダブルスピン方式」を採用。材料を細かく切削する「高速回転カッター」と、絞りカスとジュースを分離する「低速回転スピンナー」を使い、果物や野菜から絞れるジュースの量が従来より約20%アップしたという。
安全面では、食材を入れすぎると運転を自動でストップする「入れすぎストッパー」、蓋を閉めないと運転しない「蓋安全装置」を備える。
手入れの面では、絞りカスをまとめて取り出せる「カスポン方式」を採用している。
本体にはミキサーとミルのほか、豆乳専用の「サーバー」、アイスやムースが作れる「スイートバー」が付属する。
本体サイズは最大約182×230×375mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.2kg。消費電力はジューサーが約210W、ミキサーが約230W。容量はジューサーが約500ml、ミキサーが約700ml。生ジュースを使ったレシピなどが載った「別冊レシピブック」も同梱される。本体カラーはパープルとホワイト。
なお、同社ではジューサーとミキサーがセットになった「MJ-M22」と、ジューサー単体の「MJ-M12」も2月下旬に発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格はそれぞれ21,800円前後、17,800円前後。

2012年1月23日月曜日

スマホじゃないケータイでもSkypeが使えるBREW版「Skype au」を試す

普段なかなか会うことができない祖父母に、孫の顔を見せてあげたいなんていう使い方がされそうなSkypeが、スマホでもできるということで人気が出そうです。

Skypeといえば、PC用のVoIPあるいはインスタントメッセンジャー(IM)として幅広く使われている。対応するプラットフォームはPCだけでなく、スマートフォンやタブレット、ポータブルゲーム機、デジタルAV家電などにも広がり、デバイスの垣根を越えて使えるようになった。基本的な使い方なら無料という手軽さも人気の秘密だ。
なかでもKDDIのau端末向けに提供される「Skype au」はひときわユニークな存在。携帯電話サービスを提供するキャリア自身が、“無料通話”を売りにするSkypeを正式にサポートしているうえ、データ通信を通すパケット通信網ではなく、音声通話のための回線交換網を利用するのも特色だ。
Skype auのもう1つの特徴が、フィーチャーフォン向けのアプリも用意している点。これまでもフィーチャーフォン向けにVoIPを実現したサービスはいくつかあったが、専用の設備が必要な企業・SOHO向けの内線ソリューションであったり、対応ISPと対応する無線LANルーターの組み合わせで使う宅内用(NTTドコモのホームUなど)にとどまっていた。ロケーションの制限なくケータイでVoIPを実現したのは、Skype auが初めてといっていいだろう。
今回はこのフィーチャーフォン向けSkype auについて、前編では対応機種や料金などの利用条件について、また後編では具体的な使い方や、ほかのプラットフォーム用Skypeとの違いについて検証してみたい。
対応するのは、2011年夏モデル以降のauケータイ
いきなりだが、Skype auが使えるケータイは現時点で種類が少ない。対応する携帯電話はauの2011年夏モデル以降のもので、現時点では「F001」「T007」「T008」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ)、「URBANO AFFARE」「S007」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)、「CA007」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)、「K009」(京セラ製)の7機種。これらフィーチャーフォン向けのSkype auは端末固有の機能ではなく、BREWアプリとして提供される。端末には初めからインストールされていないので、使用するにはダウンロードが必要だ。とはいえ、対応機種であればEZアプリのメニュー内にダウンロード用のショートカットが登録されているので、準備はすぐに完了する。
起動すると最初に表示されるのがサインイン(ログイン)画面だ。すでにSkypeを使っているなら、アカウント(Skype名)とパスワードを入力するとオンライン状態になる。もちろん、Skype auから新規でアカウントを作ることもできるが、現時点でSkype名は後から変更することができないので(表示名は任意に変更できる)注意したい。
サインインにかかる時間は、スマートフォンやPCに比べるとやや長め。アプリのUIはスマートフォン版と基本的に同じだが、状態(ステータス)と設定のアイコンがある点が違う。さっそくコンタクトのリストに登録されている“Skypeテスト通話”に発信して、テストを行ってみる。音質はそこそこ良く、au回線での通話とあまり差は感じなかった。
UIこそ違うが、基本的な使い方は別プラットフォームのSkype、あるいはスマートフォン版のSkype auと同じだ。すでにPCなどでSkypeを使っている場合はコンタクトリストが同期されるし、これから連絡先を追加する場合はアプリからSkype名や表示名、メールアドレス(公開されている場合)を検索できる。コンタクトリスト内の“連絡先”から、通話あるいはIMを送信する相手を選ぶという操作も共通だ。またプロフィールの編集や、Skype名と一緒に表示するムードメッセージもケータイから入力できる。
とはいえ、フィーチャーフォンでSkypeを使う以上、PCやスマートフォンとは使い勝手が違う点も多々あった。それらについては後編でまとめとご紹介しよう。
完全無料とは言えない料金制度
Skype auの料金についてもちょっと注意が必要だ。原則として月額980円の利用料金がかかるが、基本の料金プランにプランM/L/LL/Wを選んでいると無料になる。多くのユーザーが選んでいるであろう、プランE/S/SS/Zでは利用月に980円が発生する。また、Skype auの通話は回線交換網を使うためパケット通信は使わないが、起動時のステイタスチェックやIMを送受信する場合はパケット通信が発生する。ダブル定額ライト/スーパーライトなどのパケット定額制プランは必須だろう。
ということで、フィーチャーフォンでSkype auを使う場合の料金パターンを以下のように表にしてみた。パケット料金はEZwebのみ(PCサイトビューアーや別デバイスと接続してのネット利用を行わない)を利用した場合の上限で計算している。
スマートフォンの場合、パケット定額プランの「ISフラット」(月額5460円)を使っていればSkype auは無料で使える。ISフラット(5460円)にプランE(780円)とIS NET(315円)を組み合わせると6555円になり、フィーチャーフォンで使う場合(最低でも6485円)とでは大きな差は感じない。もっとも、端末料金の支払い方法や毎月割で差し引かれる金額を勘案すると、その差は違ってくる。
以上のようにフィーチャーフォン向けのSkype auは、使うための固定費がある程度かかるため、すべてのauケータイユーザーが恩恵を受けられるサービスとはいえない。しかし、普段からSkypeの利用頻度が高いユーザーが、音声通話を重視してフィーチャーフォンを選ぶ場合、BREW版Skype auは音声通話にかかる変動費をかなり下げることが可能だ。

2012年1月22日日曜日

「ロボジー」矢口史靖監督 ロボットに入った偏屈な老人

こないだ「かえれまてん」で五十嵐信次郎さんが出演していましたが、気さくなおじいさんという感じがして面白い人でした。

「ウォーターボーイズ」(平成13年)など多くの話題作を生んできた矢口史靖監督(44)による新作「ロボジー」が14日、全国公開される。おじいさんがにせもののロボットの中に入ってロボットのふりをする独自のアイデアを、ユーモアを交えたエンターテインメントに昇華させた。
発想のきっかけは16年前にさかのぼる。ホンダが開発した二本足で歩く人間型ロボット「P2」がテレビ番組で紹介され、画面にくぎ付けになった。「世の中が変わってしまうほどの大事件に見えた。あわてて録画したのを覚えています」
その後、「P3」から「ASIMO」(アシモ)へとロボット開発が進むにつれ映画人としての興味に変わり、本領を発揮する。「アシモが人に近い動きをしているので、実は中に子役を入れているんじゃないかと意地悪な発想にいたりましてね」と笑う。「スウィングガールズ」(16年)公開前からリサーチを本格的に始め、「ハッピーフライト」(20年)の準備をしながら国際ロボット展に足を運び、ネタを探した。
家電メーカー、木村電器の窓際社員3人組は、ワンマン社長から、流行の二足歩行ロボットの開発を命じられる。近く行われるロボット博覧会での企業広告が目的だ。だが、製作中にロボット「ニュー潮風」が大破。3人はロボットの中に人を入れてごまかす計画を立て、架空のオーディションを開催し、73歳の鈴木重光(五十嵐信次郎)が選ばれる。偏屈で近所から煙たがられ、疎遠になった孫たちとの関係を修復できない独居老人だ。ところが、ニュー潮風に恋をしたロボットオタクの女子大学生、葉子(ようこ)(吉高由里子)も巻き込み、事態は思わぬ方向へ。
これまで同様、矢口監督のオリジナル脚本で主人公の名字も「鈴木」。キャストもすべてオーディションで選んだ。五十嵐信次郎とは歌手で俳優のミッキー・カーチス(73)。にせロボットに老人が入る設定は最初から固まっていた。
「関節の具合が悪いとか世間に文句ばかりいっているおじいちゃんのほうが、動きもロボットらしく見える。人をロボットの中に入れることを発案した連中も、そのロボットに困らせられるおかしな構図ができますしね。ミッキーさんもおもしろがって、自ら猫背になったり歩幅を普段より狭くしたり、どんどんしょぼくれてくれた」
リアリティーを感じさせつつ荒唐無稽な場面も入れた。例えばニュー潮風が調子に乗って溶接でアームロボットにくっつき、振り回されてしまうシーン。「なくてもいいけど、悪ふざけを入れたくなってしまう。観客への僕なりのサービスです」。そして「大口開けて笑ってみているうちに、ロボットを着せられてしまったお年寄りが、着ていなかったときよりも人間関係が結べていくという映画のテーマが、じんわりしみ通っていく作り方が好きです」と語った。

