スマートフォンのカバーは、家電量販店やネットショップでも様々な種類が売られていますね。特にアニメのキャラクターものが豊富で、同僚がエヴァンゲリオンのデザインの製品を使っていました。自作で好みに合ったカバーを作る人もいるようですよ。
画面保護用フィルムや予備電源、ケースなどスマートフォン(高機能携帯電話)の関連商品が好調だ。夏商戦で通信会社が端末の品ぞろえを大幅に増やし、従来型の携帯電話から買い替える消費者が増える中、衝撃に弱いといったスマホの弱点を補い、利便性を高める商品を中心に人気を集めている。買い替えはさらに進むとみられ、メーカーは伸び盛りの需要の取り込みに躍起となっている。
東京都新宿区の家電量販店「ビックカメラ新宿西口店」で、売れ筋の筆頭は画面に張る保護用フィルムだ。傷を防ぐ機能だけでなく、光の映り込みを抑えたり、横から見えにくくする機能、指紋がつきにくいタイプなどさまざま。7月前半のフィルムの売り上げは前年同期の1.5倍に増えたという。
2階にあるスマートフォン関連商品コーナーでは、見比べながら念入りに品定めする客の姿が目立つ。「本体を衝撃から守るケースも人気。キャラクターが描かれたものなど種類は豊富で、おしゃれを兼ねて買う人も多い」と担当者は話す。
1台で何役もこなすスマートフォンは、バッテリーの減りが早い。そこに目をつけたパナソニックは6月下旬に携帯機器用の予備電源を4機種増やした。旅先や出張先だけでなく、普段の利用も想定し、2011年度中に17万個と強気の販売計画に対し、売れ行きは計画の2.5倍とハイペース。東日本大震災で予備電源の必要性が認知されたことも需要を後押ししている。
携帯機器が増える中で堅調に売れ、不況と無縁とされてきたヘッドホンは「スマホ特需」の恩恵でさらに勢いづいている。
ソニーが7月10日に発売した2機種は、通話ボタンとマイクを内蔵した小型リモコンをケーブルに付けた。かばんやポケットにスマホを入れたまま通話ができ、着信音が鳴ってから慌てて取り出す必要がなく、スマホを携帯音楽プレーヤーとして使う場合の操作もできる。
昨年から販売していた米アップルの「iPhone(アイフォーン)」向け商品が人気を引っ張り、同社の携帯電話用ヘッドホンは4~6月の売り上げが前年の4.6倍に急増。担当者は「新商品でさらに需要を掘り起こしたい」と意気込む。
調査会社のMM総研は、11年度のスマホ出荷台数が前年度比2.1倍の1820万台になると予測。本格的な商戦はこれからで、関連商品の裾野もさらに広がりそうだ。