2011年7月25日月曜日

簡単に盗めると泥棒の間で評判?エアコンの室外機が盗難される事件が急増

毎夜暑い日々が続いていますね。冷房なしではまともに安眠出来そうにないくらいなのですが、そんな癒しすら妨害してしまう事件が増えているそうです。それは、エアコンの室外機を盗み出して転売するという悪質極まりない商法です。家の中ならカギを閉めれば大抵の問題は防げそうですが、それが外に置きっぱなしになっているものとなると難しくなります。盗難を防ぐ案としては、室外機をチェーンで繋げることがおすすめです。

真夏を思わせる暑さが日本列島を襲うなか、とんでもなく迷惑な泥棒が増えている。夏の必需品であるエアコンの、それも室外機ばかりを盗むというのだ。
6月に愛知県北名古屋市で逮捕された男は、愛知県内で80件もの犯行を繰り返していたという。男を逮捕した、同県の西枇杷島警察署の副署長に聞いた。
「逮捕したのは30歳の男で、昨年11月頃から廃品回収業を始めたがあまり稼げず、室外機を盗むようになったと供述しています。実は最近、エアコンの室外機を狙った犯行が増えています。愛知県内では一昨年が160件、昨年は251件と急増し、今年は5月末ですでに275件も発生していますね」
このままのペースだと、一昨年の倍は確実に超えそうだ。なぜ室外機ばかりが狙われるのだろう?
「窃盗の手口にも特徴があります。犯行時間は昼間が多く、堂々と犯行に及んでいます。廃品回収業者や電器店を装うんです。はたから見るとエアコンの付け替え工事にしか見えない。狙われやすいのは、アパートの空き部屋などに設置された室外機です。外から見てカーテンもなく、人がいないのがわかりやすいため、盗みやすいようです」
屋外に“無防備”に置いてあり、業者を装えば盗みやすいわけだ。気になるのは盗んだ室外機の使い道。ひょっとして、格安エアコンとして転売するのか?
「いえ、室外機には銅を使った部品があって、それを産業廃棄物処理業者に持っていくといくらかで引き取ってくれるようです。」鉄くずだと1キロ当たり 30円ほどらしいですが、それに比べて銅は割がいいようです。逮捕した男も、『室外機は1台3千円で引き取ってくれる』と供述しているそうです。