2012年1月21日土曜日

「ウルトラブック」に懸けるPC復権 CESで「薄・軽」アピール

軽量化することは大変良いことだと思いますが、低機能にならないことを祈ります。

「ウルトラブック」と銘打った超薄型・軽量のノート型パソコンが、開催中の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」で注目を集めている。が、PCそのものが、昨年の米国での販売台数が前年比で約5%落ち込んだことが明らかになるなど、厳しい状況に直面している。ウルトラブックがPC復権への起爆剤になるかは予断を許さない。
ウルトラブックは米半導体大手インテルが提唱したPCの新しい概念です。インテルの新型半導体を採用。本体の厚さが2センチ以下。1000ドル以下-などが条件。一般的なノートPCより持ち運びやすく、スマートフォンやタブレット端末よりも高性能という“いいとこ取り”が特徴で、インテルのほか東芝など各国PCメーカーも、ブースにずらりと製品を並べた。
インテルのオッテリーニCEOも基調講演で、「タブレット以上に人々の要求が高いのはPC。ウルトラブックは変革を主導する新カテゴリー」と自信満々に述べた。
しかし米調査会社IDCが11日に明らかにした統計によると、米国でのPC販売台数は前年比で5%近く減少。とりわけ第4四半期の出荷台数は同6.7%減と急激に落ち込んだ。
景気後退やタイ洪水による供給不足に加え、米アップルの「アイパッド(iPad)」などタブレット端末やスマートフォンの台頭が背景にある。
米調査会社ガートナーはウルトラブック市場について「2012~13年に(市場拡大の)大きな可能性がある」と予測。PC時代そのものが終焉に向かっているのではないかとの危機感を背景に、開発競争は過熱している。

2012年1月20日金曜日

4コアCPU搭載、富士通がスマホ CESに出展

サクサクでネットやゲームを楽しめるっていいですね。最近購入した私のアンドロイド携帯は、画像のあるページを開こうとするとかなり遅いときがあります。

富士通は業界初となるクアッドコア(4コア)のCPU(中央演算処理装置)を搭載したスマートフォン(高機能携帯電話)の技術を、米ラスベガスで開催中の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)に参考出展した。製品は今夏発売の予定。
米エヌビディア製のCPUと12個のプロセッサーを搭載。ゲーム機並みの臨場感を再現した。「ゲームやインターネットをストレスなく楽しめる」という。

2012年1月19日木曜日

パナソニック、米ウォルマートで薄型TV販売へ

20年以上もテレビを売り続けていたということは、ウォルマート付近の家のお宅訪問をしてみると、日本製のTVが結構見られるかもしれませんね。

パナソニックは11日(日本時間12日未明)、米小売り最大手のウォルマート・ストアーズで自社ブランドの薄型テレビを売り出す方針を明らかにした。
子会社の三洋電機による「SANYO」ブランドに加え、自社製も全米約3500店で販売する。北米でのパナソニックの売上高を2015年度に現在の3割増の約8800億円に引き上げる。
米ラスベガスで開催中の家電見本市「国際家電ショー(CES)」で北米販売会社の北島嗣郎社長が読売新聞のインタビューで答えた。
三洋はウォルマートでテレビなどを20年以上販売しており、パナソニックは三洋の北米販売網を活用する。

2012年1月18日水曜日

レノボ、スマートTV4月発売、OSにAndroid4.0

レノボのPCは結構安価でありながら性能もそこそこいいので、ノートパソコンを買うときに色々と悩みました。

聯想集団(レノボ)は米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、自社初となるスマートテレビ「ideatvK91」を発表した。4月の発売を予定する。12日付中国証券報が伝えた。
OSにAndroid4.0を採用した世界初のテレビとなり、クアルコムのAPQ8060デュアルコアプロセッサを搭載した。3D画面を通じて、通常のテレビ番組やビデオオンデマンドプログラムを楽しめるほか、ゲームアプリなどをダウンロードできる。
レノボの劉軍高級副総裁は、「パソコン、通信、テレビなどの業界はスマート化に向かって急速に変革しており、融合の時代が訪れた」とコメントした。

2012年1月17日火曜日

量販店の年末商戦で見えた、2012年デジタル家電の人気トレンド

先日2ちゃんねるでアマゾンで50インチのテレビが2万円で売ってると話題になっていましたが、良く見てみたらそれは本体ではなくてただのサンプルモデルでした。良く見ないで買ってしまった人がもしかしたらいるかもしれませんね。間違って買ったという理由だと、クーリングオフもできないというおまけ付きでした。

全国の家電量販店の売上データを集計している調査会社のBCNは2012年1月11日、2011年の年末商戦を中心としたデジタル家電の販売状況を発表した。新聞やテレビなどでは「量販店の看板商品であるテレビが売れない」といった厳しい状況をよく耳にするが、新たな人気商品のトレンドも見え始めている。
【薄型テレビ、レコーダー】薄型テレビは50型超の大型モデルが売れている
主要なデジタル家電の平均単価は下がり続けているが、なかでも薄型テレビの下落ぶりが突出している。4年前(2008年1月)と比べて下落率は59.1%と、6割に迫るほどだ。特に、売れ筋の32型クラスの低価格化が著しく、1年前と比較して40%を超える下落率を記録した。薄型テレビ全体で見ても、平均単価はついに5万円を切っている。
アナリストの道越一郎氏は、「2012年3月末に地デジ化を迎える東北3県はこれから需要のピークを迎えるが、それ以外の地域ではテレビ特需は終わった」と断言する。
だが、年末商戦ではこれまでにない動きが見られた。50型を超える大型モデルが好調に売れていることだ。2011年12月、20型未満~40型台のサイズは前年と同程度の売り上げにとどまった。だが、50型超のモデルは219%もの売り上げ増となり、薄型テレビ全体で見ても3~4%を占めるほどになった。「販売店が大型モデルの販売に力を入れていることもあるが、40型以下のモデルと比べて平均単価の下落が緩やかなのに売れているのは注目できる。大型モデルはメーカーの収益を生む源になっており、明るい話題といえる」(道越氏)。
レコーダーは、年末商戦で過去最高の売れ行きを示した。2011年12月の時点では、ブルーレイ対応モデルが90%以上を占め、ハードディスク容量も500GB以上の製品が86%を超える。ブルーレイ対応とハードディスクの大容量化の影響で、平均単価の下落ペースはいくぶん緩やかになっていると分析する。
メーカーでは、スマートフォンとの連携機能を強化したパナソニック製品のシェアが高い。だが、ディスク1枚あたりの大容量化を図ったBDXLの次の進化が見当たらず、「2012年は価格競争が激化する可能性もある」とにらむ。
【デジカメ】シェアを伸ばしながら単価を維持した富士フイルムに注目
2011年に発生した東日本大震災とタイの大洪水の影響を大きく受けたのがデジカメだ。特に、コンパクトデジカメは厳しい状況が続く。「2011年、販売台数や金額は軒並み前年割れし、平均単価も1万5000円を切った。画質向上の要だった画素数競争は終焉を迎え、ズーム倍率競争も陰りが見えている。次の一手が見えてこず、スマートフォンに侵食されつつある」と分析する。
だが、2011年に高価格帯の「FinePix X100」や「FUJIFILM X10」を投入してヒットにつなげた富士フイルムの動きに注目する。「富士フイルム製品の平均単価はメーカー別でトップを維持しながら、シェアも伸ばしたのが評価できる。今後、安ければいいという時代は終わり、付加価値の付いた製品が注目されるだろう」と見る。
レンズ交換型のデジタル一眼は、目立った新製品に欠けたデジタル一眼レフカメラが販売台数の前年割れを続けたのに対し、新製品が多く登場したミラーレス一眼は前年比で2ケタ増を見せた。2011年12月には、ミラーレス一眼の構成比が48.2%にまで高まり、市場構造の変化が続いていることが分かる。
2011年、ミラーレス一眼はニコンとペンタックスリコーイメージングが参入した。2011年12月時点でのシェアは、ニコンが13.1%で4位を確保したのが目を引く(3位のソニーは19.1%)。海外では富士フイルムが高級志向のミラーレス一眼「FUJIFILM X-Pro 1」を発表しており、今年はさらなる混戦が見込まれる。
2012年のヒットの鍵は「斬新なスタイルや機能で付加価値を付けた高価格帯商品」か
道越氏は、「デジタル家電市場は全般的に価格下落が続いており、各メーカーとも消耗戦の状況になっている。だが、2011年の市場を見ていくと、わずかながら光明が見えてきた」と語る。その鍵となるのが「小さな機能アップではなく、勇気あるスタイルの刷新により新たな価値を生み出すこと」だと分析する。
2011年に登場した製品のなかでは、富士フイルムの高級コンパクトデジカメ「FinePix X100」や「FUJIFILM X10」、アスーステック・コンピューターのウルトラブック「ZENBOOK」などが挙げられる。いずれも、スタイルや機能性でほかにはない魅力を備えたことが評価され、同ジャンルの製品のなかでは高価格ながらもヒットにつながった。
2012年は、基本OSにAndroidを搭載した「Google TV」をはじめとするスマートテレビが日本に上陸すると見込まれ、テレビの多機能化が進むだろう。薄型テレビは、シャープが発売している極薄&軽量モデル「フリースタイルAQUOS」の人気を受け、薄さを追求したデザインモデルがヒットしそうだ。全チャンネルを自動録画する東芝のホームサーバー型レコーダー「レグザサーバー」も人気が高く、各社から同様のコンセプトの製品が出て人気に火がつくと見込まれる。このように、2012年は既存の製品に付加価値を付けた高価格帯モデルがヒットしそうだ。

