日本ではあまりなじみのないメーカーですが、中国とインドという国民数の多い国でグングン売り上げを伸ばしているみたいですね。インドの生活に密着したチャパティ機能付きレンジというアイデアはすごいと思います。
24日付のエコノミック・タイムズ紙(4面)によると、米家電大手ワールプールの売上に占める各国の売上伸び率で、インドが2位だという。1位は中国、3位はブラジル。2010年度、アジア地域からの売上は9億米ドル、前年比30.6%増だった。05年の売上に占めるアジア地域の割合は3%だったが、14年には8%になるとみられている。
同社の米国での市場シェアは77%で、インドでは5-10%。インドの家電製品市場は韓国LG、サムスンがシェアを占めている。ワールプールのジェフ・フェッティング会長は「わが社は競合他社のように携帯電話などの市場には参入しない。白物家電の専門メーカーとして技術革新を続けていく。わが社は前年度総売上の3%を製品開発に充てている。インド人向け製品も開発中で、近日中にチャパティ作成機能付きの電子レンジをインドに投入する」と話している。今年度中にコンロ周辺製品の発売、浄水器製品のモデル増強など、特に台所用品に注力していく計画だ。