2011年8月16日火曜日

キャンペーン目当てで中古狙いがお得?3DS混迷する戦略の行き先

安くなって3D機能も楽しめるからという簡単なお話ではないところが、企画側の裏をかいて動いていますね。正直立体的に見れなくてもいいよと考えている人は結構多いのかもしれません。

任天堂は11日、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の値下げ販売を始める。従来の2万5000円から1万円安い1万5000円とし、販売をテコ入れする。家電量販店の予約販売の申し込みもあり、値下げ効果による売り上げ増加に期待をかけている。
家電量販店大手のビックカメラは、任天堂が値下げを発表した翌日の先月29日、店頭とインターネットで予約販売を受け付け。担当者は「予想以上に好調に動いている」と話す。上新電機も予約が相次ぎ、「かなりの手応えがある」と話す。
また、量販店の店頭では、値下げする3DSより、先行のDSシリーズが高くなる逆転現象も起きている。「どうせ買うなら安い方にしようという動きが出てくる」(大手家電量販店)と、3DSへの誘導になると期待する。
一方、中古販売が値下げする新品の売れ行きに影響を及ぼす可能性も出ている。
中古書販売チェーン大手のブックオフコーポレーションは先月29日、販売価格を2万円前後から1万3950円に引き下げた。以前の買い取り価格より安く、赤字販売だが、1日の売上台数は値下げ前に比べて4倍に増えた。購入者の目当ては、値下げ前の購入者特典であるゲームソフト20タイトルの無償配信だ。中古品でも10日午後11時59分までに登録すれば対象となる。中古店で眠っていた本体が市場に出回り、ソフト購入のきっかけとなる半面、値下げする新品の需要を食う可能性もある。