2011年8月29日月曜日

機能の違いで節電効果に差はなし

カラッとさせたくて除湿機能を使っても、それほど湿度が変化している感じがしないのはウチのエアコンが古いから?なのでしょうか。あまり長時間使っていると、送風口に付着している水分がしずくになって、ポタポタと垂れてくるのであまり使わないですね。

東日本大震災以降、電力供給が逼迫(ひっぱく)したこともあり、大手家電メーカーには「エアコンの冷房と除湿とどちらが節電になるか」との問い合わせが相次いでいる。大阪管区気象台の予報によれば、18日以降しばらくは湿度の多い日が続く見込みで、除湿機能を活用する家庭も増えそうだが、各メーカーでは「除湿の方が消費電力が少ないとはいいきれない」としている。
三菱電機などによると、除湿機能には主に「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類がある。いずれも室内の空気を吸い込み、エアコン内の熱交換器で冷やして空気中の水分を水に戻し、屋外へ排出する。
ここまでは両方とも同じだが、違いは空気を室内に戻す仕組みにある。普及タイプの弱冷房除湿は吸い込んで冷やした空気をそのまま戻すため、弱めの冷房と効果も消費電力もほぼ同じかやや下回る。
しかし、最近の高性能エアコンの多くに備わる再熱除湿は室温と同程度まで空気を暖めて戻す。その分だけ電力を消費するため、設定条件によっては消費電力が増えるケースがあるという。
エアコンは夏のピーク時には家庭の電力消費の5割を占めるだけに、三菱電機では「使い分けが重要。節電が求められる今は、エアコンが自動的に判断して冷房・除湿を切り替える機能がおすすめです」としている。