2012年1月16日月曜日

田製作所がアイデア雑貨 消費者向け、第1弾好

国内の老舗家電制作メーカーである村田製作所が、ペン型のマッサージ器やオフィス内でも使用できる小型のイオン発生器などを開発したようです。デザインも遊び心のある感じで、非常に親しみやすいです。

村田製作所が、多彩な電子部品技術の応用でアイデア商品を企画・開発する社内ベンチャー活動に取り組んでいる。部品の枠を超えて消費者向けの新事業に挑戦し、人材育成につなげる狙いだ。第1弾で投入したペン型マッサージ雑貨は好調な売れ行きで、同社は「心を癒やすグッズを部品メーカーの技術で届けたい」としている。
 20~50代の有志社員6人が集まった「マンゴープロジェクト」で、デジタル機器や家電向けなど企業間取引の電子部品から視野を広げようと2010年5月に発足した。「新しく役に立つ消費者向け商品」をテーマに掲げ、アイデアを出し合ってきた。
 昨年7月からネット販売を始めたマッサージ雑貨「ポケットQ」は、自ら発熱して電子回路の過電流や加熱を制御するセラミックス部品「ポジスタ」を転用。先端部が適度な60~70度に温まり、お灸(きゅう)のイメージで肩や首に押し当ててリラックスできる。長さ11センチと携帯しやすく、「仕事や運転の休憩時に使ってほしい」としている。
 開発時は、ホームセンターでケース材料を買い集めて試作し、社内でテスト販売を繰り返して「人間が心地よいと感じる温度を探ってきた」。これまでに約700本を販売し、ネット通販サイトの人気上位に顔を出したこともある。
 今年は、空気清浄機などに使うイオン発生素子を搭載した小型のマイナスイオン発生器や、アロマの香りをどこでも楽しめる携帯雑貨を発売する予定だ。消費者向け商品に応用され、技術者のモチベーション向上にも役立っているという。
 以前は通信モジュールの開発担当だったプロジェクトリーダーの佐藤文俊さん(41)は「新しい視点を得て、本業にも還元できるのでは」と話している。

2012年1月15日日曜日

発売時期は?機能は? アイパッド3めぐり飛び交う予測

大幅に解像度やHDDの容量、軽さまでもが改良されて発売することになったiPad3は、これまでのユーザーだけでなく子供達への授業に応用するなどの考えが出ています。ノートパソコンと比べても場所をとらず、簡単にネットにふれることができるというのは良いことだと思います。

新たな年を迎え、米アップルのタブレット端末の新機種「iPad(アイパッド)3」の発売時期や機能をめぐる憶測に拍車がかかっている。
アップルの新製品の発売が近付くと、業界観測筋が細かい情報まで分析し、うわさの花が咲き乱れるのはいつものことだ。大半は単なるうわさにすぎないが、中には拾っておくべき情報もありそうだ。
アップルが「魔法のようなデバイス」としてiPadを世に紹介したのは、2010年1月。iPad2は11年3月に発売された。
今月10~13日に世界最大規模の消費者家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」、26~28日にはアップル愛好者が集まる「究極の」イベント「マックワールド・アイワールド」を控え、iPad3が今月中に発表されると期待する声もある。一方、米調査会社ディスプレイサーチのアナリスト、リチャード・シム氏は「アップルは発売を急がず、時間をかけて十分な在庫を用意したいと考えるはずだ」と話す。
発売は創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の誕生日だった2月24日になる、あるいはiPad2と同じ3月になるといった説もある。
機能についても、アジアからの部品供給状況などに基づく情報が飛び交っている。
その1つとして、より速いプロセッサーの採用が予想される。インターネットの閲覧やゲームなどがさらに快適に楽しめるようになりそうだ。ロイター通信などによると、新たなプロセッサーは、韓国電機大手サムスン電子が米テキサス州オースティンに所有する工場から供給される可能性がある。
モニター画面の解像度が上がることも、ほぼ確実とみていいだろう。アップルが売り出す携帯機器の新機種ではすっかり恒例となっている。また、バッテリーが大幅に強化されるとの説もあちこちで浮上している。
スマートフォン(多機能携帯端末)「iPhone(アイフォーン)4S」に搭載されている「Siri」のような、音声操作機能が追加されるかどうかも注目される。
iPadの価格設定も気になるところだ。米ネット通販大手アマゾンが昨年12月に発売したタブレット端末「キンドル・ファイア」は、同月中に販売台数400万を突破するヒットとなった。iPad2より小型でシンプル、価格は300ドルも安い。強力な競争相手の出現に、アップルがどう対応するかについては意見が分かれる。
台湾の業界メディア、デジタイムズは先週、iPad3が1月に発売されるとの見方とともに、2種類の機種が同時に発売となり、iPad2はキンドル・ファイアに対抗させるため値下げされるだろうと伝えた。
キンドル・ファイアとの対抗でアップルがiPadの機能を削るとの説もあるが、ディスプレイサーチのシム氏は「アップルは2級品をにおわせるような製品づくりを望んでいないし、その必要もない。作れば作るだけ売れているからだ」と語り、この説を否定している。

2012年1月14日土曜日

中国国営テレビ、3D試験放送を開始

3Dの試験放送をお隣の中国が始めたようですが、普通に一般家庭にも放送しだした途端にテレビが耐え切れなくて爆発!なんてことにならないといいですね。

中国国営の「中国中央テレビ」は1日から、北京や上海、深センなどの5つの地方局と共同で3D試験放送をスタートした。
連続ドラマ、スポーツ中継、京劇など4時間半の番組を毎日午前10時半から3回繰り返すもので、当面は無料。旧正月恒例の特別番組や今年夏に開催されるロンドンオリンピックも、一般放送とは別に3D放送を行う計画だという。
家電各社はこれを機に、積極的な対応型テレビの売り込みに入り、早くも5割引きキャンペーンを始めた中国メーカーもある。中国には5億台のテレビがあり、「一部が3Dテレビに買い替えられるだけでも数兆円規模の経済効果がある」と中国メディアは伝えている。

2012年1月13日金曜日

米家電見本市サムスンが次世代モニター3種公開へ

2560×1440の解像度のモニターはかなり画質が綺麗みたいです。その分お値段が上がる事は必至ですが、少しでも見えやすくしたいというゲーマーの方には人気の商品となりそうです。

サムスン電子は5日、米ラスベガスで10日から開催される北米最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で次世代プレミアムモニター3機種を公開すると明らかにした。
公開されるのは「シリーズ9」「シリーズ7スマートステーション」「シリーズ7HDTVモニター」の3モニターで、すべてCESのイノベーション・アワードを受賞している。
27インチの「シリーズ9」モニターは、「ナチュラル・カラー・エキスパート」技術を採用。鮮やかな画質と自然に近い色再現性を実現した。カラー調整機能があり、色調を損なわない。
また、専門家レベルのPLS(PlanetoLineSwitching)液晶パネル(LCD)を搭載し、178度の広視野角で、ハイビジョン(HD)級モニターの4倍にあたる2560×1440の最高解像度(QHD)を実現した。
「シリーズ7スマートステーション」モニターは、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型パソコンと同様、モバイル機器をケーブルでつなぎ、マウスなどで操作するモバイルコントロール機能が特徴。超広帯域無線通信(UWB)技術を使い、ノート型パソコンを無線で連動できる。
「シリーズ7HDTVモニター」は、従来のテレビモニター機能にワイヤレス・ディスプレイ(WiDi)とMHL(モバイル高解像度リンク)を採用し、マルチメディア機能を強化した。
ノート型パソコンに保存したマルチメディアコンテンツやモバイル機器の画像や動画をモニター画面にワイヤレスで表示することができる。
今回公開されるモニターは3月ごろに韓国で発売される予定。

2012年1月12日木曜日

モバイルIT業界の年をドコモ社長が語る

最近スマホに変えたのですが、月額の利用料金の高さに驚きました。製品によってかもしれませんが、常時ネットに接続されている状態になっているようで、バッテリーの切れる早さも目立ちます。今特に普通の携帯で不自由していない人は、購入はもう少し新製品が開発されてからの方がいいかもしれません。

