2011年3月4日金曜日

大和ハウス工業、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」で環境守る

ガソリンの値段が上がってきたからプリウスにしたいな~、でもあれってバッテリーがかなり高いらしいので、乗っている間は壊れないように祈るしかないですね。

「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、環境と共生し人が心豊かに生きる社会の実現をめざす大和ハウス工業。2008~10年度の第2次中期計画では「CO2ダブルスコアの達成」を環境の中核目標に掲げ、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」の3つについて技術開発と普及を進めている。同社の低炭素社会実現に向けての取り組みをリポートする。

これからのエコ住宅は「省エネ」「創エネ」と「蓄エネ」。太陽光発電システムと蓄電池、さらに太陽熱利用システムを加えた大和ハウス工業のモデルハウスが注目を集めている。
モデルハウスがあるのは大阪府吹田市の住宅展示場。太陽光発電システムでつくった電気を家庭用リチウムイオン蓄電池に貯蔵し、家電製品などの電源として使用する。また、屋根に設置したパネルで太陽熱を集め、室外にあるタンクの水を温め、給湯・暖房などに充てる仕組みだ。
屋内には排ガスが出ない電気自動車(EV)の充電スペースがあり、雨でもぬれずに乗り降りできる。各室のエネルギー使用状況は、居間のモニター(HEMS:ホームエネルギーマネジメントシステム)で監視し、外出先からもスマートフォン(高機能携帯電話)で電気器具を操作できるスグレものだ。
大和ハウスは昨年7月、埼玉県春日部市や名古屋市昭和区にある住宅展示場で、太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電池を搭載したモデルハウスを建設した。次世代のエコハウスと位置づけ、生活の質を向上させながら一般住宅に比べて二酸化炭素(CO2)排出量をどれだけ削減できるかを実証する実験を行っている。
同モデルハウスでは昼間の太陽光発電と夜間の割安な電力をリチウムイオン蓄電池に蓄えて利用する売電モードもあり、これによって「新省エネ基準」による一般住宅に比べて、光熱費は102%削減。CO2排出量も65%削減できるという。