2011年5月3日火曜日

三洋、「GOPAN」で小学生向け食育授業を開始

初めてこの調理器具を目にする子供にとっては、ご飯からパンが出来るということ自体が不思議で新鮮な発見ですね。最近はこの食べ物はどうやって出来るとか知らずに成長しているお子さんばかりが増えているので、食の学習に力を入れるということはいいことだと思います。工場見学のツアーとかも企画するといいかもしれません。

三洋電機は、同社のライスブレッドクッカー「GOPAN」を題材とした子供達への食育授業「米パンで学ぼう!お米の教室」を、2011年度より実施すると発表した。
GOPANは、家庭にある米からパンが作れる調理家電。米の新しい食べ方を提案し、日本の農業や食文化について考えるきっかけ作りを目指した製品としている。今回、食育授業を行なうねらいについても、子供達に米パンの美味しさを伝え、米への興味を育んで米の消費拡大を後押しすることや、日本の未来の農業を応援したいということがあるという。
食育授業の内容は、社員が学校に出向き、米の消費動向や、地産池消の大切さ、食料自給率の問題、食を通じた環境問題などをクイズ形式で紹介。さらに、GOPAN開発者の苦労話や、製品に込めた想いなどをビデオで上映。米作りに対する米農家の思いも、インタビュー形式で取り上げる。
授業の最後には、GOPANで作った米パンを全員で試食。見た目、香り、味など、普段食べているパンとの違いを体感できる内容となっている。
同社ではまた、GOPANの食育授業の募集を開始している。募集は、4月27日より5月13日までGOPAN商品ホームページで行なう。対象は小学4年生から6年生。実施地域は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県。オフィスのある東京都台東区上野と、大阪府守口市から片道1時間程度の範囲内の学校が優先されるという。
同社では、これまでにも子供達に対する環境教育として、社員が講師となって小学校で授業をする“出前授業”行なってきた。題材には、繰り返し使える充電池「eneloop(エネループ)」に加え、2010年度からは太陽電池を題材とした授業も用意されている。世界ではこれまでに54,000人を超える子供達が参加しているという。
なお、GOPANはもともと2010年10月に出荷を開始する予定だったが、購入予約が予想を上回り、発売を11月に延期。さらにその後も注文が殺到し、12月1日以降は予約と出荷を見合わせていた。4月27日より注文受付を再開している。