女性にとって、自分の体温を管理することは妊娠を含めた今の体調を知るためのバロメーターになります。ケータイで管理できるようになれば、医者に行くときもそのデータを見せたりしやすくなるので良さそうです。
通常の体温測定だけでなく、基礎体温も測れる女性用の体温計。基礎体温とは、安静にした状態の体温のこと。女性の体温は周期的に約0.3~0.5℃の範囲で変化しており、この基礎体温を把握することで、自分の体調を知ることができる。基礎体温を測るには、毎日同じ時間に、口腔内で検温する必要がある。
W520では、ソニーが開発した非接触ICカード技術「FeliCa」に対応した点が特徴。対応するリーダーが接続されたパソコンや、対応する携帯電話にかざすと、測定データを簡単に送信できる。なお、対応する携帯電話はNTTドコモ、Softbank、au各社のフィーチャーフォン(おサイフケータイ)のみで、スマートフォンには対応しない。
データ通信機能によって、WEBサイトやアプリとも連携できる。同社が運営する女性向け健康情報サイト「カラダと話そう」では、基礎体温を記録する無料ソフト「WOMAN℃アプリ」を提供している。また、株式会社エムティーアイが運営する“女性のための健康情報携帯サイト”「ルナルナ」では、グラフ化やデータの管理ができるという。なお、ルナルナの利用には、別途有料の会員登録が必要。
測温範囲は32.00~42.00℃。小数点第2位まで測定できるため、微妙な温度変化を検知できる。測定にかかる時間は、平均約20秒。
機能面ではほかに、480日分のデータを自動的に記憶し、グラフでも表示する。また、次回の生理予定日と排卵予定日を知らせる機能も搭載している。
本体サイズは130.4×29×19.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は27g。電源はリチウムボタン電池CR2032が1個付属する。毎日使用した場合の電池寿命は最長1年。
なお、データ通信機能を省略した女性用体温計「WOMAN℃(ウーマンドシー) W520 スタンダードタイプ」も同時に発売する。希望小売価格は5,280円。