新春インタビュー:2011年は、モバイルIT業界にとっても激動の年となった。
2008年の「iPhone日本上陸」から始まった国内スマートフォン市場の拡大は本格的な普及期へと突入し、2011年は"スマートフォン普及元年"とでもいうべき状況になった。各キャリアが投入する新製品の半分近くがスマートフォンになり、しかもモバイルIT業界のトレンドは「スマートフォンを中心に回る」ようになったことは記憶に新しい。
モバイルIT業界の裾野が拡大しはじめたのも、2011年の特長だった。従来のBtoB市場だけでなく、BtoBtoC市場でタブレット端末や通信モジュールの活用が進み、通信キャリア自身が電子書籍や電子教科書、自転車シェアリング、放送事業に参入するといった動きも顕著になってきた。モバイルITの技術・サービスを活用した周辺領域のビジネスも広がりつつある。
そして、年が明けて2012年。
モバイルIT市場全体の成長と発展はどのようになるのか。また、今年の注目市場やビジネスはどのようなものか。新春特別インタビューとして、NTTドコモ 代表取締役副社長の辻村清行氏に話を聞いた。
本格普及期の到来により、サポート体制の重要性が増す
まずは昨年を振り返って、2011年をどのように評価されているか。この点をお聞かせください。
辻村清行氏一言で言えば、「スマートフォン時代が本格的に始まった」ということになるのだろうと思います。ドコモの近況でも、2011年度はスマートフォンの販売台数を850万台と計画しています。これは年間2000万台強の(ドコモの)総販売台数のうちの850万台ですので、スマートフォンの販売比率は約4割強になっている計算です。
販売現場でも、昨年はスマートフォンの勢いが顕著でした。
辻村氏ええ。ドコモショップを見ても、ほとんどの人が「スマートフォンはありますか?」と買いに来ていただいています。なかにはスマートフォンという言葉をご存じないのに、手でジェスチャーをして「こういうの(タッチパネルで操作するスマートフォン)をください」と買って行かれる人もいます。
PCを持たず、スマートフォンのことに詳しくない人までスマートフォンを買い始めましたね。
辻村氏そういう意味でも、2011年はスマートフォンの本格普及が始まったのだと思います。
でスマートフォンは主に都市部の家電量販店を主軸に売れていて、ユーザーもある程度のリテラシーを持った方が中心でした。しかし最近は、ドコモショップでもスマートフォンへの移行の動きが現れているのでしょうか。
辻村氏はい。確実に出てきています。我々が想定していた以上のペースで、スマートフォン化が進んでいます。
しかし、このスマートフォン化の流れで課題も見えてきています。その筆頭になるのが、“ドコモショップでの接客時間が長くなっている”ということですね。フィーチャーフォンの場合にはお客様がすでに使い勝手に慣れていらっしゃいますが、フィーチャーフォンからスマートフォンへの買い換えでは使い勝手がまったく違います。ですから、初めてスマートフォンを購入するお客様には初期セットアップといった作業をお手伝いさせていただかなければなりません。結果として、接客時間が長くなっており、お客様をお待たせしてしまっています。
購入時および購入直後のサポート問題は、2011年に顕在化した大きな課題ですね。特にドコモショップなどキャリアショップでは、初心者に対するサポートが重要になっています。手厚いサポートでお客様に安心していただきつつ、待ち時間を減らすという難しいオペレーションが求められます。
辻村氏ドコモショップの業務フローを改善する取り組みはすでに始めています。ここでの基本的な考え方としては、顧客管理システムを用いる(新規契約や端末の買い換えなど)「契約手続き」の部分と、スマートフォンの初期セットアップやアプリの導入支援といった「初期利用サポート」の部分を切り分けていくというものです。全体的な業務改善を行い、しっかりとしたサポート体制を構築しながら、お客様をできるだけお待たせしないお店(ドコモショップ)作りをしていきます。
ドコモショップなどキャリアショップの体制強化は、今年はさらに重要になりますね。私は2012年はキャリアの総合力が問われる年だと考えているのですが、その中でも、幅広いお客様の「スマートフォンシフト」に対応するためのキャリアショップ強化はとても重要なポイントです。
辻村氏2011年度の段階だけでも約4割のお客様がスマートフォンを購入されるわけですから、(キャリアショップの)サポート力が重要になるのは間違いありません。すでにスマートフォンの知識がほとんどない人までスマートフォンをご購入いただくようになっていますので、そういったお客様をきちんとケアするのは重要な課題です。
au/ソフトバンクのiPhone 4SにXiで対抗する
直近では2012年春商戦が始まるわけですが、ここの展望についてもお聞かせください。
辻村氏すでに発表済みの冬春商戦ラインアップは全体の半分以上がスマートフォンになっているわけですけれども、この中の4機種がXi対応です。春商戦では、このXiを強く訴求していきます。
冬春商戦ラインアップでは3GのFOMAのみに対応したWithシリーズが用意されています。当初はこのWithシリーズがボリュームを狙う一般市場向けであり、Xiは一部のハイエンド層向けかと見ていたのですが、そうではない、と。
辻村氏(2011年度の末となる)今度の春商戦で、スマートフォンの販売台数は累計で1000万台を超えます。約6000万人いるドコモユーザー全体の約6分の1がスマートフォンに移行するわけです。その点では、エントリー層向けのWithシリーズは重要です。
しかし、その一方で、この冬商戦でXi対応スマートフォンを販売してみて、非常によい手応えを感じました。私自身、すでにXi対応スマートフォンを使っていますが、その感覚は固定通信でADSLからFTTHに移行したくらい快適なのです。Xiが持つこの快適さは、ドコモの大きな競争優位性になると考えています。
モバイルIT業界にとって、春商戦は多くの契約者が動く大商戦期。ここでドコモの競争優位性を最大化するためにも、“Xiに軸足を置く”わけですね。
辻村氏我々にとって目下のライバルは、(KDDIとソフトバンクモバイルが販売する)Appleの「iPhone 4S」です。iPhoneはとてもブランド力が強く、それに対抗していかなければなりません。この対iPhone 4Sで考えた時の我々の強い競争力になるのが、Xiということになるでしょう。
なるほど。私自身、iPhone 4SとXi対応のAndroidスマートフォンの両方を使っていますが、スマートフォンの素地としてはiPhoneが優れている一方で、インフラ部分の性能や競争力ではXiがずば抜けていると評価しています。キャリア間の競争という観点では、ドコモがXi対応機の訴求を強化するのは正しい戦略と言えますね。
さらに加速するスマホ普及2012年度はタブレットにも注力
2012年度のドコモのプロダクト戦略は、どのような方向になるのでしょうか。
辻村氏まだ計画中なので具体的なことはお話しできませんが、まずスマートフォンの総販売数が1000万台強になると考えています。これはドコモの年間総販売台数である約2000万台の半分以上がスマートフォンになる、という計算です。
では、この1000万台強の内容はどうなるのか。その部分では、従来よりもさらにスマートフォンユーザーの裾野が拡大する、という点に注目しています。先ほどの議論にも出ましたが、低リテラシー層がスマートフォンに移行するということを重視していかなければなりません。
これまでケータイしか使っていなかった人たち向けの、エントリーモデルのラインアップが重要になりますね。
辻村氏ええ。その部分はサービスも含めて強化します。その一方で、先進性を求めるハイエンドユーザー向けのラインアップでも競争力を高めなければなりません。ここではXi対応や、2012年4月にスタートするmmbi対応が1つの軸になるでしょう。
私はXiに関して、スマートフォンの価値を底上げするものと評価しています。そう考えますと、ハイエンド層だけでなく一般層向けのスマートフォンでもXi対応を積極的に進めるという戦略もあると思うのですが、いかがでしょうか。
辻村氏Xiの競争力が高いのは確かですが、ラインアップ内での対応機種拡大は、サービスエリアの拡大とのバランスも考えていく必要があります。Xiエリアは2011年度末時点で人口カバー率25%程度ですが、我々としては2014年度中にこれを98%まで引き上げる計画です。2012年度はちょうどエリア拡大期のさなかになりますので、エリアのカバレッジは50%前後になるでしょう。
WithシリーズのXi対応はいつ頃になるのでしょうか。
辻村氏まだ決めていません。ただ2012年度で言えるのは、Xi対応はNEXTシリーズ中心で訴求することになると思います。
Xiと並んでハイエンド向けの機能として挙げられていたmmbiですが、こちらの対応機はどの程度まで増えるのでしょうか。
辻村氏当初は2機種から初めて、2012年度の上期に5機種まで増やします。サービス開始初期は端末側にmmbi対応のコストがかかりますし、全国エリアの完成にも若干時間がかかります。ですから、ハイエンドモデルの一部から対応させていきますが、いずれは(mmbiは)ワンセグのような標準的な機能になっていくと考えています。ただ、そういった標準機能化までには段階を踏んでいく必要がありますね。
スマートフォンは引き続き伸びていくわけですが、タブレット市場についてはどのようにご覧になっていますか。
辻村氏タブレットはとてもポテンシャルのあるジャンルだと見ています。しかもXiとの相性がとてもよい。それはなぜかといいますと、タブレットのスクリーンサイズで大容量コンテンツやWebを使うということになれば、Xiインフラの(高速・大容量通信という)強みが生きるわけですね。また大画面ならではのUIが作れますので、現在開発中の「通訳電話」などとの相性もいい。
その上で直近の動きをお話ししますと、タブレットはまず法人市場から立ち上がっていくと考えています。一方で、コンシューマー市場では“ファミリーユース”の部分に最初の可能性があるでしょう。
タブレットはギーク層が飛びついている印象がありますが、実際の利用で見ますと、おっしゃるとおりファミリー層に可能性がありますね。特に日常的にPCを使わない層の方が、タブレットの本質的な価値をきちんと見いだして、ライフスタイルの中で使いこなしています。
辻村氏主婦や子供といった層は可能性を特に感じる部分ですね。我々の調査でも、そういった人たちの方がタブレットをうまく活用していただけるという声を多く聞いています。私はそこに大きな可能性を感じています。
現時点では、タブレット需要の立ち上がりは我々の想定よりも低いです。しかし、潜在的な可能性という点では、かなり大きなものがあると考えています。
私もタブレットにはポテンシャルを感じています。特にPCを日常的に利用する生活習慣を持っていない一般ユーザー層向けに、タブレットは“インターネットとデジタルコンテンツのカジュアルユース”の新たな利用スタイルと市場を切り拓く可能性が高い。ここが今後のビジネスにおいても重要なわけです。
しかし、その一方で、現在のタブレット市場には不足感も感じています。
1つはタブレット市場において、“iPad以外のヒットモデルが出てこない”こと。Androidタブレットの数は増えましたが、iPadのような成功を収めるモデルはいまだ出ていません。
そして、もう1つは“Androidタブレット向けに最適化されたアプリ”が乏しいこと。iPadは専用アプリがとても魅力的な世界を構築していますが、Androidタブレット向けに最適化された専用アプリはとても少なく、アプリストアも使いにくいのが実情です。
辻村氏まずラインアップという点では、現在スマートフォンを作っているメーカーにタブレットの開発を依頼し、前向きになっていただいています。ここではスクリーンサイズのバリエーションも重視していまして、5インチ・7インチ・10インチのそれぞれの市場を考えています。特に5インチと7インチにも、それなりの需要があると見ています。
10インチクラスのタブレット市場の可能性はiPadが牽引する形で顕在化していますが、5インチと7インチはこれからの市場です。しかし、Appleが手がけなかっただけで、このクラスにも10インチとは異なる市場や需要がありそうです。2012年はタブレット市場の多様化にも注目したいですね。
辻村氏Androidタブレット向けアプリの品ぞろえについては、我々も大きな課題と認識しています。ここは「鶏と卵のジレンマ」があります。今はまだ圧倒的にスマートフォンの方が数が多いですが、タブレット市場はホームユースを筆頭に今後成長していきますので、専用アプリも増えてくるでしょう。
また、Androidタブレット向けアプリの拡充については、コンテンツプロバイダーの自発的な開発を待つだけではありません。ドコモとしても積極的にコンテンツプロバイダーへの開発要請や、アプリ環境整備の推進をしていきます。
あとは鶏卵のジレンマをいかに打ち破るか、ですね。
辻村氏その点では手応えも感じています。ドコモショップにヒアリングをしていますと、「お客様にしっかりとタブレットを勧めると買っていただける」という声を聞きます。販売の部分で工夫していけば、タブレットの普及はできるでしょう。
これはAndroidタブレットに限りませんが、タブレットはスマートフォン以上に“コンサルティングセールス”の商材ですね。お客様のニーズやライフスタイルを聞いて、そこからタブレットの価値を伝えていく。販売現場のスキルが、普及を大きく左右する分野と言えます。
辻村氏そのとおりですね。特にファミリー層向けには、販売スタッフが使い方やお勧めのアプリなどについてきちんと伝える、といったことが大切ですね。
重要なのは“一般層向けのカスタマイゼーション”
今後のスマートデバイスのプラットフォームについてなのですが、ドコモは現在、主力のプラットフォームがAndroidに偏重しています。一方で、ライバルのKDDIは昨年iPhone 4SやWindows Phone IS12Tを導入して、Androidだけでなく、iOSとWindows Phoneのマルチプラットフォーム化が実現しています。またソフトバンクモバイルは実質的にはiPhone偏重ですが、プラットフォームで見れば、iOSとAndroidを擁しているわけです。
ドコモだけがAndroidにかなり偏ったプラットフォーム戦略を取っているわけですが、この点は2012年度に変わっていくのでしょうか。
辻村氏私どもの基本的な考え方は、「お客様が使いやすいカスタマイゼーションがいかにできるか」という部分にあります。今のスマートフォンの売れ行きを見ていても、日本市場に最適化された“全部入り”は強い。おサイフケータイや赤外線通信、ワンセグといった(日本市場のニーズの)部分は大多数のお客様に求められているのです。
ですから、そういった日本市場向けの最適化がしっかりとできるのであれば、iOSやWindows Phoneを我々が拒否するところではない。そう考えています。
これまでケータイを使っていたような、日本の“普通のお客様が困らないこと”が大切なわけですね。すべては無理でも、日本市場をどれだけ尊重できるかが求められる、と。
辻村氏可能性でいえば、Windows Phoneの方が自由度が高く、そういったこと(日本市場への最適化)が早く起こると予測しています。逆にAppleのiOSでは、おサイフケータイ用のモバイルFeliCaチップを搭載したり、我々のエリアメールに対応させたりというのが難しいと思いますので。
Appleの姿勢では、ハードウェアレベルのローカライズは難しいでしょうね。
辻村氏ええ。ですから、まずはマイクロソフトと協議して、ドコモのお客様に満足していただける範囲でカスタマイズができるということであれば、Windows Phoneの導入は進めていきたいと思っています。
AppleのiOSも独自に緊急地震速報に対応したりと、日本市場のニーズに“ソフトウェアで応えられる範囲で応える”という形で配慮しています。しかし、このローカライズがもう一歩踏み込んだ形で行われないと、ドコモとしては受け入れられませんか。
辻村氏そうですね。以前から弊社の山田(隆持代表取締役社長)が申しているとおり、iPhoneやiPadはとても魅力的なデザインやUIを持っており、とても興味は持っています。しかし、日本向けのカスタマイズができないとなると、どうしても“品ぞろえの1つ”としてしか扱えないとも考えています。
ドコモの顧客基盤の厚さや裾野の広さを鑑みれば、ソフトバンクモバイルのような「販売の大半がiPhone/iPad」という状況は難しいわけですね。カスタマイゼーションができない状態では、主力のプラットフォームとしては扱いにくい、と。
辻村氏ええ。iPhoneとiPadをドコモが軽視しているわけではありません。興味はあります。ですが、今の状況では(取り扱う)予定はありません。
となると、Androidと並ぶドコモの主力プラットフォーム候補としては、先にマイクロソフトのWindows Phoneがくるわけですね。ここはWindows 8での展開が予定されているタブレットも同じくですか。
辻村氏そうです。特に法人市場ではWindowsベースのタブレットに対する期待は大きいので、積極的に取り組んでいきます。

