消費電力が目に見えるようなわかりやすい形になったならば、どこに一番無駄に使われているかということがすぐにわかって改善できますね。
ケイ・オプティコムは9日、実証実験中の宅内サービス事業「eoスマートリンク」のホームICTサービスの第1弾となる「電力見える化サービス」を、9月30日から展開することを発表した。9日からモニターの追加募集も実施する。
ケイ・オプティコムでは現在、自宅の家電機器を1つのホームゲートウェイ(HGW/宅内制御装置)にまとめ機器のリモート監視や遠隔操作を行う「ホームICTサービス」と、ニュースや電子チラシなどの生活情報をチェックできる「情報サービス」とを、タブレット端末から一元的に利用できる「eoスマートリンク」の実証実験を実施している。
今回ホームICTサービスの実証実験第1弾として開始する「電力見える化サービス」は、エネゲートの提供する、電化製品とコンセントの間に設置する無線式のスマートコンセント(スマートエコワット)と、分電盤に接続する電力計測器(ELセンサー)からのデータをタブレット端末に表示するもの。対象モニター数は30世帯で、スマートコンセント(スマートエコワット)5個、電力計測器(ELセンサー)1個を配布する。
また10月末からは、ネット対応の体組成計や血圧計のデータをヘルスケアポータルサイト「eoからだケア」に簡単に登録してグラフ管理ができる「ヘルスケアサービス」、宅内警備の設定・解除をタブレット端末から遠隔操作し、センサーが異常を察知すると登録した携帯電話に通知を行う「セルフセキュリティーサービス」を展開する予定。
さらに独自開発のアプリが合計28種類に増加するなど、試験サービスが拡大した他、モニター募集時には募集世帯数の6倍を超える応募があったことなどから、追加募集を実施。大阪府北摂エリアの一部 (豊中・池田・吹田・茨木・箕面各市)より250世帯を募集する。さらに、実証実験の終了日を、2011年11月末から2012年1月末に延長する。