2011年10月15日土曜日

シャープ、空気中のホコリも吸い取るサイクロン掃除機を発売


空気を汚してしまうからと、小さなお子さんの居る家庭では菌類などに注意するのが大変ですね。まるで空気清浄機のように、ゴミを吸った後でもキレイな空気を出せるようにと考えだされている点は素晴らしいです。

シャープは2011年10月12日、プラズマクラスター搭載サイクロン掃除機3機種を発表した。10月20日発売で、価格はオープン。予想実勢価格は上位モデルの「EC-WX300」が9万円前後、「EC-VX300」が7万5000円前後、「EC-PX200」が4万円前後。
EC-WX300は、掃除の際に空中に舞い上がるホコリを吸い取る小型吸引ファン内蔵の「ダストキャッチユニット」を搭載するモデルだ。EC-WX300とEC-VX300は7つのサイレンサー技術を搭載した新開発の「ハイブリッドサイレンサーシステム」を採用。本体質量を15%軽量化(2010年モデル「EC-VX200」比)しながら約52dB(EX-WX300)の低騒音を実現した。
EC-PX200はパワーヘッドタイプで約4.1kgの軽量化を実現したモデルだ。全機種で「高濃度プラズマクラスター7000」発生ユニットを搭載しており、操作性を向上した新開発の「軽・らくフィットハンドル」や「こまわり・すみジョーズ自走ヘッド」を採用している。

静音性をそのままに小型軽量化を実現
EC-WX300は床を掃除しながら空気中のホコリも吸い取る「ダストキャッチユニット」を搭載する。本体上部の吸い込み口からホコリを吸い込むことで、空気中の0.3μm以上の微細なホコリが掃除前の約半分に低減するという。
「高濃度プラズマクラスター7000」ユニットの搭載は全モデル共通だが、EC-WX300はコンセントに挿しておけば運転終了後にも約15分間プラズマクラスターイオンを放出する機能を備えている。
従来モデルの静音性をそのままに、小型軽量化したのも大きな特徴だ。従来はモーターにカバーをかぶせることが静音化の中心だったが、新モデル(EC-WX300/VX300)ではホースの吸い込み時に生じる音を抑える「吸音マフラー」、パワーヘッドのモーター音を抑える「パワーヘッドサイレンサー」、ダストカップの音を抑える「遮音サイクロンカプセル」、モーターの排気音を抑える「モーター吸音ドーム」、モーターの音を抑える「モーターサイレンサー」、モーターの振動を抑える「振動吸収ゴム」、排気の音を抑える「排気サイレンサー」の7つのサイレンサー技術を備えた「ハイブリッドサイレンサーシステム」を搭載。従来モデルのEC-VX220では本体質量約5.8kg、運転音52dBだったが、EC-WX300では約5.0kgで52dB、EC-VX300では約4.8kgで約53dBの静音性を実現している。
全モデルの手元ハンドルには、新開発の「軽・らくフィットハンドル」を採用。ハンドル部がアーチ形状からストレート形状になったことで持ちやすくなり、操作ボタンも押しやすくなった。吸い込み口には、裏面に「こまわりローラー」を搭載した「こまわり・すみジョーズ自走ヘッド」を採用したことで、前後だけでなく左右にも動かしやすくなり、部屋の隅や壁際でも掃除しやすくなった。
全モデルで独自の「遠心分離サイクロン」を採用。ダストカップ内でゴミと空気を遠心分離することでフィルターの目詰まりを抑え、使い始めのパワーを99%以上持続するという。EC-WX300/VX300のダストカップ内の筒型フィルターには、表面の凹凸が少ない「なめらかステンレスメッシュ」を採用したことで、フィルターの掃除もしやすくなったという。
EC-WX300/VX300は掃除後にゴミを押し固める「ロングスクリュープレス強力ごみ圧縮」機能を搭載。ダストカップ内部の「ロングスクリューフィン」が自動で回転してごみを押し固めることで、約10分の1に圧縮できる(圧縮前後のごみの体積を比較)という。従来モデルでは約8分の1まで圧縮できたが、ざらついた猫の舌の形状をスクリューフィンの裏側に採用したことで、圧縮比を約25%向上できたとのことだ。
全機種に、吸い込み口を持ち上げると自動的に運転を停止する「節電アイドリングストップ」機能を搭載。センサーが床面の種類を検知して吸引力を自動的にコントロールすることで最大約60%(EC-PX200は最大約40%)消費電力を削減できる「エコ掃除」機能も備えている。