地上デジタル化が目前と迫ってきましたが、みなさんはもうデジタルにしましたでしょうか?わたしは、まだまだ鹿さんが画面の隅っこに出てくるアナログ派です!そろそろ購入したいとは思っているのですが、気軽に買えるほど安い品物でもないので、ついつい先送りにしてしまいます。
7月24日、テレビ放送はアナログからデジタルへと完全に移行する。地上デジタル放送が視聴できるように、新しいテレビを購入したり、アンテナ工事をしたりして、すでに地デジを楽しんでいる人も多いだろう。でも、まだ準備が済んでいない人、「まだ使えるのになあ」とアナログテレビの前でつぶやいているあなたには、アナログ放送専用テレビでも地デジが楽しめる「地デジチューナー」がある。
地デジチューナーは、文字通り地上デジタル放送を受信する機器。アナログテレビにつなげれば、地デジを手軽に、低価格で楽しむことができる。なかでもアスクが販売している「AVerMedia AVT-A285」は、家電量販店で実勢価格6000円程度で購入することができることと、誰にでも簡単に利用できること、また幅117×奥行き107×高さ23mmという手のひらサイズのコンパクトさが魅力のチューナーだ。場所を選ばず設置できるほか、付属の専用スタンドで縦にも横にも置くことができる。
では、実際にアナログ専用テレビを地デジ化しよう。「接続が難しいのでは」と思う人がいるかもしれないが、実は非常にシンプル。必要な作業は、「AVT-A285」にminiB-CASカードを挿入することと、「AVT-A285」とテレビをつなぐことだけ。機械が苦手な人でも、まったく問題ない。また、一般的な地デジチューナーは黄・赤・白のコンポジット端子での入出力だが、「AVT-A285」はRF端子による入出力で、より簡単に接続できる。
接続が完了したら、今度は初期設定だ。「AVT-A285」とテレビの電源を入れ、テレビのチャンネルを「1」に合わせる。あとは地域の設定をするだけで、アナログテレビで地デジを視聴することができる。
チャンネルの切り替えや音量の調整は、付属のリモコンで操作する。誰でも使える非常にシンプルなリモコンだ。
接続とリモコンを「簡単・シンプル」と紹介してきたが、機能は必要なものをきちんと搭載している。「番組表」ボタンを押せば、視聴しているチャンネルの番組表を表示。テレビ番組表が載っている新聞や雑誌がなくても、視聴したい番組を簡単に探すことができる。さらに、番組の説明や字幕表示なども楽しめる。
省スペース、簡単接続&設定、シンプルなリモコン、必要十分な機能を搭載――いまの環境を変えなくても地デジが楽しめる「AVerMedia AVT-A285」。地デジ化はこれから、という人は、いまのテレビを捨てずに使えるエコという観点からも、地デジチューナーを検討する価値がある。