うちの嫁が子供を保育園に送迎するときに自転車で上り坂を上らないといけないらしく、いつも愚痴をこぼしています。電動自転車だったら免許なしで乗ることが出来るので、今度購入してあげようかと考えています。このモデルはシートにこだわりがあるようで、子供を乗せるのにピッタリかもしれません。
ヤマハ発動機は、電動アシスト自転車「PAS(パス)」の2011年モデルを報道陣に公開した。2011年モデルでは、フレームデザインやドライブユニットの刷新、バッテリー寿命を大幅に改良した「長生きバッテリー」を搭載しているほか、製品の保証期間を従来より大幅に延長している点が特徴。
電動アシスト自転車は、順調に前年比10%増のペースで需要が拡大しているという。「2011年上半期は、震災後は東北で復興実需があったこともあり、好調な滑り出し」(ヤマハ発動機 SPV事業部マーケティング部 鹿嶋泰広氏)だという。また、主なターゲット層もシニア層から若年層に変化してきたという。「特に好調なのが、子供送迎用の需要が加速している。価格が従来より下がったこともあり、若年層でも使う人が増えている」(鹿嶋泰広氏)。
会場には今月発売されたばかりの幼児2人同乗モデルの電動アシスト自転車「PAS RaffiniL/S」と「PAS リトルモア」も展示されていた。
「PAS リトルモア」は、子供を乗せた時も安定した走行ができるようにタイヤサイズを前輪22インチ、後輪26インチとした。低重心にすることで、ふらつきにくく乗りやすいという。また、サドルとハンドルの間を広く取ることで、チャイルドシート装着時でも乗りやすく、運転しやすい構造とした。本体には、買い物かごにもなるチャイルドシート「スーパーエンジェルシート」が標準装備される。希望小売価格は135,800円。
「PAS Raffini」は、電池容量が8.1AhのRaffini Lと、電池容量4.3AhのRaffini Sの2モデルを展開。子供を乗せる時期が終わっても、乗り続けられるデザイン性の高いモデル。本体にチャイルドシートは付属しないが、取りつけは可能。Raffini Lの希望小売価格は121,800円、Raffini Sは112,800円。
ヤマハでは、リトルモアを購入者にもれなくタカラトミーの「サイクリング リカちゃん」をプレゼントするキャンペーンを6月30日から9月30日まで開催する。タカラトミーが夏ごろから発売する製品で、電池を入れて走らせることもできるほか、前方と後方のチャイルドシートに幼児の人形を入れて遊ぶこともできる。なお、幼児の人形は別売り。
会場では、試乗会も行なわれた。記者は前方と後方にチャイルドシートを装着したPAS リトルモアに試乗。前方のチャイルドシートには、子供の人形が乗っており、本体を支えるだけでも一苦労。チャイルドシートに慣れていないため、乗るのにやや苦労したが、走り出すとアシスト力のお陰で、ほとんど力を使わなくてもぐんぐん進んでいく。強力なアシストがあるおかげで、坂道でも平坦な道と同じように運転できる。
チャイルドシートを装着した自転車に乗ったのは今回が初めてだったが、電動アシストがない状態での運転はちょっと考えられない程、重かった。子供の送迎用に購入する人が多いというのも納得できた。