軽めの重量と高性能な機能でサムスンユーザーからは前評価も高いようです。大画面というところも特徴ですね。
サムスン電子は28日、ソウルで記者会見を行い、最新の多機能端末「GALAXYNote(ギャラクシー・ノート)」を韓国で販売すると発表した。
ギャラクシー・ノートはスマートフォン(多機能携帯電話)とタブレット型端末の間に位置する機器で、ドイツ・ベルリンで9月に開催された家電見本市「IFA」で初公開され、話題となった。10月末に英国・ロンドンで販売され、東南アジアや中国・上海などでも販売を開始した。
ギャラクシー・ノートは5.3型の大画面や1280×800ピクセルの高解像度ディスプレーを搭載。高画質動画の録画と再生が可能で、5.1チャンネルの立体音響を実現した。
特に、専用のスタイラスペン「Sペン」を内蔵し、ノートに書くような感覚でメモを取ったり絵を描く作業が可能だ。電子機器メーカー、日本のワコムの技術を取り入れたSペンは筆圧を128段階で感知し、アナログペンと同様の筆記感を生み出した。
サムスン電子はSペンで作業できるメモアプリケーションや写真編集アプリ、日程管理アプリも開発した。会見ではSペンで絵を描く実演イベントも行われた。
ギャラクシー・ノートは1.5ギガヘルツのデュアルコア、基本ソフト(OS)は米グーグルの「アンドロイド2.3」を採用。厚さ9.65ミリ、重さ182グラムで携帯性にも優れている。
出庫価格は99万9000ウォン(約6万7224円)。実売価格は通信大手SKテレコムの月6万2000ウォンの定額料金制に加入する場合、45万6000ウォンとなる。
韓国で発売されるギャラクシー・ノートは第4世代(4G)移動通信ロング・ターム・エボルーション(LTE)に対応している。累積販売目標は200万台を設定しているという。
また会見では、世界で初めて「アンドロイド」の最新版を搭載した新型スマートフォン「ギャラクシー・ネクサス」と、韓国初のLTE対応のタブレット端末「ギャラクシータブ8.9LTE」も公開された。
10月中旬、香港で初披露されたギャラクシー・ネクサスは速度やユーザーインターフェース(UI)を大幅に改善したほか、マルチタスク機能を高めた。ユーザーの顔の認識する「顔認識ロック解除」機能や近距離無線通信技術(NFC)を利用し、ウェブページと動画、連絡先を共有する「アンドロイド・ビーム」などの新機能を取り入れた。
ギャラクシータブ8.9LTEは従来より最大5倍速いLTEサービスに対応した韓国初のタブレット端末。解像度や音響効果なども向上させた。厚さは8.6ミリ、重さは465グラムとなっている。