何かと問題視されているauから発売されているiPhone4S。ソフトバンクと比べて一番のデメリットは、通信と通話が同時にできないという点です。同時に使用する機会はそうそうないとは思われますが、もし大事なデーターを通信をしているときに無効になってしまったらと考える人は少なくありません。
先月、iPhone4Sがソフトバンクとauの両社から発売された。ソフトバンクの独占販売が終了し、発売前から両社の通信速度に興味が集まった今回の「4S」発売。11月11日には香港や韓国をはじめ15の国と地域で発売され、年内には中国で発売されるという噂もある。日本では初の複数キャリアからの発売ということで、発売日当日には、あらゆる人たちが両社を比較しまくった。
真っ先にスピードテストの結果を掲載したのは、「スマートフォン・ネット・電化製品の情報をいち早くお届け!」というキャッチコピーの『ガジェット速報』。そのキャッチコピーどおり、14日12時過ぎに「au版iPhone4Sファーストインプレッション 速度&カメラ編」という記事をいち早く掲載した同サイトは、計測場所、計測方法、周囲状況などを明示したうえで、スピードテストの結果を速報した。
続いて14日14時30分に、「au速すぎワラタ...ソフトバンクとauでネットワーク速度対決!!」という記事を発表したのは、ガジェット情報の老舗ブログ『GIZMODO』。両社の製品を真横に並べてスピードテストを行った同サイトは、「速度を数字で見てみると一目瞭然。圧倒的すぎるよau by KDDI!!」(一部抜粋)とauに軍配をあげ、この記事に対するツイート数は1万件を超えた。
そしてこの後も、『週刊アスキー」が運営する『週アスPLUS』、アプリおすすめサイト『App Bank』、『週刊SPA!」が運営する『SPApp!』、『ケータイWATCH』『ガジェット通信』『日本経済新聞』などが次々とスピードテストの結果を掲載した記事を発表。
各々、測定結果から導き出された評価は、「建物内はau、人が多いところ、高い所はソフトバンク」「引き分け」「大差なし」と様々だったが、これだけ多数のメディアが同内容の記事を取り上げることは珍しく、ネット界にとって4S発売が、まさに一大ニュースだったことが改めて浮き彫りになった。