2012年1月11日水曜日

デジタルAVが初めて記録した大震災ー2011年を振り返る

ユーチューブで何回か目にする事がありましたが、東北大震災の津波の様子には驚かされました。遠くからだとゆっくりとした動きでも、じわりじわりと家や車や逃げ遅れた人さえも映しているものもあり、カメラを撮影している人でさえも目の前の光景が信じられないという様子でした。

ビデオがとらえたリアルな災害
2011年の事件で誰もが忘れられないのは東日本大震災だろう。津波などで失われた命の尊さ、身近な人を失った無念さを思うと、今でも言葉が出ない。ご冥福をひたすら深く深く祈りたい気持ちになる。と同時に、被災された方々の一日も早い復興を心から願いたい。
昨年は災害を記録したビデオ映像について考えさせられる年であった。被災地を記録したビデオ映像というと、筆者の頭に思い浮かぶのが、1990年の長崎県・雲仙普賢岳の火砕流を撮影した報道ビデオである。被災して焼けただれたアナログ記録のベータカム(報道用ビデオカメラ)からビデオテープを抜き出し、ダメージの少ない箇所をつなぎ合わせて蘇生された映像には、火砕流に呑まれていく村と報道カメラマンの状況が生々しく記録されていた。それは進行する災害を時間軸でとらえたリアルな記録であった。
今回の震災では多くのデジタルビデオが稼働した
そうした以前の災害記録と、今回の東日本大震災で撮られたビデオとの間には大きな違いがある。それは今回の大震災では、アマチュアによって数多くのデジタルビデオが各地で撮影されたことだ。
今回の震災は、デジタルAVネット時代が初めて遭遇した大災害と言える。日本ではデジタルビデオカメラはもちろん、多くのデジカメにもハイビジョンムービー機能が普及し、さらに携帯電話やスマートフォンでも手軽にビデオ撮影ができるようになった。また、ビデオ記録は傷つきやすいテープではなく、比較的堅牢でコンパクトなメモリーカードに録画可能になった。
こうした背景もあって、東日本大震災では多くの被災者が巨大津波の実際をムービーに収めている。東北各地で撮られたビデオの数は多く、中にはハイビジョンで長時間録画された映像もあった。それら災害ビデオを見た時の衝撃は一生忘れられない。多くのビデオが想像を絶する津波の来襲を被災者の目線で記録していたのだ。
津波から避難する最中に撮られた動画には、生と死を分つ緊迫した状況が生々しく記録されていた。
津波の襲来によって日常の街が崩壊し、濁流に呑まれてゆく一部始終が録画されたビデオを見ると、これは本当に現実なのか!?……と今でも目を疑ってしまう。
高台からハイビジョン撮影されたビデオには、津波に押し流される市街が精細に記録されていた。そのディテールを拡大すると津波が流れ込む経路や、避難する人々の行動までが分かる。そこで多くの方々が命を落としていることを考えると、いたたまれない気持ちになるが、震災の実態をここまで高解像度で記録したビデオは今回が初めてだろう。そこから読み取れる事実は多い。
こうして数多くの動画が撮られたのは、ビデオ文化が普及した日本ならではと言えそうだ。極限状況の中でビデオを撮った撮影者の“記録する意志”に敬意を表したい。
どの動画も地震科学や防災の貴重な記録であり、津波被害の甚大さと悲惨さを語り継ぐためにも貴重な記録と言える。災害を早く忘れたいという気持ちもよく理解できるが、私たちはこれらの記録を丁寧に分析し保管する必要があるだろう。また、今後は復興の現状を伝えるためにもビデオは有効だと思う。
ネット動画で震災が世界に伝わった
これらの災害ビデオはネットの動画サイトにアップロードされ、世界中に公開された。中には興味本位のアクセスもあっただろうが、世界中の人々に津波被害の甚大さと日本が置かれた状況をリアルに伝えたことは間違いない。放送局の編集チェックなしに、ここまで多くの災害映像が世界に公開されたのは初めてのことだろう。世界中から日本への支援が届いたのも、これらのビデオがあったからこそ、と言えそうだ。
見えるものと、見えないもの
デジタルビデオとネットの普及で、映像発信の自由化が大きく進展し、今まで隠されていたベールが取り払われて“見えるもの”が多くなった。私たちは多くの映像を共有することで事件を多角的に見聞きして意見交換できるようになった。中東などで起こった民主化運動でもソーシャルネットワーク上の画像が大きな役割を果たしたと思われる。
しかし、こうしたビジュアルな時代にあっても、依然として“見えないもの“も多い。東日本大震災でいえば、見えなかったのは「メルトスルー」した原子炉と、それを取り巻く状況だろう。“見えるもの”が多くなった時代だからこそ、私たちはその背後で進展する“見えない事象”にも深く注意する必要があると思う。
スマートフォンなどと連携できるテレビが普及すれば、家庭内ではDLNA(家電AVネットワーク)、世界とはクラウドなどを利用してAV情報を交換できるようになる。普及のカギはAV機能を生かすアプリケーションにありそうだ。ソフトウエアが充実すれば、2012年はデジタルAVネットワークが生活に定着する年になるだろう。デジタルAVが震災によって失われた人と人や、人と物との関係を新しく復興するためのメディアとなることを願っている。

