2011年12月9日金曜日

米クリスマス商戦不況で「中国頼み」鮮明

今一番経済に勢いがある国だと思いますが、まさかアメリカまで中国を頼りにしていたとは驚きました。

アメリカで25日、クリスマス・年末商戦が始まり、買い物客が長蛇の列を作った。長引く不況の影響で、「中国頼み」が鮮明となっている。
アメリカでは、感謝祭の連休中、ほとんどの店でバーゲンに突入する。家電量販店の前には、午前0時の開店を前に数百メートルに及ぶ行列ができていた。
一方、アメリカの失業率は高止まり状態、購買力に力強さが戻ってきていない。そこで期待されているのが「中国マネー」だ。高級ブランド店の周辺には、たくさんの買い物袋をさげた中国からの観光客や留学生がいた。国際ショッピングセンター協会の会長は「中国人買い物客はアメリカの消費成長にとって、とても重要です」と話している。
アメリカ旅行協会によると、中国人観光客のアメリカでの利用額は、イギリスなどからの観光客に比べて高く、その額は、イギリス人の3001ドルに対して、2倍以上となる6243ドルに上る。また、アメリカを訪れる中国人は、この2年で約2倍に増えるとみられている。
中国のすさまじい購買力は、クリスマス・年末商戦というアメリカの風物詩にまで大きな影響を与え始めている。