2011年8月21日日曜日

ソニー、AC100Vコンセント6口を装備したリチウムイオン蓄電池

ビジネス向けに開発された商品だけあって、1500Wという電力量はとても魅力的だと思います。ただし値段が新車一台を優に買える分とあって、企業に予備で一台というわけにはなかなかいきそうにありません。

ソニーは、業務用のリチウムイオン蓄電池「ESSP-2000」を9月に発売する。価格はオープンプライスで、市場推定価格は200万円。
ソニーエナジーデバイスが開発した蓄電モジュール「IJ1001M」を2台使用し、コントローラーなどを一体化したシステムとなっている。IJ1001Mは、ソニー製のオリビン型リン酸鉄リチウムイオン蓄電池を使用している。
電池の容量は最大2.4kWh。消費電力100WのデスクトップPC1台なら24時間、10台なら2.4時間動作させることができる。
充電はAC100Vで行なう。消費電力は最大1,500Wで、充電時間は約2時間(95%充電、無負荷時)。接続している機器の負荷が大きく、充電時間がかかる場合は、もう1本AC100Vを接続することで充電時間を短縮できる。
出力は1,000VAで、AC100Vコンセントが6口用意される。電源出力の波形は正弦波。出力周波数は設置時に設定できるが、通常は入力と同じ周波数に設定される。
本体サイズは490×750×610mm、重量は約90kg。本体下にはキャスターが装備されており、フロア内程度は移動できる。
販売は、企業向けのBtoB販売を行なう、ソニービジネスソリューション株式会社が担当する。発売は9月で、出荷も9月上旬を目指している。今年度内に300セットの販売を見込んでいる。