2012年1月10日火曜日

パナソニック、2011年の環境への取り組みとその成果は?

家電メーカーのこれからの目標で、環境との共存はなくてはならないものだと思います。省エネ対策をみんなですることで、一人では小さい効果でも、結束する事で莫大なエネルギーになります。

パナソニックは、2011年12月14日、2011年における環境や節電への取り組み成果などについて発表した。
今年夏の節電への取り組み成果としては、2011年7月1日に設置した節電本部を核にした活動について説明。工場およびオフィスでは、電気代が前年同期比10%減、節電による電力料金削減は約2億5000万円に達したほか、e-work在宅勤務は4~8月で1万5290日に達し、前年同期比35%増になったことを明らかにした。また、パナソニックグループ社員による家庭での節電実績は8月には12%減を達成した。
冬季の節電については、「関西電力、九州電力といった数値による節電要請を受けている地域については、その達成に向けて努力する。その一方で、夏場は昼間に電力ピークが訪れるのとは異なり、冬場は午前中と夕方にピークを迎える。9時~11時、17時~19時の電力使用量を抑えるほか、夜間の電力使用量を抑える」(パナソニック 役員 環境本部本部長の宮井真千子氏)とし、照明の間引き、エレベータの間引き運転、PCの節電設定、自動販売機の運転停止といった夏場の取り組みを継続しながら、オフィスの空調温度の19度設定やウォームビズの励行、在宅勤務と直行直帰の励行、定時退社日の増加、家庭向けに配布する冊子として冬の節電アクションプランを用意し、各家庭での節電チェックの実施などを進めるという。
「定時退社日を水曜日と金曜日の週2回設定し、定時退社日の残業者は18時以降、特定の会議室を残業部屋として用意し、そこで集中して作業を行うようにする」という。また、節電アクションプランでの節電成果は、その成果相当分をLED電球に換算して、被災地に寄贈するという。
投入資源の削減、再生資源の回収、再生資源の活用
環境への取り組みでは、投入資源の削減、再生資源の回収、再生資源の活用の3点から説明した。
投入資源の削減では、HDD搭載BDレコーダーを例にあげ、2008年発売製品に比べて、高さで10mm低い49mm、奥行きでは116mmも縮小した199mmを実現。さらに年間消費電力量では41%減、消費電力では28%減、待機時消費電力では83%減などの省エネ化を図っていることを示した。
再生資源の回収では、兵庫県加東市のパナソニックエコテクノロジーセンター(PETEC)において、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの家電リサイクル4品目の累計処理台数が800万台に達し、鉄では自動車15万8417台分にあたる12万9903トン、銅では奈良の大仏81体分にあたる2万249トン、アルミではジャンボ機95機にあたる1万928トンを回収したことを発表。さらにネオジム磁石といったレアアースの回収事業に乗り出す姿勢をみせている。
再生資源の活用では、廃ブラウン管ガラスからグラスウールを再生し、これを真空断熱材の生産に活用する再生プロセスを確立。また廃家電からプラスチックを回収して、異物を除去する形で樹脂として再生。これらの再生樹脂を一定以上使用した商品を資源循環商品として発売する計画も明らかにした。
資源循環型商品の第1弾商品として、トップユニット冷蔵庫「NR-F506T-X」(市場想定価格24万円前後)、ドラム式洗濯乾燥機「NA-VX7100L-X」(同30万円前後)、スチームIHジャー炊飯器「SR-SX01-X」(9万円前後)、サイクロン式掃除機「MC-SS310GX-X」(8万円前後)の4商品を用意。それぞれ限定3000台で、2012年2月20日から発売する計画だ。
トップユニット冷蔵庫には、テレビのブラウン管を再生したグラスウールを90%使用した真空断熱材を採用。ドラム式洗濯乾燥機では約26%の再生樹脂を使用した。また、スチームIHジャー炊飯器では約20%、サイクロン式掃除機では約17%の再生樹脂をそれぞれ使用する。
さらにパナソニックでは、2012年1月からさらにグリーン調達を強化する考えを示した。これまでのサプライヤーに対して要請していた環境マネジメント、化学物質管理に加えて、GHG排出削減、資源循環、生物多様性といった取り組み要請にも乗り出す。GHG排出量削減では、今年7月から原材料・電気電子部品で試行を開始。11月からは加工会社、外注会社への試行拡大を行っている。2012年度には協働購入先への拡大を図る考えだ。
一方で、2012年1月1日から三洋電機、パナソニック電工を統合した新体制とするのに伴い、全社公式Webサイトをリニューアル。環境活動に関するメニューをトップページに用意。さらに、すべてのページのフッターに、eco ideas(エコアイディア)マークを表示する。また、パナソニックグループの環境への取り組みをできるだけ平易な表現で解説したeco ideasスペシャルサイトを用意。まずは7カ国語で開始し、順次、対応言語を広げていくという。加えて、Google Picasaを利用した環境活動の報告サイトを立ち上げ、FacebookやTwitterでも速報レポートするという。
なお、パナソニックは、東京・有明の東京ビッグサイトで12月15日から開催するエコプロダクツ2011に出展。「今のくらし、そしてこれからのくらしに応えるパナソニックのエナジーソリューション」をテーマに、エコナビ商品のラインアップや、太陽電池、燃料電池、蓄電池、資源循環商品といった環境関連商品を一堂に展示する。

2012年1月9日月曜日

Windows 8、PC不調を解決する最後の手段リセットが身近に

現在、自宅のPCはWindows7を使用していますが、使い始めの頃はXPとの違いに翻弄されていました。年に1回くらいの割合で新しいバージョンが発売されているようですが、初めて触れる方でも使いやすいように工夫していただけると助かりますね。

Building Windows 8の2012年最初の記事でDesmond Lee氏が、開発中のWindows 8が備える2つの回復機能について語っている。
たくさんのアプリケーションをインストールして動作が怪しくなった時に、スマートフォンやタブレットは簡単に工場出荷状態を復元でき、個人データを同期し直すことですばやく正常な動作を取り戻せる。MicrosoftはWindows 8 PCで、この家電製品の多くが備える手軽かつ誰もが使いこなせる回復機能を実現しようとしている。
これまでのWindowsのシステム回復オプションはアクセスしにくく、またブートオプションからの修復モードに至ってはMS-DOS時代を思わせるようなテキストだらけのユーザーインターフェイスで、一般的なPCユーザーにとって使用しやすいものではなかった。Windows 8のDeveloper Previewでは、PC SettingsのGeneral (一般)からすばやく回復機能を実行できる。起動時においても、Microsoftが"Control Panel"と呼ぶMetroスタイルのアプリから簡単に回復機能を含むトラブルシュートにアクセスできる。PCの不調を解決する"最後の手段"として見つけやすく、またユーザーが迷わずに使用できる分かりやすさを備えている。
OSの修復には「Reset (リセット)」と「Refresh (リフレッシュ)」の2つの方法が用意されている。リセットではWindows回復環境 (Windows RE)が、Windowsと個人データが存在するパーティションを削除し、フォーマットし直した上でWindowsをインストールする。オプションで"Thoroughly, "を選択すれば、パーティションの単純なフォーマットではなく、ドライブからデータが復元されないようにデータ削除が徹底される。個人データの全く残らない真っさらな状態に初期化したい場合の選択肢だ。
リフレッシュを選択した場合、Windows REが内蔵ドライブをスキャンし、個人データ、Metroアプリ、PCの主な設定などを保存した上でWindowsをインストールし、新しいWindowsに個人データなどを戻す。PCの動作の問題を解決するための修復機能である。「外部ハードドライブなどに個人データをバックアップしておかなくても、それらが自動的にリストアされるのがリフレッシュのクールなところだ」とLee氏。ただしMetroスタイル以外のアプリケーションは、ユーザーによる再インストールが必要だ。これはサードパーティのアプリケーションが、PCの動作不良の原因となっているケースが多いためである。
Lee氏によると、MicrosoftがBUILDカンファレンスで参加者に配布したDeveloper Preview PCにおいてリフレッシュに要した時間は8分22秒。リセットはクイックだと6分12秒、BitLocker無効で"Thoroughly, "を選択した場合は23分52秒だった。

