2011年4月14日木曜日

シャープが大型液晶工場の操業休止、震災でTV在庫過剰

震災の中心となった地域沿岸には、様々なメーカーの部品工場が密集していたらしく、それによって今までの生産量を維持することが難しくなってきました。海外支部の工場を休止するなどして今は対応しているみたいです。

シャープがテレビ用液晶パネルを生産する堺工場(大阪府堺市)と亀山工場(三重県亀山市)の操業を、4月はじめから休止したことが分かった。東日本大震災の影響で液晶テレビの在庫が過剰になったため。
また、震災でパネル製造に使う工業用ガスの調達が難しくなったことも要因。5月の連休明けにも再開する見通し。同社広報が9日、ロイターの取材に答えた。
3月11日の震災発生で液晶テレビ販売が低迷し、3月末のエコポイント終了による駆け込み需要を想定して製造したテレビ在庫が、計画よりも1カ月程度多く積み上がったという。操業休止期間の液晶テレビの販売は、計画比1カ月分の在庫があるため影響はない見込み。また、以前から液晶パネルの在庫もあるため、他社へのパネル供給についても問題はないという。
スマートフォンなど携帯用の中小型液晶パネルを生産する多気工場(三重県多気町)と天理工場(奈良県天理市)の操業は継続する。工業用ガスの供給は、需要の強い中小型パネルの製造に優先配分することにした。