2011年5月13日金曜日

東日本大震災の影響で中国で日本製カメラが大幅値上がり

世界的な視線からカメラを比較しても、やはり日本製品は丈夫で長持ちして品質が良いと高い評価を得ているようです。三月の終わりにあった震災から、日本の各カメラ工場も必死に生産に向けて試行錯誤しているようですが、震災前の生産量を取り戻すことはまだ出来ていないようです。これから大手会社はサマータイムなども導入されることが決定されているため、さらなる追い討ちになりそうな気がします。

2011年5月2日、中国紙・南方日報によると、東日本大震災による工場被災や物流の混乱などで供給が滞り、中国では日本製デジタルカメラの価格が急上昇している。5月1日の労働節(メーデー)前後の大型連休は例年、ソニー、ニコン、キヤノンなど日本製品のバーゲンセールが行われる時期。しかし今年は軒並み値上がり。通常より3割近く上がった機種もみられる。
広州市中心部のパソコン量販店では、日本製デジタル機器が値上がりしている。コンパクト・デジタルカメラは通常に比べ1台当たり200~400元(約2500~5000円)上昇。一眼レフカメラ、レンズの中には同1000元(約1万2500円)前後値上がりした機種もある。これを受けて消費者の多くは購入をためらっている状況だ。5月1日から数日間の状況をみると、日本製カメラは例年のような爆発的売れ行きをみせていない。
レンズを買いに来たという女性は「去年は9000元(約11万2500円)だったキヤノン製レンズが、今日は1万3000元(約16万2500円)まで値上がりしていた。本当に驚いた」と話していた。