買いだめで品薄になって食料が手に入りにくくなり、計画停電で家は真っ暗、原発問題も深刻化してきているという三拍子で、正直こんな日が続いていると生活の安全を心配するひとが増えてきてしまいますね。買いだめは確かにいけないことですが、人間の心理的にどうしようもないことだと思います。
東日本大震災発生から約2週間がたち、被災地や計画停電が実施されている首都圏だけでなく滋賀県内の家電量販店やスーパーでも、懐中電灯やカセットコンロなどの防災関連用品が品不足に陥り、これらの品物を手に入れようとする県民は各店を探し回っている。
家電量販店「ジョーシン草津イオンモール店」(草津市新浜町)では震災3日目には単一電池が、4日後には懐中電灯が売り切れた。しばらくしてカセットコンロやガスボンベも品切れになったほか、「セール品としてかなり在庫があった」(同店担当者)という携帯用のLEDライトも売り切れた。「今回の地震を受け自宅用に購入した客が増加したほか、東北や首都圏の知人や企業に届けるために買い求める人が急増した。こんな状況は初めて」(同)と驚きの様子を隠せない。自宅の防災用に懐中電灯を買いに訪れた男性会社員は「自宅の防災用に買いに来たがどこにも売っていない。陳列棚にはサンプル商品しか残っていない」と嘆く。
県内の各家電量販店やホームセンターでも同様の状況が続き、店内の陳列棚には品切れの張り紙を掲示して来店客の理解を求めている。「現在、メーカーは被災地を優先して出荷していることもあり、今後の入荷の見込みについては全くめどが立っていないという店がほとんど」だという。