手軽にウォーターベッドみたいな感覚を味わえるということだけでなく、冬場も水を温めることによって季節を問わずに使用できる点がいいですね。ポンプを動かすということで騒音などが心配されますが、そこら辺もしっかりと考慮されて対策されているみたいです。
ベッドや敷きふとんに使う薄型の敷きパッド。パッド内に水を循環させ、その水温を調節して冷却や温めを行なう点が特徴。パッド内には、医療用カテーテルにも採用されるという高耐久性素材のシリコンチューブを5組内蔵。シリコンチューブ内には約750ccの水が流れている。
チューブ内の水温は、15~48℃まで調節できる。夏場のエアコンや扇風機の風が苦手な人や、冬の暖房器具による乾燥が気になる人でも、安心して使えるという。また、水を循環させる内部ファンは“静音設計”といい、睡眠を妨げないとしている。
運転モードでは、自分で設定温度を選択できるマニュアルモードと、自動的に睡眠に適した水温に調節する「自動設定機能」が用意される。自動設定機能では、使用開始時に15℃や48℃など極端な温度に設定しても、約1時間後には適温の31℃(冷却時。温め時は36℃)に調整されるため、睡眠に安全な温度が一晩中保たれるという。また、最大12時間の電源オン・オフのタイマーも搭載する。
手入れ面では、パッドの素材に吸湿速乾性と保温性に優れたメッシュ生地を採用しており、パッドは水洗いが可能。
水は、約1カ月に1回交換する必要がある。本体と本体の操作を行なうコントロールユニットを繋ぐチューブの部分には、逆止弁を採用しており、水の交換時の水漏れを防ぐという。
消費電力は、夏場の冷却が100W、冬場の温めが33W。同社では、エアコン使用時と比較すると夏場で約1/4、冬場で約1/10の節電効果が見込めるとしている。
本体サイズは970×1,950mm(幅×長さ)。重量はパッドが2.5kg、コントロールユニットが3.5kg。電源はAC100V。