2011年8月3日水曜日

調剤薬局開設で新顧客を模索 ビックカメラがクオールと提携

電気屋と薬局という一見共通点はないように思えますが、客層を考えるとどちらも家族連れが多いということがあげられます。ちょっと買い物をするついでに薬でも見ていこうか、または新しいテレビでも買う?など、購買力が相互で促進されますね。

家電量販店大手のビックカメラと調剤薬局大手のクオールは26日、ビックカメラ有楽町店(東京都千代田区)3階に、ドラッグコーナー「ビックドラッグ」を8月1日に開設すると発表した。コーナー内にはクオールが運営する調剤薬局を設置、一般用医薬品だけでなく医療用の処方箋による調剤薬も扱う。
家電量販店では、ヤマダ電機などが一部店舗で医薬品を販売しているが、調剤薬局大手との連携は初めて。ビックカメラは高齢者に需要の高い医薬品を扱うことで、新たな顧客層を誘因できるほか、クオールも駅前立地で入店客数の多い家電量販店と連携することで、処方箋の取扱件数の増加を見込む。
ビックドラッグは約100平方メートルの売り場に、約1600の医薬品を含んだ約4000品目をそろえる。健康関連の家電売り場に近い場所にコーナーを設けることで、売り上げの相乗効果を図る。
処方箋を持参し調剤薬を購入すると支払額の1%分、ポイント「Ponta(ポンタ)」が付与される。