まるでスパイ映画のエージェントが使いそうなアタッシュケースに、びっしりのソーラー発電機。これはなにか子供心を擽る様な魅力に包まれている気がします。お値段は少々高いですが、持ち運びが出来て電気を貯めれるところから、幅の広い使用の仕方が出来そうです。
レッツコーポレーションは、ソーラーパネルで発電し、リチウムイオン電池に充電する、キャリングケース形の発電・蓄電装置「ソーラー蓄発くん(ソーラーちくはっくん) Li-2N」を、6月4日に発売する。予約受け付けは5月9日から。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25万円前後。
ソーラーパネルで発電した電気を、リチウムイオン電池に充電する発電・蓄電装置。持ち運びやすいよう、キャリングケース形の本体を採用した点が特徴となる。発電する際にはキャリングケースを開いて、中にあるソーラーパネルを太陽光に当てて発電する。
ソーラーパネルには、電力の変換効果の高い単結晶パネルを採用。多結晶パネルよりも発電効率は約30%高いという。パネルは4面で、合計出力は52W。
リチウムイオン電池の容量は900Whで、出力は100V(50/60Hz)。本体のコンセント口に、使用したい家電の電源プラグを挿し込んで使用する。同社によれば、消費電力100Wの扇風機は約8時間、150Wの液晶テレビは約5時間駆動できるという。定格出力は280Wで、最大出力は350W。
ソーラーパネル以外にも、家庭用電源からも充電できる。深夜の豊富な電力を使用することで、昼間の電力供給量を圧迫せずに充電できるという。また、ソーラーパネルで充電しながら、給電も可能という。このほか、温度上昇を抑えたり、出力オーバー時に保護する安全機能も施されている。
本体サイズは470×360×160mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約12kg。オプション品として、80Wと高出力の追加用ソーラーパネルマットも用意される。