2012年1月8日日曜日

東芝、タイの電子部品工場を操業再開

洪水の被害は落ち着いたみたいですね。日本も色々と大変なことが続いていますが、何か身の回りで募金などの出来ることからタイの応援をしたいと思います。

東芝は5日、タイ洪水の影響で操業を停止していた電子部品工場「東芝ホクト電子タイ社」の操業を3日に再開したと発表した。
同工場では、感熱式プリンター用サーマルプリンターヘッドや電子レンジ用マグネトロンなどを製造。今回操業を再開したのはサーマルプリンターヘッドで、マグネトロンは2月初旬の操業再開を目指す。
東芝はタイ洪水による浸水被害などでハードディスク工場などタイ国内10拠点の操業を停止していた。11月に電子レンジや冷蔵庫などの白物家電工場を再開したほか、HDD(ハードディスク)や半導体は国内外で代替生産を始めている。

2012年1月7日土曜日

富士フイルムがCES2012にあわせて18機種もの新型デジカメを一挙に発表

新年会で顔を合わせた友人とカメラについて話しました。やはり本格的に風景などを取り出すと、レンズや本体や三脚なども含めて50万円くらいかかるそうです。まだ私は一眼レフすら持っていないので、6万円くらいの手軽なものを購入してカメラを始めようかと思います。

米フジフイルムノースアメリカは5日(現地時間)、CES2012に出品する新型のデジタルカメラ7シリーズ、18機種を一挙に発表した。
発表されたのはコンパクトデジカメが5シリーズ13機種、EVFファインダーを搭載した一眼レフ形状のモデルが2シリーズ5機種。世界有数の家電製品トレードショーであるCESにあわせて新製品を発表するのは関連メーカーにとって恒例になっているが、これほど多数の新製品を一挙に発表するのは異例。CES2012は1月10日からラスベガスで開催される。
FINEPIX HS30EXR、HS25XER
1600万画素のCMOSセンサーを搭載したEVFファインダーモデル。24~720mmの30倍ズームレンズを搭載し、フルHD動画の撮影も可能。
S4200、S4500、SL300
1400万画素のCCDセンサーを搭載したEVFファインダーモデル。S4500とSL300は24~720mmの30倍ズームレンズ、S4200は2~576mmの24倍ズームレンズを搭載。
FINEPIX F770EXR、F750EXR、F660EXR
1600万画素のCOMSセンサーを搭載した高級コンパクトデジカメ。25~500mmの20倍ズームレンズを流線型の高級感あるボディに搭載する。
FINEPIX XP150、XP100、XP50
1400万画素のCMOSセンサーを搭載したヘビーデューティーコンパクトデジカメ。耐衝撃性、防塵防水性に優れる。
FINEPIX T400、T350
1600万画素、及び1400万画素のCCDセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。10倍ズームレンズを採用
FINEPIX JZ250、JZ100
1600万画素、及び1400万画素のCCDセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。8倍ズームレンズを採用。
FINEPIX JX580、JX500、AX550
1600万画素、及び1400万画素のCCDセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。3倍、もしくは5倍ズームレンズを採用する低価格モデル。

2012年1月6日金曜日

フィリップス、転倒を判断して自動通報する高齢者サポートサービス

一人暮らしのお年寄りには携帯してもらいたいアイテムですね。レンタル専用らしくて4000円ほど月々費用が掛かりますが、命に代えることはできません!
フィリップス・レスピロニクスは、高齢者が緊急時に通報できるサービス「フィリップス緊急通報サービス」を12月下旬より開始する。価格は、加入料が2,000円、サービス料は機器のレンタル料金も含めて月額3,980円。
フィリップス緊急通報サービスとは、主に一人暮らしの高齢者が、緊急時に24時間体制で「安心サポートセンター」に連絡できるというもの。通報を受けたサポートセンターは、ユーザーの状態や持病や既往歴などを確認し、状況を判断。あらかじめ登録した親族などの連絡先に知らせ、さらに必要に応じて地域の消防署や病院と連携して対応するという。
サービスには、転倒や転落を検知するセンサー内蔵のペンダントと、通信機本体が貸し出される。ペンダントは首からぶら下げられるタイプで、浴室に持ち込める防水仕様となっている。通信機本体は、電話線に接続すれば設置できる。
ユーザーがペンダントのボタンを押すか、ペンダントが転倒や転落を検知した場合に、緊急時と判断し、安心サポートセンターに通報する。
サービスの対象地域は、一部地域を除く日本国内全域。緊急時の連絡先には、親族のほか、近隣住民や介護士、主治医などの協力者も登録できる。
サービスの販売は、病院や介護施設で患者へ紹介される。株式会社カジタクの提供する家事代行サービス「家事玄人(カジクラウド)」シリーズの1つ、「りんりん安心緊急通報パック」として、来年2月よりイオン店頭などで一般販売するという。価格は3カ月お試しパックで12,600円。
同社では既に、米国で約650万人に、高齢者の自立した生活をサポートするサービス「Philips Lifeline, Medical Alert Service」を展開しているという。
同社の職務執行者社長 ダニー・リスバーグは、「高齢化の進む日本において、高齢者の自立を支えるホームヘルスケアサービスの必要性は高まっています。この緊急通報サービスは米国のサービスを基に、日本の現状に適したシステムに改良の上、開発されました。転倒検知時の自動通報機能により、高齢者の方もそのご家族もより安心していただけるシステムです。」とコメントしている。

2012年1月5日木曜日

『無双OROCHI2』と三菱ディスプレイのタイアップ実施が決定

無双シリーズはコーエーの主力シリーズとしてすっかり定着しましたね。昔は「信長の野望」などを作る事でも有名なメーカーでしたが、万人ウケする無双シリーズを中心にしてゲーム業界での礎を築きました。店頭限定になりますが、立体視できるプロモは是非拝見してみたいです。

店頭にて3Dで視聴できる特別映像が公開!
コーエーテクモゲームスは、三菱電機とタイアップし、本日2011年12月22日に発売となった『無双OROCHI2』のタイアッププロモーションを、三菱電機の3D対応ディスプレイにて実施する。
本タイアップでは、3D対応ゲームである『無双OROCHI2』の特別映像を、三菱電機のワイド液晶ディスプレイ“RDT233WX-3D(BK)”にて鑑賞できるもの。このディスプレイは、偏光方式3D と新・超解像技術“ギガクリア・エンジンII”で、くっきり明るい3D映像を体感できるという。映像は本タイアップオリジナルの内容となり、12月下旬より随時主要家電量販店のディスプレイ売り場にて放映予定。「多くの方に店頭にて本映像をご視聴いただき、『無双OROCHI2』および三菱ディスプレイの魅力を感じていただければと考えております」(リリースより)とのこと。

