2011年5月27日金曜日

ドコモ、消費電力「見える化」 1万円切る低価格、家庭向け商品化

消費が落ち込む日本を「節電」という形で盛り上げていこうという動きが各界に広がっていますが、ドコモが電力を見えるようにするということに注目しました。これによって、普段は見過ごしがちになっている待機電力なども家庭で見直されてくるのかもしれませんね。

NTTドコモは20日、家電製品などの消費電力データを記録してグラフ化したり、省エネの進捗(しんちょく)度合いを確認できる「スマートタップ」を開発、今夏までに商品化する方針を明らかにした。価格などは未定だが、3個程度のセットで1万円を切る水準に設定し、一般家庭への普及を図りたい考えだ。
スマートタップは、家庭にあるコンセントと家電製品のプラグとの間に差し込んで使用する計測専用タイプと、照明機器などに接続して遠隔制御ができるタイプを開発した。家電などの消費電力データをインターネットを通じてドコモのサーバーに蓄積した上で、電気料金の表示や使用傾向の分析、目標に対する進捗状況など必要に応じてグラフ化。パソコンや携帯電話で電力使用状況をチェックできるようにして省エネを支援する。
高価な機器や設置工事の必要がなく、家庭で「電力の見える化」を実現するシステムとして商品化。電力不足が懸念される今夏に備え、拡販を目指す。