流石中国さんは違うなぁと感心してしまいます。日本で同じようなことがあったら大問題になりそうなことをやってしまうところは、思い切りがいいのやら考えが足りないのやらわかりませんね。
検索エンジン中国最大手の「百度」には、航空券詐欺などの偽サイトが多数現れ、ネットユーザーの間では「ちょっと百度で、すぐ騙される」との冗談がささやかれていると、中国中央テレビ局(CCTV)が報じた。京華網など他の中国メディアも報道内容を転載した。
CCTVによると、2011年6月、杭州在住の姚さんは百度の検索で見つけた航空券販売サイトで重慶行きの航空券2枚を予約した。百度の検索で出て来たサイトなら安心だろうと思い、オンラインで支払いを済ませた途端、予約が消え、最後は騙されたことに気づいたのだった。
CCTVの調査では、航空券詐欺サイト以外にも、百度のプロモーションリンクには大量の虚偽情報があった。家電製品のほか、これまでにマスコミを賑わせたことのある医薬品など、一部の検索結果は十分疑わしいものがある。
例えば百度で「治療脂肪肝」というキーワードで検索した結果、プロモーションリンクとして表示される最初の3行の広告中、3番目の「捜物網」というサイトには、健康食品の認可番号や健康食品の広告認可番号、ロゴなどが一切見られなかった。また、国家が禁止している「赤外線透視メガネ」も百度のプロモーションシステムを通じてサイト上で堂々と宣伝されていた。
CCTV記者が、ニセのダイエット商品サイトと営業許可証のコピーを百度の河北営業センターに持ち込んだところ、契約から審査に至るまで何の指摘も調査もなく、まったく存在しない会社が百度のプロモーションリンクに堂々と登場したという。