2012年1月4日水曜日

1年前よりこんなに安い! 買いやすくなったデジタルアイテム3選

個人的なイメージとして今でも安い商品といえばテレビです。40インチですら4万円前後で購入できるというのは驚きの一言です!しかし、家電量販店では採算が取れないと嘆いているそうです。
例年、11月から翌年1月上旬までの年末年始は、パソコンやテレビ、カメラなどのデジタル製品が1年間のうち、最も多く売れ、家電量販店がさらに賑わうシーズン。暖房器具、年賀状作成のためのプリンタ、用紙・インクなど、冬の定番アイテムを求めて、店を訪れる人も増える。今回は、年末年始の特別企画として、さまざまなデジタル製品のうち、独断で注目のアイテム三つ(液晶テレビ・コンパクトデジタルカメラ・携帯オーディオプレーヤー)を選び、量販店の実売データを集計した「BCNランキング」をもとに、1~2年前に比べてどれだけ価格が下がり、買いやすくなったのかを検証した。
<液晶テレビ>地デジ移行後にさらに値下がり
薄型テレビ(液晶+プラズマ)の月間販売台数の9割以上は液晶テレビ。もう一つの形式、プラズマテレビの販売台数構成比は2010年11月以降、5%未満にとどまっている。地デジ対応機器といえば、多くの方が、シャープの「AQUOS」や東芝の「REGZA」、パナソニックの「VIERA」、ソニーの「BRAVIA」といったブランド名とともに、小型から大型まで、幅広い画面サイズをラインアップする液晶テレビをイメージするだろう。
地上デジタルチューナーを搭載した、地デジ対応液晶テレビの2011年11月の税別平均単価(以下、価格はすべて税別)は5万119円。エコポイント改定前の駆け込み需要で空前の売れ行きを記録した昨年11月の平均単価は7万5022円だったので、1年前に比べ、2万5000円ほど下がった。サイズ別にみると、常に全体の3~4割を占めて最も販売台数が多い32V型は6万3570円から3万8649円に、26V型は5万8816円から3万8775円に、22V型は4万2662円から3万352円に、それぞれ1万~2万5000円ほど下がった。また、昨年秋から販売台数構成比が高まり、10月は約2割を占めるまで拡大した19V型は3万2278円から2万2426円に下がっている。
40V型に至っては、11万793円から7万1307円へと4万円近くもダウンし、今や10万円を切っている。超大型の50V型以上でも、11月の平均単価は20万円台前半。設置スペースの問題さえ解決できれば、大画面モデルのほうがおトク感は高い。実際には、同じ画面サイズでも、販売店や機種によって価格にバラつきがあり、型落ち品やセールの目玉商品なら、もっと安く買えるだろう。逆に、画質・クオリティ、録画などの付加機能、壁掛けなどの設置スタイルにこだわるなら、予算は平均単価より多めに見積もっておいたほうがいい。
過去3年間の液晶テレビ全体、売れ筋の32V型、40V型の平均単価の変動をみると、いくつかの波があった。上昇に転じた時期もあったが、全体的に値下がり傾向が続き、岩手・宮城・福島の東北3県を除き、予定通り、7月24日に地上アナログ放送が終了した後の今年10月、一段と下がった。国内メーカーの最新機種のほとんどは、USB接続の外付けHDDへの録画や各種インターネットサービス・ネットワーク機能などに対応し、「地上波のテレビ番組をリアルタイムで見る」以外の用途にも活用できる。今後も価格下落が続くと思われるが、すでに驚異的な安さで、十分お買い得といえるだろう。
<コンパクトデジタルカメラ>平均単価は約1万5000円1万円以下でも実用性は十分
コンパクトデジタルカメラの2011年11月の平均単価は1万5736円。1年前より1400円ほどしか下がっていないが、2年前に比べると5888円も安い。手持ちの古い機種の画質やバッテリのもちに不満を感じながら使い続けているなら、最新機種に買い替えると、画質や使い勝手の面でも満足できるはずだ。
しかも最近は、ごくスタンダードなモデルなら、税込み1万円以下で買える。そうした最安値モデルでも、画素数は1200万画素以上、ズームは光学4倍~5倍と、実用性は問題ない。光学10倍以上の高倍率ズーム搭載モデルなど、ワンランク上のモデルでも1万円台後半から2~3万円台で購入でき、メーカーやタイプを問わず、全体的に低価格化が進んでいる印象だ。ライバルは、レンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼カメラ)ではなく、オンラインアルバムやソーシャルメディアなど、ネットサービスとの連携に勝るスマートフォンのカメラ機能かもしれない。
<携帯オーディオプレーヤー>1万円以上と5000円未満、ブランド・価格帯で二極化
携帯オーディオプレーヤーは、2年ほど前から、アップルの「iPod」とソニーの「ウォークマン」だけで総販売台数の9割前後を占める状況が続いている。2011年11月の携帯オーディオプレーヤー全体の平均単価は1万2830円、iPodに限ると1万6141円、ウォークマンに限ると1万1693円で、1年前に比べ、1500~2000円程度と小幅ながら下がった。一方、おおむね4GB~8GBと容量が少ないこともあり、アップル・ソニー以外のメーカー製品の平均単価は、わずか4034円だった。安さを重視する層に支持され、こうした激安プレーヤーも相変わらず売れている。
アップルは、今年10月、「iPod nano」「iPod touch」について、従来モデルより3000~4000円程度値下げし、「iPod touch」の新色「ホワイト」を発売した。改定後の価格は、iPod nanoの8GBモデルが1万800円、iPod touchの8GBモデルが1万6800円、32GBモデルが2万4800円など。対して、ソニーは、音質向上やBluetooth搭載など、性能を強化した「ウォークマン Sシリーズ」の新製品を10月に発売。さらに、Android搭載プレーヤー「ウォークマン Z1000シリーズ」を12月10日に発売した。
iOS、Android OSを搭載したマルチプレーヤーは、Wi-Fi環境があれば、スマートフォンと同じようにインターネットに接続し、メールやブラウザ、アプリなどを使うことができる。月々の通信費の負担がないため、端末価格の差以上に、リーズナブルといえるだろう。特に、品薄気味の「iPhone 4S」とは異なり、待たずに買うことができる「iPod touch」は、今年一番の値下がりお買い得アイテムといえるかもしれない。(BCN・嵯峨野 芙美)
まとめ
・液晶テレビ(32V型)の平均単価は3万円台後半
・コンパクトデジタルカメラの平均単価は約1万5000円、もっと安い機種もある
・携帯オーディオプレーヤーはメーカーによって平均単価が異なる。iPodとウォークマンはともに1万台、その他のメーカーは5000円未満
「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

2012年1月3日火曜日

サムスン電子 新スマートテレビの映像公開

世界に向けての情報発信でユーチューブが利用されることが定着してきました。普通に自社のホームページからアピールするよりも話題になりそうです。

来月開催される北米最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」を前に、サムスン電子が新しいスマートテレビのティーザー映像を公開した。業界関係者が23日に明らかにした。
動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開された59秒の映像は、1958年の白黒テレビ登場から、人類初の月面着陸中継、3D(立体)テレビ登場など、2010年まで60年間のテレビの姿を映し出す。
ラストには「スマートテレビの未来を体験しよう」とのフレーズと共に、サムスン電子が従来の3Dやスマート機能を超えた新しいテレビを公開することを暗示する。
サムスン電子の尹富根(ユン・ブグン)社長も「驚くべき製品を懸命に製作している」と自信をみせる。

2012年1月2日月曜日

iPodを充電できるビキニなど、斬新な太陽光製品に期待

身近に取り入れられる太陽光発電ということを推したいのはわかりますが、ビキニはいかんせん実用的ではないですね。

ここ数年、iPodに電気を供給するビキニや携帯電話の充電が可能なリュックサックなど、一風変わった太陽電池式の製品が開発されている。
これらの製品は目新しさとともに、小型の消費者製品に太陽エネルギーを適用する方法の良い手本になっていると太陽光発電技術の専門家は述べる。
「大半の家電や携帯機器は低圧直流の電気で動作するが、これはまさに太陽光が生み出す電気だ」と語るのは英国ダラム大学エネルギー研究所の太陽光の専門家、ダグラス・ハリデー氏だ。
仮にテレビ、DVDプレーヤー、目覚まし時計、携帯電話用充電器といった電気製品が、内蔵された太陽光パネルを介して必要な電力の一部を自らまかなうことができれば、節約できるエネルギーの総量は莫大なものになる、とハリデー氏は語る。
ハリデー氏は、太陽光技術が発展し、効率化が進むと、新しい種類の創造的なソーラーソリューションを開発できる可能性も高まると見ており、一例として衣類への太陽光発電の導入を挙げている。
これは、薄膜太陽電池と服の生地を組み合わせることにより、日光に当たると発電する衣服を作るというものだ。これにより、移動中にiPod、携帯電話、ノート型PCのような携帯機器への充電が可能になり、コンセントから充電する必要がなくなる。

2012年1月1日日曜日

三菱電機市場規模拡大に対応EV・HV向けモーター製品化

レアアースを使用しない家電製品の開発が進展する中で、レアアースを使わないモーターが制作されているようです。販売の目処も年内には決定するみたいです。

三菱電機は16日、2014年度をめどに電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)向けの電気モーターを製品化する方針を明らかにした。エアコンなどの家電製品で培ったモーターの量産技術を生かし、急拡大するEVやHV市場を開拓。成長エンジンである自動車機器事業の新たな“屋台骨”の一つに育てたい考えだ。
同社は現在、中小型車向けと大型車向け電気モーターを開発中だが、中小型車向けを先行して市場投入するという。
これと同時に、モーターの生産に欠かせないレアアース(希土類)を使わない「レアアースレスモーター」の開発も合わせて進めている。レアアースは世界生産の9割以上を握る中国が生産・輸出規制を強化したことで価格が高騰。安定供給が不安視されているが、レアアースを使わないことで、コスト面でも有利な製品供給が可能となる。家電用、自動車用の両方を想定しているが、製品化の時期は未定という。
HVやEV向け電気モーターは現在、自動車メーカーが自前で開発・生産しているケースが多い。明電舎が三菱自動車のEV「アイ・ミーブ」にモーターを供給している例もあるが、EVやHVの市場が発展途上のため、「採算が合わない」(関係者)との声もある。
ただ、HVやEVなど電動自動車の世界市場規模は2015年に10年比約6倍の546万台になる見通し(富士経済調べ)で、電気モーターも量産効果が生まれる。自動車各社にとっても自社生産するより外注したほうがコスト削減につながる可能性が高い。
三菱電機の10年度の自動車機器事業の売上高は約4600億円。世界シェア首位の電動パワーステアリングシステム(EPS)のほか、エンジン始動用のスターターや電源供給用のオルタネータなどの電装品を中心に展開している。