2012年3月6日火曜日

ソニー、アルミユニボディの「Xperia P」などを発表

軽くて丈夫なアルミボディが採用されたことによって、さらに携帯で持ち運ぶのに便利になりました。

ソニーモバイルコミュニケーションズは2011年2月26日、スペイン・バルセロナで27日に開幕する「Mobile World Congress 2012」に合せ、「Xperia」ブランドの新しいスマートフォン2機種を発表した。いずれも1月に発表した「Xperia S」(日本での製品名は「Xperia NX」)の派生機種で、ディスプレイサイズの小さい廉価モデルの位置付け。今年の第2四半期中(4~6月)に世界で発売の予定だ。
同社はXperia S以降のスマートフォンを「Xperia NXTシリーズ」と呼び、特徴的な端末デザインや新しいユーザーインターフェース、そしてテレビやパソコンなどとの手軽なコンテンツ共有機能を訴求しているが、今回は新たに「SmartDock」と呼ばれる周辺機器も追加投入。スマートフォンを「リビングルームのコンテンツのハブとして」(ソニーモバイル)使えるよう、HDMI端子や複数のUSB端子(キーボードやマウスが接続できる)を備えている。「Xperia PLAY」を発表した昨年に比べて発表の内容自体は地味だったが、各社が今年の戦略のカギとしている「家電連係」の面では、着実に次の一手を打ってきた格好だ。
アルミボディのXperia Pは「WhiteMagic」ディスプレイ採用
スマートフォンの新機種は2つ。「Xperia P」は、8メガカメラと4型の「ホワイトマジック」ディスプレイを備える端末だ。ホワイトマジックディスプレイは、今回が初の採用となるソニー独自の液晶画面で、昨年の8月に発表済みの技術。従来の液晶に比べて最大輝度を上げることで、特に屋外での視認性を高めつつ、消費電力を低く抑えている点が特徴だ。今回のディスプレイは960×540の、いわゆるqHD解像度。なお、同時に発表された「SmartDock」はXperia Pのみの対応となる。CPUは1GHzのデュアルコア(ST-Ericsson製「U8500」)、内蔵メモリーは16GB。当初はアンドロイドOS 2.3で登場するが、4~6月の間にOS 4.0へのアップデートを予定しているという。本体サイズは幅59.5×高さ122×厚さ10.5mm。重さは120g。本体色はシルバー、黒に加えて赤も用意される。
もう1機種の「Xperia U」は、Xperia Pよりさらに小型の端末。画面サイズは3.5型、カメラは500万画素だが、Xperia Pと同じ1GHzのデュアルコアCPUを採用する。本体色は白と黒の2色だが、付属のキャップ(ピンクと黄色)により端末下部の色を変えられるのが特徴。こちらも発売当初はアンドロイドOS 2.3で、4~6月の間にOS 4.0へのアップデートを予定している。本体サイズは幅54×高さ112×厚さ12mm。重さ110g。なお、2機種ともに今のところ日本の携帯電話会社からの発売のアナウンスはない。