2011年10月19日水曜日

地デジ8chを8日分連続自動録画できる「ゼン録」 テレビレコーダーに本腰

番組表すら調べている暇がないっていうときに便利そうですね。まるまる録画できていれば、あとから見たい番組をチェックすればいいだけですしね。

PC周辺・デジタル家電機器を展開するバッファローは19日、地上デジタル放送8チャンネルを、8日間連続自動録画ができる「まるっと全録」機能を搭載した「ゼン録(DVR-Z8)」を含む3種類のテレビレコーダーを発表した。同社では、簡単にテレビ録画ができ、視聴が楽しめるコンパクトなテレビレコーダーを「ラクラクTVシリーズ」として新たに展開。新製品3機種を含む合計5機種をラインアップし、本格的にテレビレコーダー事業に参入する。
「ゼン録」は、同シリーズのフラッグシップモデル。地上デジタルチューナーを8台搭載し、2テラバイト(TB)の内蔵のハードディスクドライブ(HDD)に最大8チャンネルの番組を8日分、自動録画が可能。見逃した番組を好きな時間に視聴できるほか、過去の番組を番組表から選んで視聴可能で、ザッピングなどもできる。番組は一時保存され、設定した期間を過ぎると自動的に削除、順次新しい番組が録画されていく。録画モードは、「高画質」「標準画質」「低画質」の3モードを用意し、最大約1500時間の録画ができる。
また、通常の予約録画も可能で、内蔵HDDは約1.7TBが全番組録画用、約0.3TBが通常の番組録画用と分けられている。外付けのUSB HDDへの保存にも対応している。寸法は幅430ミリ、奥行き220ミリ、高さ50ミリ、重量は2500グラムの薄型ボディーを採用する。市場想定価格は10万円前後で、12月中旬から発売予定。
そのほか、地上デジタルチューナー2台、BS/110度CSチューナー2台を搭載し、1TB HDDを内蔵した2番組同時録画対応の「DVR-W1」(寸法は幅240ミリ、奥行き160ミリ、高さ52リ、重量1320グラム)や、地上デジタルチューナーとBS/110度CSチューナーを各1台搭載した「DVR-S1C」(寸法は幅200ミリ、奥行き183ミリ、高さ47ミリ、重量700グラム)も発表。いずれも10月末発売予定で、市場想定価格は「DVR-W1」が2万後半~3万円、「DVR-S1C」が2万円台半ば。
発表会に登壇した同社デジタル事業部長の石井希典さんは、同シリーズの販売目標について「年間30万~40万台を目標に市場のポジションを取っていきたい」とコメント。販路については、家電量販店やECサイトなどで幅広く展開すると話し、「ホームセンターなど、大手メーカーが入れてないところに我々はつてを持っている。間口としては、他の電気メーカーより強いところを持っていると自負している」とアピールした。