2011年10月31日月曜日

パイオニア、自転車専用のナビ「ポタナビ」

震災をきっかけに自転車通勤を始めた方が多いみたいです。そのことから、自転車用のナビの需要にいち早く着目したのがパイオニアでした。こんなアイテムを持っていたら、知らない街に遠出する事が楽しくなりそうな気がします。

パイオニアは、自転車専用のナビゲーション「サイクルナビゲーション SGX-CN700 “ポタナビ”」を、2012年2月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。
自転車で気軽に街を散策する、いわゆる「ポタリング」用のナビゲーション装置。240×320ドットの2.4型液晶画面に、地図や周辺情報などを表示し、ポタリングをサポートする。同社では、本製品は道案内やルート検索といった自動車用カーナビの延長線上の製品ではなく、自転車ユーザーの“気楽に自由に行動したい”というニーズに応えた機能を搭載したとしている。
地図機能の「マップナビモード」では、GPSと地図情報で現在位置を画面に表示。寄り道や散策をしても目的地を見失わないよう、目的地と現在地をラインで結ぶ「ポイントライン表示」や、設定時間内に往復可能なゾーンを地図上に円形グラフィックで表示する「タイムサークル機能」も備える。タイムサークル機能では、時間経過とともにゾーンが小さくなるが、ゾーン内で散策していれば、設定時間までに出発地に戻れるという。
また、周辺のショップや観光地を目的地に設定する「周辺検索機能」も搭載。目的地は公園やコンビニ、トイレといったポタリングで重要な場所も設定できる。なお本体内部に加速度センサーを備えることで、地図画面は本体を傾けるだけでスクロールできるという。
ナビ機能としてはこのほか、天気情報やテレビで紹介されたスポット情報などを、内蔵の通信モジュールで受信し、画面にポップアップ表示する「ポップアップナビモード」も採用。これまで気づかなかった場所を発見するなど、寄り道の楽しさをサポートするという。
さらに、サイクリング中の消費カロリーの目安を表示する「ダイエットモード」、走行速度や距離を数値で表したり、グラフィック化する「メーターモード」も搭載。これらの数値は、ケイデンス(ペダル回転数)から算出される。ケイデンスの測定のために、本体にはセンサーを取り付ける必要があるが、ポタナビ本体とは無線通信「ANT+」を使用するため、配線は不要となる。
このほか、走行データをWEB上のマイページにアップロードし、走行記録を自動で作成するサービスも行なわれる。
本製品の通信には、NTTドコモの3G回線を仕様。購入から2年間は無料で通信が利用できる。2年後も利用する際には、有料の延長契約を結ぶ必要があるという。
なお、ルート案内機能は搭載されていない。
本体サイズは60×90×18mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約100g。搭載される地図は全国版で、スケールは50m/200m/1km/5km/20km。電源は最大10時間使用できるという充電バッテリーで、USBに接続して充電する。本体は耐震・防塵設計で、IPX5相当の防滴仕様。USBコネクタ、SIMカードスロットを備える。ハンドルに取り付けられる専用クレイドルも同梱される。本体カラーはブラックとホワイト。