エコについて叫ばれる昨今の中で、東芝は電気を生み出す太陽電池自体の改良に乗り出しました。アメリカ製の機器を搭載したこちらの製品は、今まで販売していたものよりも2割ほど効率を上げることに成功し、少ない日照時間でも優れた蓄電機能を発揮します。
東芝は、世界最高の変換効率を謳う「住宅用太陽電池モジュール240W」を9月13日に発売する。希望小売価格は176,400円。
米SunPower製の太陽電池モジュールを採用する。セルは単結晶タイプ。従来製品より3%大きい、最大160mmのセルを採用した。公称最大出力240W、最大セル変換効率22.6%、最大モジュール変換効率19.3%を実現した。東芝では、住宅用太陽電池として世界最高の変換効率としている。
また、電極を裏面に配置するバックコンタクト方式に加え、「反射低減コート付き強化ガラス」を採用し、すっきりとしてデザインと高効率を実現した。東芝によるシュミレーション値では、一般的な発電効率の太陽電池モジュールに対し、年間で約40%多い発電量が得られるとしている。
「住宅用太陽電池モジュール240W」の型番は「SPR-240NE-WHT-J」。最大システム電圧は600V。本体サイズは1,559×798×46mm(幅×奥行き×高さ)、重量は15.0kg。
東芝では、今後もパワーコンディショナなど周辺機器類のラインナップも拡大し、2012年度には国内シェア10%を目指すとしている。